2019年9月にiPad専用のOSとしてリリースされたiPadOS。従来のiOSと見た目があまり変わらないので、iOSと何が違うのか、どのような特徴があるのか、わからず使っている人も多いかもしれません。今回は最新のiPadOSやその特徴、アップデート方法などについて紹介していきます。
【参考】iPadOS(Apple)
最新のバージョンはiPadOS 14.1!
2019年にリリースされたiPadOSのバージョンは13。1年後の2020年9月にはiPadOS 14がリリースされました。2020年10月時点の最新バージョンは14.1です。
【参考】今秋リリース予定の「iPadOS 14」に搭載される、手書きメモを自動でテキスト変換する注目の機能Scribbleとは?
すぐに最新のiPadOSにバージョンアップするべき?
OSはなるべく新しいものにバージョンアップしておきましょう。機能も新しくなっている上に、バグ(ソフトウェアの誤作動)も解決されているからです。
ただしその前に、自分のiPadに最新OSが入れられるかを確認する必要があります。
iPadOS 14には対応機種がある!?
最新のOSは、全てのiPadシリーズにインストールできるわけではありません。古い機種は、ハードウェアの都合などにより非対応な場合もあります。まずは自分のiPadが、iPadOS 14に対応しているかを確認しましょう。iPadOS 14にアップデート可能なモデルは以下の通り。
■iPad Pro 12.9インチ (第1世代~第4世代)
■iPad Pro 11インチ (第1世代・第2世代)、iPad Pro 10.5インチ、iPad Pro 9.7インチ
■iPad(第5~8世代)
■iPad mini (第5世代)、iPad mini 4
■iPad Air(第3世代・第4世代)、iPad Air 2
iPadOS 14ベータ版も提供された「Apple Beta Software Program」
ベータ版とは、正式にリリースされる前のソフトウェアのこと。通常は開発者やソフトウェアのテスター(評価者)に配布され、実用上問題がないかテストのために用いられます。
Apple Beta Software Programにはパブリックベータ版というものがあり、登録すれば一般のユーザーでも使えます。iPadOS 14のベータ版もここで提供されました。
なお、商用ではないベータ版では、エラーや不具合が生じる可能性も。インストールは自己責任となるので気を付けてください。
【参考】Apple Beta Software Program(Apple)
iPadOSの使い方はiOSと違うの?
iPadOSとiOSの基本的な操作はほとんど同じです。iPhoneとiPadを交互に使っても違和感はありません。
ではiPadOSとiOSの違いは?
操作性や見た目が似ているiPadOSとiOSですが、iPadOSはiPad専用、iOSはiPhoneやiPod touchに向けて作られていることが大きな違いです。
そして、iPadOSにはホーム画面にウィジェットを追加できる機能があります。
iPadの画面を分割して別々のアプリを使い分けるSplit Viewという機能も。
また、iPadをMacのセカンドディスプレイとして使えるSidecarなど、iPadの大画面を活かす機能が充実しているのが特徴です。
新しいiPadOSのインストール方法って!?
iPadOS(もしくはiOS)は、iPadにインストールされた状態で出荷されています。つまりiPadOSは、新規にインストールするものではなく、更新ファイル(アップデート用のファイル)でアップデートしていくものです。
iPadOSのアップデート方法は?
「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進み、OSのアップデートが表示されたら「ダウンロードとインストール」をタップします。
更新ファイルのダウンロードが完了すると確認画面が表示されるので、「今すぐインストール」をタップすればアップデートが始まります。
iPadOSのアップデート時間はどれくらい?
アップデートにかかる時間は、インストールされる更新ファイルのデータ量によって変わります。特に13から14など、大幅な更新があるメジャーアップデートは時間がかかりがち。時間に余裕がある時にアップデートを実行しましょう。
iPadOSのアップデートが異常に遅い!? 考えられる原因とは
アップデートに時間がかかる時、考えられる一番の原因は、iPadを繋いでいるネットワークです。
安定したネットワークに切り替えるなどして、再度試してみましょう。
iPadOSのアップデートはネットワークが遅いと時間がかかる
アップデートの更新ファイルは、ネットワークを経由してダウンロードする必要があります。更新ファイルがiPad内に揃わなければアップデートは行われません。更新ファイルを速くダウンロードするには、通信速度の速いネットワークが必要なのです。
iPadOSをアップデートできない!? 原因は何?
iPadOSのアップデートができない時、最初に確認してほしいのは、iPadのストレージ容量(残量)です。先述のようにアップデートを実行するためには、更新ファイルを全てダウンロードしなければいけません。必要な容量がストレージに残っていなければ、アップデートはできません。容量が足りない場合には、無駄な写真や使っていないアプリ、データを削除するなどしてストレージ容量を確保しましょう。
ストレージの容量は「設定」→「一般」→「iPadストレージ」から確認できます。ストレージに問題がなければ、iPadを再起動してもう一度アップデートを実行してみましょう。
2020年最新版! iPadおすすめアプリは?
最後に、iPadでおすすめのアプリをいくつか紹介します。
ビジネスで使えるiPadのおすすめアプリは「Zoom」
コロナ禍でテレワークや外出自粛が求められた2020年、ビジネスでもプライベートでも活躍したアプリは「Zoom」でしょう。
基本的な機能は無料で使えるので、カメラやマイクがあらかじめ装備されたiPadやiPhoneでは一番のおすすめアプリです。
【参考】Zoom
最近よく聞くテレワークに便利なWeb会議ツール「Zoom」とは?
おすすめアプリが多数! iPadでゲームをするなら純正サブスクサービス「Apple Arcade」を利用しよう
ゲームが好きな人なら、Apple純正のゲーム・サブスクリプションサービス「Apple Arcade」がおすすめ。
世界の著名クリエイターやメーカーの開発したゲームタイトルが100以上も独占公開されていて、月額600円で幅広いゲームが遊び放題。アクセスは無制限で、広告もないため、快適に楽しめます。
iPadOSやiOSは、今後も新しい機能がどんどん追加されていくはず。次々と新機能が加わるOSの操作に戸惑わないように、アップデートはこまめに行っていきましょう。
※データは2020年11月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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文/ねこリセット