オープンハウス・ディベロップメントに勤務する小林愛香さんは、地盤の改良工事や発注者への引き渡しといった戸建て注文住宅の施工管理を担当する。
「もともとモノ作りが好きで、今は設計職に就くために施工管理職を経験中。お客様とのやり取りが多い仕事で、一瞬一瞬にやりがいを感じます。完成した住まいをお客様へ引き渡した際に『一緒に記念写真を撮ろう!』と誘われた時はうれしかったです」
小林愛香さん/1995年生まれ、東京都出身。二級建築士。日本大学理工学部建築学科卒業後、同社入社。現在は建設部に在籍し、埼玉エリアを担当している。
現地調査や工程表の作成、職人の手配など業務は多岐にわたる。常時10数棟の施工管理を受け持ち、毎日現場へと足を運ぶ。基礎、木工、外壁など、工程についてそれぞれの専門職人と相談することも多く、1日100件以上通話することもあるそう。
多忙な日々を送りながらも、発注者へ毎週欠かさずに写真付きメールを送信。工事の進捗状況を報告しているという。
「自分がお客様だったら、うれしいだろうなって思うんです。入社3年目の今年は、複数人の現場監督を仕切るマネージャーの仕事も学んでいます。家庭を持ってもこの仕事を続けられる、そんなパワフルな女性になりたい!」
Q.仕事をする上で欠かせない道具や習慣がありましたら教えてください。
よく電話がかかってくるのでハンズフリーのイヤホンマイクと、設計図通りに進んでいるか確認するためのメジャーは必需品。水平器付きのスケール、差し金、ハンマー、ドライバー、接着剤などもよく使います。フェルトペンとマスキングテープは、職人さんたちへの指示を建材に貼るために常備しています。
Q.休日はどう過ごしていますか?
朝が早いので、まずは睡眠。あとは漫画喫茶で好きな少年漫画を読んだり、好物のインドカレーを食べに行ったりしています。チーズナンが大好き!
Q.今、ハマっていることを教えてください。
キャンプです。仕事と隔絶された自然の中にいると心地良いんですよね。少しずつグッズを集めていて、この間は寝袋を手に入れました。女子だけでキャンプに行くと、建築現場監督だからか、テントの設営やバーベキュー台の設置、火起こしなどを担当させられることが多くて(笑)。「なんで!?」っていつも思いながら、結局やっちゃいます。
Q.好きな本や漫画、映画を教えてください。
「キングダム」「銀魂」「ジョジョの奇妙な冒険」などジャンプ系の作品が大好き。子供の頃から少年漫画ばかりよく読んでいました。主人公の頑張る姿がアツいんですよね。
Q.好きな男性のタイプを芸能人で例えると?
窪塚洋介さんや成田凌さん。2人が出演している映画やドラマなど、過去の作品も遡って観ました。どこか危険な色気があって、惹かれます。ヒゲが似合う人も好きですね。
Q.犬派? 猫派?
猫派です。散歩に連れて行かなくていいので生活スタイルに合うかなって。短足のマンチカンがかわいい!
Q.これは職業病だなと感じる行為や癖はありますか?
家具でも洋服でも、サイズの話をする時にセンチメートルではなく、ミリメートルに換算して考えてしまうこと。建築はミリメートルが基準なので、習慣になっています。
Q.やってみたいこと、行きたい場所、欲しいモノはありますか?
今は引っ越しです。いつか自分の家もこだわって建ててみたい。デコラティブなアンティークが好きなので、タオルリングやペーパーホルダーもかわいいデザインで揃えたいですね。装飾品を固定するためのビスが効くように壁に下地をしっかり入れて、玄関のタイルは汚れや水に強いものを選んで……なんて考えていくとキリがないかも(笑)。
取材・文/佐藤太志 撮影/西村智晴 ヘアメイク/佐藤美香