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「かまちょ」ってどんな人を指す言葉?覚えておきたい男女別の特徴と心理背景

2024.02.13

「○○さん、かまちょ」と誰かに声をかけられたら、どのようなことを意味しているのか分かりますか?分からない人は、言葉の意味を知ることから始めましょう。かまちょの意味やどのような人がそう呼ばれるのか、どう対処すべきなのかなどを紹介します。

そもそもかまちょの意味とは?

『かまちょ』は、主に若い世代で使われる言葉です。自分自身を指して言うこともありますが、通常は周囲にいる特定の誰かに対し使うことが多いでしょう。ただしあまり良い意味ではないため、他人に対して言うときは注意が必要です。

『かまちょ』が今一つピンとこない人のために、まずは言葉の意味や始まりについて解説します。

かまってほしがりな人を指す

「かまってちょうだい」を略した言葉が『かまちょ』です。自分で「かまちょ」を使う場合は、周囲に「一人でいたくない」「誰かと一緒にいたい」などとアピールしていることになります。誰かと一緒に遊びたいときなどに使われることが多いでしょう。

一方、「あの人はかまちょだ」などと他人に対して言うときは、いわゆる『かまってちゃん』と同義です。他人から注目されたがったり、一人は寂しいなどと口にしがちな人に対して使います。

他人をかまちょと言うときは「人懐こくてかわいらしい」という意味で使われることもありますが、どちらかというとネガティブな響きの言葉かもしれません。

『かまってほしいときのアピール力がすごい』『自分はすごいというアピールが多過ぎる』などの意味で使われることがほとんどです。

2012年ごろからはやりだした言葉

『かまちょ』という言葉がはやりだしたのは、2012年ごろだと言われています。学生を中心とする若い世代がSNSなどで多用するようになり、若者特有のネットスラングとして定着しました。

現在でもTwitter・LINEなどのSNSを中心に、男女問わずかまってほしい気持ちを表すためにこの言葉を使う人は少なくありません。「誰かかまちょ」「暇だからかまちょ」のように使われています。

言葉の認知度の高さから、『かまちょ』の言葉を使ったマッチングアプリも登場しているほどです。

かまちょになってしまう人の心理

「誰かにかまってほしい」という欲求が強過ぎるのが、『かまちょな人』です。

なぜそれほどまでに、誰かにかまわれたいと思ってしまうのでしょうか。その心理について考えてみましょう。

「かまってちゃん」の特徴は?覚えておきたい性格と上手な付き合い方

自分に自信がない

自分に自信のない人は、自分の判断にも自信が持てません。結果、判断の基準を自分ではなく他人に任せてしまいます。また、他人に認められることが重要だと思っているため、何につけても他人の反応が気になってしまいます。

誰かから「すごい」と認めてもらえれば、足りない自信を補えると考えます。かまちょな人は自分を強く主張することで自信をつけようとしているのかもしれません。

承認欲求が強い

人間誰しも、「人に認められたい」「褒められたい」という気持ちは持っています。

しかし、かまちょと呼ばれるほどの人は承認欲求が特に強く、自分が注目されていないと気が済みません。例えば、SNSの「いいね」をやたらと気にする人は『かまちょの傾向が強い』といえるでしょう。

また、かまちょな人ほど、話を大げさに盛ったりでっち上げたりする傾向があります。これは、インパクトのある話で周囲の気を引き、自分を見てもらおうとするためです。

かまちょになりやすい人は、常に自分が1番でないと我慢できません。そのため、他の人が話題の中心になると、あからさまに不機嫌になってしまうことがあります。

愛情不足が原因のことも

かまちょな人が持つ「誰かに認められたい」「人の中心にいたい」という強い欲求は、過去の愛情不足に起因するケースがあります。

親の愛情が必要な幼少期に、十分な愛情を受けられなかったり、満たされた時間を過ごせなかったりした人は、大人になっても自分に自信が持てないタイプが多いです。「自分なんて好かれるはずがない」「自分には何の価値もない」などと感じているため、自分を肯定的に見ることができません。

このような人にとっては、自分の考えよりも「他人がどう思うか」の方が重要です。他人の意見や意向を気にすることが増え、かまちょな人と言われるようになってしまいます。

かまってちゃん?かまちょな女性の特徴

かまちょな女性には、共通した特徴があるといわれます。それが何なのかは、女性のSNSでの振る舞い方や使い方、普段の会話の様子を見ると分かりやすいでしょう。

かまちょな女性にありがちな特徴を紹介します。

SNSをよく使う

離れていても常に誰かとつながっていられるのが、SNSやLINEの魅力です。かまちょな女性はこうしたツールへの依存度が高く、頻繁なやりとりを好みます。

例えば次のような行動は、かまちょな女性にありがちな行動です。

  • LINEの返信がない場合は何度もメッセージを送る
  • スタンプを連打する
  • やたらと自撮りを送ってくる
  • タイムラインに投稿する
  • アイコンやプロフィール画像を頻繁に変更する

いずれも頻度が少ないなら、問題はありません。

しかし、メッセージやアイコンがあまりに大げさだったり奇抜なものだったりする場合は要注意です。「とにかく周囲から注目されたい」というあからさまな欲求がみてとれます。

会話中の自分語りが多い

かまちょな女性は、何ごとも『自分が中心』でなければ気が済みません。

これは、誰かと会話しているときでも同じです。常に自分が主導権を握っていたいと思うため、他人が会話の中心にいるのが許せません。どのような話であっても、結局は自分の話に持っていく傾向があります。

また、「かまちょ」と周囲から言われるような人は、他人の話に興味を示すことはまれです。大切なのは自分の話を聞いてもらうことなので、常に「どうやって自分の話につなげようか」と考えています。

基本的にネガティブ思考

ネガティブな発言で周囲の関心を集めようとする女性も、誰かにかまってほしい気持ちが大き過ぎるのかもしれません。

自分に自信が持てない女性は、基本的な考え方もネガティブです。物ごとの良い面を見ないため、悲観的な発言や自虐発言が多くなります。何かにつけて「私には無理」「私なんかダメだ」などと口走るため、一緒にいるとネガティブな気分になってしまうかもしれません。

かまちょな人がやたらと悲観的な発言を繰り返すのは、その方が『周囲の注目を集めやすいため』と考えられます。ネガティブな発言をすれば、「そんなことないよ」「大丈夫だよ」と言ってくれる人がいるからです。かまちょな人は、そのような慰めの言葉を期待して、ネガティブ発言を繰り返すことがあります。

女性だけじゃない!かまちょな男性の特徴

かまちょといわれるのは、女性だけに限りません。かまちょに該当する人は、男性の中にも意外と多くいるものです。

かまちょな男性にありがちな特徴とは、どのようなものなのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

メンタルが弱い

男性のかまちょな人は、「自分を見てほしい」という気持ちが強い割に、精神的に弱い印象です。人にかまってほしいとアピールしつつも、断られたり厳しくされたりするとすぐに傷ついてしまいます。

このようなタイプの男性がやたらと自分アピールをするのは、自信のなさやコンプレックスの裏返しなのかもしれません。自分はすごいと虚勢を張ることで、プライドを支えているのです。

しかし、本当は自己肯定感が低く、自分に自信がありません。相手から少し反論されただけで「自分を否定された」と傷つき、怒りだしてしまうこともあります。

言い訳が多い

自分の非を素直に認めないのも、かまちょになりやすい男性の特徴の一つです。

明らかに自分が悪い場合でも、「でも」「だって」と自分の間違いを認めません。これも結局は、自分への自信のなさが原因といえます。

自分に自信のある人は、非を認めたり謝ったりすることに抵抗がありません。『謝ること=弱い自分を認めること』などとは考えないためです。

しかし、かまちょな人は「非を認めるのは弱い自分を認めることだ」と考えてしまいます。「自分に非があるという事実を受け止めきれない」「嫌われたくない」という心理が働いて、何かにつけて言い訳してしまいます。

「口だけの人」に共通する特徴と見分け方

見栄を張るor不幸自慢

周囲にやたらと何でも自慢する男性、あるいは不幸自慢ばかりしている男性はいませんか?このようなタイプも、かまちょといえます。

見栄を張って話を盛るのは、周囲から「すごいね」と褒められたいためです。一方、不幸自慢をしてかわいそうな自分をアピールするのは、周囲からの同情や労りの言葉を期待しているためでしょう。

いずれのタイプにせよ、『周囲から注目されたい』という点では共通しています。

かまちょな男性の語ることは、話半分に聞くのがベターです。かまってほしい気持ちが強い人ほど、話を盛ったり作ったりすることに抵抗を感じません。

うそをつくことに慣れているので、罪悪感も覚えなくなっているのです。

不幸自慢をしてくる人の心理状態と上手な距離の置き方

意外と知らない「話半分」の意味と正しい使い方

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