■連載/カーツさとうの週刊★秘境酒場開拓団
オヤジナリティー ★★★
家計貢献度 ★★★
エルドラ度 ★★
コロナ対策度 ★★★
この連載の2回くらい前の回で、蒲田の台湾料理屋の話を書いたでしょ?
そういえばその時オレ、蒲田の『バーボンロード』のことを『バーボンストリート』って間違えて書いとりました。自分でなんとなく「間違ったかも?」と、さっき気付いて、今調べたら、そう書いてまして、本当にすみません。『バーボンストリート』ってのは、蒲田の『バーボンロード』命名の多分ネタ元であるアメリカのニューオリンズの有名な通りだったわ。
で、その原稿の最後に、その店があまりに良かったんで「この原稿書き終わったらまた行く!」って書いた通り行った来たのね。一人だと色々喰えないと思って、蒲田在住の友人のAさんも誘って。
もちろん再訪した台湾料理屋はすごくよかったんだけど、その店行く前に軽く一杯(つうか数杯)ひっかけた店がこれまたよかったんですよ!!
「台湾料理屋が今日の本命だけど、その前に軽く調子を上げときましょうよ」
的なよくある話がAさんとの間で持ち上がって行ったワケね。当然のように地元のAさんに「軽く呑むのにいい店ないか?」聞くと「それならイイ立ち呑みがある!」って話になって、それどころか、
「蒲田の西口って安い呑み屋は一杯あるけど、安い魚系だったらここがイイ」
っていうワケ。台湾料理屋はきっと内臓肉とか出てくるから、魚系いいじゃ~ん!! って行ったのが、蒲田西口サンロード沿いの『N(仮名)』って店。
なんとなくNHK教育の幼児番組に出てくるキャラクターみたいなキュート系の店名でして、外観もこぎれい。オレ一人だったら絶対に「たいした店じゃなさそう…」って勝手に判断しちゃって入らないタイプの店なんだけど、やっぱり地元の人の情報は正確ですよ。しつこいようだけど本当によかったもん。
入店してすぐいいなァ~って思ったのは『安くて気の利いた選べるお通し』があるってとこ。
いや。立ち呑みでお通しがあるっていうのは、本来だったら「ちょっと違うんじゃ…」って思うんだけど、よ~く考えて見ると、お通しなくても“料理を一品は頼んでください”って店がほとんどじゃない? そう考える、もしそのお通しの料金が、他の料理よりも安くて、そのお通しだけで他に料理を頼まなくても呑めるっていうシステムならば、サクッと2杯くらい呑むには、むしろありがたい話なんだよね。
そしてこの店のお通しは200円!! これなら有りっすよ! おまけにそのお通しの料理が数品の中から選べる。つまり簡単にいえば“一品は料理を頼んでください。その一品は200円で数種類用意してあります”ってことですよ。ね? 素晴らしいでしょ。
そしてその選べるお通しラインナップが見事!