ところで愛煙家のみな様。最近、至極の一服はどこで行なっていますか? 公共の場所ではほぼ全面禁煙、最近では屋外でも喫煙できるスペースは限られていて、実に肩身の狭い思いをしているのでは?
そこで今、注目を集めているのが電子たばこである。日本では昨年、フィリップモリスジャパンから『iQOS』(アイコス)が限定発売され、今年3月からはJT(日本たばこ産業)より『Ploom TECH』(プルーム・テック)も登場。どちらも品薄になり、供給が追いつかないほどの超人気を博しているのだ。
実は私自身、2016年を迎えて約30年嗜んできた紙巻きたばこから決別。電子たばこのみに移行し、いわゆる「ベイパー」に変身! そんな愛用者の目線から、このふたつの電子たばこを徹底的に比較してみた。
■たばこベイパーとは?
ちなみに「ベイパー」という聞き慣れない言葉。ここに紹介する、2種類の電子たばこで楽しむ「たばこベイパー」から付けられたもので、いわば従来の紙巻きたばこを吸う人の総称「スモーカー」の対義語に近い言葉として使われ出しているのだ。
実は海外で流通しているニコチン入りリキッドを使用する電子たばこは、厚生労働省の認可が必要など日本での発売はなかなか難しかった。しかし、紙巻きたばこがたばこ葉を燃やしたニコチンを含む煙を吸うのに対して、たばこベイパーはたばこ葉を蒸してニコチンを含む“水蒸気”を発生。税法上や法律上では一般的なたばこと同じ扱いとなり、一般販売を可能にしているのだ。
■紙巻き感覚の吸い口が魅力の『アイコス』
『マールボロ』や『ラーク』など世界トップクラスのたばこブランドを有する、フィリップモリス社から昨春発売された電子たばこ『アイコス』は、紙巻きたばこと電子たばこ双方のメリットを両立した画期的な加熱式電子たばこだ。たばこ葉を蒸してニコチンを含む蒸気を発生させる“たばこベイパー”スタイルで、充電式ホルダーとケース兼用のポケットチャージャー、そして「ヒートスティック」と呼ばれる、専用たばこで構成される。
ホルダーとポケットチャージャー、充電用USBケーブルとACアダプタをセットにした価格は定価で9980円(税込)だが、専用サイトからの会員登録や専用アプリのインストールなどにより、4600円相当お得になるキャンペーンを実施中。購入時にはぜひ利用したい。
また専用タバコの『マールボロ ヒートスティック』(20本入り/各460円・税込)は現在、バランスドレギュラー/レギュラー/ミント/メンソールの4種類をラインアップ。今後、他のたばこブランドが参画するなどで、バリエーションが増えることが予想される。