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全部欲しいかも!超コンパクト高圧洗浄機、高性能スチームクリーナー、窓用バキュームクリーナー、ケルヒャーの新製品3選

2020.10.03

ケルヒャーといえば、黄色いボディが目を惹く高圧洗浄機などが人気の清掃機器メーカー。日本メーカーの製品よりも本体が大きく重かったり、駆動音が大きい製品もあるが、その分パワーは折り紙付き。この「パワーに惚れ込んだ!」とケルヒャーのファンになるユーザーも多い。

そんなケルヒャーが9月30日に窓用バキュームクリーナーの新製品「WV 1 LR」と「WV 1 プレミアム LR」を発表した。9月10日に発表した高圧洗浄機 「K MINI」、9月17日発表のスチームクリーナー「SC 3」シリーズと並び、すべて10月1日に発売予定だ。そこで、ここでは10月1日発売の製品それぞれの特徴や新機能について詳しく解説する。

むちゃくちゃ小さくなったぞ! 高圧洗浄機K MINI

今回の3種類の新製品で一番注目を集めたのは、高圧洗浄機の新モデル「K MINI」だ。K MINIは日本市場のために特別に開発されたモデルで、最大の注目ポイントはそのコンパクトさ。本体サイズはケルヒャー高圧洗浄機史上もっとも小さい幅223×奥行280×高さ295mmで、同社の人気製品「K2 サイレント」と比較すると約半分のサイズ。

重量も3.93kgと同社製品としてはかなり軽いモデル。しかも、本体サイズは小型化したものの、内部構造を見直すことで1時間あたりの最大吐出水量は330Lとなった。これは同社の「K2 クラシック」と同程度のパワーで、コンパクトだからといってパワーを犠牲にしていないのは注目したいところ。

このほか、アクセサリーや収納構造を改良することで、すべての付属品を本体とともに収納・移動できるようになるなど、使い勝手も向上した。

もうひとつの特徴がデザイン。ケルヒャーの高圧洗浄機といえば、従来まで工業製品のような質実剛健なデザインが多かった。K MINIはシンプルながら丸みのある本体形状で親しみやすいデザインを採用。同社は新しいデザインを「屋外清掃機器でありながらインテリアに馴染む親しみやすいデザイン」だと表明している。

ちなみに、K MINIは@DIMEでも試用レビューを掲載しているので、気になる読者はぜひチェックしてほしい。

★製品情報

・直販価格:1万9800円(税抜)
・本体サイズ:幅223×奥行280×高さ295mm
・本体質量(アクセサリーを除く):3.93kg

立ち上がりが早くなった! スチームクリーナー

次に説明するのが、9月17日に発表された家庭用スチームクリーナー「SC3 EasyFix」と「SC3 EasyFix プレミアム」。スチームクリーナーとは、高温の蒸気で油脂汚れの除去や除菌などを行う家電のこと。SC3シリーズは本体がキャニスター式でパワーが強く安定したスチームを吐出可能。しかもタンク容量も1Lと大きいので、水の補給なしに長時間掃除に対応する。

ケルヒャーには今回発表したSC3のほかにもタンク容量1Lのキャニスター式のスチームクリーナー「SC2 EasyFix」がラインナップされているが、この製品とSC3の最大の違いは過熱方式。SC2はタンク内の水をすべて一度に過熱沸騰させるボイラー式だが、SC3はフローヒーター式を採用した。

フローヒーターとは水管を通る水を過熱して熱湯を作り出す方式のこと。管を通った水が熱湯になるので、従来の「まずタンク内の水をすべて沸騰させる」ボイラー式よりも立ち上がりが早いのが特徴だ。同じタンク容量1LのSC2は掃除をスタートさせるまでに立ち上がりに約360秒かかるが、新製品は約30秒で掃除開始できる。

加熱方式が変わることでパワーの低下を心配するユーザーもいるが、ケルヒャーによると第三者機関のテスト結果はボイラー式と同じ。バクテリアは99.9%除菌、ウイルスなら99.999%除去できたという。

フローヒーター式のもうひとつのメリットが掃除時間。ボイラー式は掃除途中に水をつぎ足すことができないため、一度に掃除できる時間が決まっていた。一方、フローヒーター式は掃除途中でも水を継ぎ足せる。このため、安心して広い範囲の掃除が可能だ。

ちなみに、SC3 EasyFixとSC3 EasyFix プレミアムの違いは標準付属するアクセサリーの数。プレミアムモデルは標準モデルにはないスポットノズルを付属。また、標準付属するクロスの数も多い。

★製品情報

SC3 EasyFix
・直販価格:2万9480円(税抜)
SC3 EasyFix プレミアム
・直販価格:3万2780円(税抜)

両製品共通
・本体サイズ:幅236×奥行き360×高さ253mm
・本体質量(アクセサリーを除く):3.1kg
・ボイラータンク容量:1L
・最大スチーム吐出圧力:0.35MPa

使い勝手が良くなった、窓用バキュームクリーナー

最後は9月30日に発表された窓用バキュームクリーナー「WV 1 プラス LR」と「WV 1 プレミアム LR」。窓用バキュームクリーナーとは、窓についた結露などの水滴を除去できる家電。本体のほかにワイプパッドが装着できるスプレーボトルが付属しており、窓を掃除したい場合はスプレーボトルで洗剤を吹き付けてワイプパッドで汚れを剥がす。最後に、汚れが混じった洗剤液を窓用バキュームクリーナーで吸い取れば窓掃除は終了だ。

じつはこの新製品、既発売のWV 1 プラスやWV 1 プレミアムとほぼ同じ。ただし、新製品はバキュームクリーナーの本体連続稼働時間が20分から25分に伸びている。

もうひとつ改良されたのが、付属するスプレーボトル。従来まではスプレーボトルに挟み込むようにしてワイプパッドを装着する必要があったが、これが面テープ式になりワンタッチで脱着できるようになった。また、ボトル形状も末広がりの安定しやすい形になり倒れにくくなった。

WV 1 プラス LRとWV 1 プレミアム LRの違いは標準付属するアクセサリーの数。プレミアムモデルは洗剤の数が多く、さらにワイプパッドの予備も付属する。

★製品情報

WV 1 プラス LR
・直販価格:6980円(税抜)

WV 1 プレミアム LR
・直販価格:8980円(税抜)

関連情報:https://www.kaercher.com/jp/

取材・文/倉本 春

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