小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「PayPayでマイナポイント獲得」は簡単なのに「ビックカメラでLINE Payで支払って5%OFF」に苦労した話

2020.10.02

 9月25日、菅首相が「22年度末にはほぼ全国民に行き渡ることを目ざす」と表明したマイナンバーカード。だが世間では取得手続きが難しく面倒という悪評が高く、高齢者とされる65歳も近づいてきた僕が取得するには敷居が高すぎる。ましてやマイナポイント最大5000円相当をもらうなど、恐れ多くて考えもしなかった。ところがある後輩との会食の際に、近々パスポートを更新するという話をすると、「パスポート申請用の写真はマイナンバーカード申請用と同じだから、ついでにマイナンバーカードも取得するといい。意外に簡単ですよ」とアドバイスされた。

“意外に簡単”とは半信半疑ながら、これをきっかけにマイナンバーカード(以下、入力があまりにも面倒なのでMNCと略す)申請法を説明するサイトを見ると、後輩の言う通り“意外に簡単”な気がした。ではとネット申請を試みるや、拍子抜けするほどスムーズに進み、その3週間後には区役所に出向いて、晴れてMNCを手にすることができた。

17時30分に20000円チャージするや、ほぼ同時に5000円付与。

 こうなったらマイナポイント(以下、MNP)もと、その手のサイトで学習しPayPayポイントでもらうことにした。原則どの〇〇ペイでも、20000円までのチャージまたは使用に対してその25%、よって最大5000円分のMNPが付与されるようだ。僕のPayPayは、都銀の口座とヤフオクの売上からチャージできる。さほどPayPayを利用するわけではないので、都銀からのチャージは避けたい。一方、終活(早すぎる?)で不用品をヤフオクで売っているので、その売上金が少なからずある。そこでヤフオク売上金から20000円をチャージするや即座に5000が円付与され、この手続きも驚くほど簡単だった。MNC&MNPに対して、世間はかなり誤解しているようだと、声を大にして訴えたい。

 さて話は一転するが、僕はBOSEのノイズキャンセリングホンを代々使ってきて、その使用記第1弾第2弾を@DIMEに書いた。その第2弾に発売されたら買うかもしれないと記した最新機「QuietComfort Earbuds」がついに登場し予約購入した。なにゆえに買い、どれほどの性能かは、発売日の10月15日以降、実際に使って記事にするつもりだが、とにかく買ってしまった。

午前中に届いたメールには3−4週間待ち、とあったらしい。

 予約開始日の9月24日木曜日16時58分、BOSEから届いたメールに“大変ご好評につき、現在予想を上回る注文をいただいております。製品お届までに8−10週間ほどお時間を頂戴しております”とあり焦った。僕は発売時にBOSE製品を買ったことはない。Apple級とは、全くの想定外だった。

 そもそもは発売日翌日の25日、ビックカメラのリアル店で予約するつもりでいた。というのも、定年時の送別会でいただいたJCBのギフトカードを使用したいからだ。リタイヤして約3年、いくつか電化製品を買ったが、いずれも〇〇ペイでお得になる時期でJCBギフトは使わずじまい。昨年の旅行商品購入時に使おうとするもJTBでは利用できず、机の引き出しに眠ったままだった。

この3月、ビックカメラサイトで「AirPods Pro」を見た際は、具体的な納期が表示されていたので、予約受付中なら発売日に手に入るのではと、希望的観測を抱く。

 BOSE公式サイトでは8−10週間待ち、ではビックカメラのオンラインサイトではどうかと見ると、予約受付中とあるだけで納期への言及はない。ならば発売日当日に手に入るかもしれない、という虫のいい観測も可能だ。さらに1650ポイント付与も嬉しい。納期はともあれ、明日、リアル店で予約すればいいと思った(JCBギフトだとクレジットカードと同じ扱いとなり、付与ポイントは減るのかもしれないが、それはそれで致しかたない)。

茨の道への入り口となったバナー。

 だがもしや注文画面には納期の説明があるのではと、とりあえず入ってみた。するとなんと、“LINE Payでお支払いで5%OFF”というバナーがある。ビックポイントと合わせて10%引きではないか。ならばJCBギフトは、利用可能な日本旅行や阪急交通社のリアル店でGO TO に使えばいいと考えた。

 さて、ここから茨の道が始まる。娘が僕の立て替えたお金を返す際はLINE payを使うのでLINE payには多少の残高があり、僕の都銀口座からチャージできる設定もしてある。だからBOSEの代金をLINE payで払うのはたやすい。とはいえトーク以外はほとんど使わないので、LINEには極めて不慣れ。ビックカメラグループ5%OFFのクーポンを見つけるのは一苦労だった。

やっと見つけたクーポン。

 苦労を乗り越えビックカメラの注文サイトで支払方法をLINE Payとし、クーポンが適用されているかを確かめるべく“クーポン利用”の下にある“クーポンを利用する場合はこちら”をタップする。すると、クーポンコードが打ち込まれていない。「あれ、LINEのクーポンが反映されていない。取得したつもりが、取得できなかったのかな」と、もう一度LINEに入る。また一苦労してクーポンが取得済みかどうか調べる。取得済みだ。ではとビックカメラに戻る。念のために一からやり直して、支払いにLINE Payを選び、クーポン適用を確かめる。やはり反映されていない。

取得したクーポンのコードが、自動的に入っていると思ったのだが……。

 ネットショッピングでクーポンを使うことは度々あるが、こんなのは初めてだ。“クーポン利用”の横にある、“?”をタップしてみる。出てきた説明を読むと、どうやらクーポンとはビックカメラが発行しているクーポンのようで、LINEとは無関係のようだ。では、どうやってLINEクーポンを適用するのか? 

ここにもっと早く気付けば、こうはならなかった?

 こうしてビックカメラとLINEを何度も往復して苦労を重ねるうちに、ビックカメラにある、“クーポンを利用する場合、お買い物の前に必ずクーポンを取得してください。”の下に小さな文字で記された“取得したクーポンの情報は、ビックカメラ.comでの注文確定後、LINE Payの決済画面で確認することができます。”という一文に気づき、やっと事態が飲み込めた。

 僕のネット購入は、ほとんどクレジットカードで決済する。注文も決済も、事実上同時に完了だ。しかしこのケースでは、支払い手段をLINE Payとしてビックカメラに注文し、その後その支払いをすべくLINE Payのサイト=決済画面に飛ぶ。そこでクーポンの存在を確認し、決済をするという流れだったのだ。つまりクレジットカードなら注文&決済はビックカメラで完結するが、LINE Payの場合は、ビックカメラのサイトで注文して、LINE Payのサイトで決済するという、2ステップとなるのだ。

 注文&決済完了までに約1時間かかったが、時給1650円と考えれば悪くない。さらに〇〇ペイのネット決済はいずれもこの2ステップ方式だろうから、学習もできた。とはいえ、高齢者予備軍には、それはそれは高いハードルだった。

 翻ってMNC&MNPのなんと簡単なことか! MNC未取得の方、MNP付与は来年3月31日まで。原資はおそらく税金なのだから、是非とも5000円をゲットあれ。

文/斎藤好一(元DIME編集長)

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。