ドタキャンのこんな言い訳は絶対NG
ドタキャンをする際には、さまざまな言い訳や謝罪の方法があります。しかし、中には今後の関係に悪影響を与える、使ってはいけない言い訳もあります。使用NGの言い訳や謝罪方法として代表的なものを紹介します。
約束の時間後に連絡する
まず挙げられるのは『約束の時間を過ぎてからの連絡』です。ドタキャンするというだけでも相手に迷惑が掛かります。その上、約束の時間を過ぎてからの連絡では、相手を怒らせるためにやっているようなものです。
約束の時間を過ぎているということは、当然、相手は待ち合わせ場所にいるでしょう。もしかすると、連絡もなく時間に遅れているため、「途中で何かあったのかも」と心配をしているかもしれません。
そのようなタイミングでドタキャンの連絡をしてくる人と、今後も関係を続けていきたいと考える人はそういません。大切な友だちや恋人を失うことにつながる可能性もあるでしょう。
優先順位が低いことを匂わせる
先にしていた約束よりも、優先したい人やもののためにドタキャンする場合、それをストレートに言うと「ないがしろにされた」という気持ちを抱かせてしまう可能性があります。
例えば、「久しぶりに幼なじみと会えることになったから、今日の予定をキャンセルしたい」という言い訳の仕方は、正直ではあるものの、幼なじみよりも優先順位が低いからドタキャンしたいと言っていると、相手に捉えられます。
このようなドタキャンのされ方は、相手を傷つけることになり、関係性も壊してしまう可能性があります。
嘘と分かる言い訳をする
明らかに『うそと分かる言い訳』も、してはいけません。毎回病気になったり、親戚や知人が亡くなったりしていると、待ち合わせの相手に「またか」と思われるでしょう。
信頼されなくなりますし、「どうせドタキャンされるなら誘わないでおこう」と思われる可能性もあります。次第に、友だち付き合いが希薄になり、一緒に楽しめる人が周りにいなくなるでしょう。
見え透いたうそをつくより、正直な気持ちを伝えた方がよいこともあります。例えば、疲れていてどうしても出掛ける気持ちにならないときには、そのことを伝えるのです。
ドタキャンをしてしまっても、状況を正直に伝えることで、角が立たずに関係を続けることが可能になります。
ドタキャンのデメリットは大きい
面倒くささからドタキャンしてしまう人もいるでしょう。しかし、ドタキャンはデメリットが大きいため、できるだけしない方が得策です。
相手に迷惑を掛け、傷つけることも
ドタキャンをすると相手に迷惑を掛けることは簡単に想像がつきます。せっかく空けてもらったスケジュールを無駄にさせてしまいますし、店を予約している場合にはキャンセルが必要なこともあるからです。
同時に、相手を『傷つける』こともあります。ドタキャンするくらい「嫌われているのかもしれない」と感じたり、「最初からドタキャンするつもりでいたのかもしれない」と傷つく人もいるでしょう。
1度のドタキャンが相手を傷つけ、信頼関係をマイナスにしてしまうこともあります。
アフターフォローを忘れずに
ドタキャンをする場合には、『アフターフォロー』といった心遣いを忘れないようにしましょう。急な予定変更を謝罪することや、楽しみにしていた気持ちを伝えることが大切です。
また、後日の埋め合わせをこちらから提案することで、相手との関係性をフォローします。埋め合わせのためにスケジュール調整をするときには、相手の都合に合わせましょう。
具体的な行動でアフターフォローができると、ドタキャンすることによって傷つけてしまった相手へ、誠意を伝えることができます。
面接やビジネスシーンでのドタキャンは信用が失墜する
また、ドタキャンは自分にとってもマイナスでメリットのない行為であることは念頭に置いておきましょう。
特に面接やビジネスシーンでのドタキャンは、信用を失墜させる大きな理由となります。
相手の時間や労力を無駄にすることで、プロフェッショナルに欠ける印象を与えます。また、約束を守れない人と見なされ、ビジネスでの信頼性が損なわれます。
突発的なキャンセルは、他のチームメンバーや関係者に迷惑をかけ、組織全体の効率を低下させる可能性があることを覚えておきましょう。
信頼はビジネスの基盤であり、ドタキャンはその基盤を揺るがす行為です。
構成/編集部