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オンライン就活で企業の人事担当者の目を引く人材の特徴

2020.08.27

面接で伝えるべきポイントは?

 2020年7月30日に株式会社ディスコが発表した調査によると、新型コロナウイルスをきっかけにWEB面接を新たに導入した企業は、全体の62.6%に及びました。都内を中心に感染者が増え続ける中で、これからますます採用のオンライン化は進みます。面接の合否をオンライン化のせいにしてしまう方もいるようですが、厳しいことを言うとオンラインなのか対面なのかは面接の合否には関係ありません。

 どちらの形式だとしても面接では、面接官が求めているポイントを押さえるのが重要です。面接を営業に例えるなら、面接とは自分という商品を買ってもらうためのプレゼンテーションです。つまり「なぜ相手は買うのか」という相手の気持ちになることが重要です。

 例えば恋愛でお付き合いしたい相手がいる場合、そのときのコミュニケーションはどんなものになるでしょうか?あるいは質問の数を限られてしまった場合、何を優先的に聞くでしょうか?

 どこに住んでいるのか、親の職業、好きな食べ物は何かなどの質問はきっと、二の次になると思います。どんな人と付き合いたいと思っているのか、どんな人生を送りたいのかなど、きっとその人の未来に焦点を当てて、自分を買ってもらうために相手が求めていることを確認するでしょう。

 面接も全く一緒で、相手が求めていることを知らないと何を伝えていいか分からないので、面接で選ばれるためには企業が求めていることを把握するための事前準備が重要なのです。

面接に必要な事前準備とは

 面接では、実際の面接中のパフォーマンスよりも、事前の準備が重要になります。多くの学生は企業の分析をさほどせずに、自己PRだけをして終わることが多いです。自分の言いたいことが伝わったと思い込み、スカッとした気分で面接を終えますが、数日経つと不採用の通知が来てしまうのはこのためです。

 そんな学生がまず調べるべきは、その会社がどんな事業展開をしていて、どんな未来を創造しようとしているか。そしてその未来を実現するためにどんな人材を採用しようとしていて、これまではどんな人材が採用されてきたのか。

 そして伝えるべきは、入社したときに自分がどのように活躍して、会社の役に立てるのかです。あなたが入社することにメリットを感じなければ面接官はあなたを採用することはないのです。

 このロジカルな結びつきをきちんと作れるのかどうかが重要となります。もしホームページや会社説明会の情報で足りないのならばOB訪問や、場合によっては説明会後に社員に話しかけるなどして、さらなる情報収集をする必要があります。それでも自分が活躍するイメージがつかないのならばその会社に入ること自体がもったいない選択になるのです。

面接官の求めていることも満たす必要がある

 事前準備をした上で描いた、働くイメージを持って面接に臨むことが重要ですが、残念ながら面接官がきちんと会社がどんな特徴を持った人を求めているかを理解し、判断できる人材であるとは限りません。面接においては、その面接官に評価されなければ先に進むことはできません。

 面接を突破するためには、事前準備をした上で、会社ではなく面接官個人が求めていることも引き出し、満たしていかねばなりません。しかしそれを引き出すには、自分が面接官にとって信頼できる人物である必要があります。

 そのため、面接の序盤は信頼関係を築くことが大切です。ここでの考え方はマイナスポイントを作らないことを意識しましょう。面接時間の5分前には、映像URLに入っているか、身だしなみ、映像の背景は適切なものになっているか、そして面接官が入ってこられたら、自分から元気よく挨拶をし、面接の時間をいただいたことにきちんと感謝を伝えましょう。

 あなたも時間を割いて面接をしているのと同じく、相手も貴重な時間を割いて同じ時間を共有していることを忘れてはなりません。そして、相手からの質問に、上手く答えるというより、誠実に答えていきましょう。

 そしてできれば、自分から面接官の方へ「今日せっかくお時間をいただいているので、私からも御質問させていただいてもよろしいでしょうか?」などと質問を投げかけると良いと思います。

 例えば、「私は御社にはこういうところで興味を持って活躍したいと思っていますが、○○さんが今の会社をさらにこういう風にしていきたい、こういう人材に入ってきてほしいという人材イメージはありますか?私もまだまだ未熟ですが、それに少しでも近づけるように努力していきたいので教えて頂きたいです。」などと伝え、面接官の求めていることも把握しましょう。

 それが事前に準備したことと一致していれば話しやすいでしょうし、もしズレていたとしたら、事前準備を踏まえた修正を加え、目の前の面接官が求めている人材であることを誠実に伝えましょう。人は自分の求めているものが満たされると分かれば意思決定をするのです。

 言い換えると、面接官が思う未来が、あなたが入社することで近づくことがイメージさせられたら、面接官からの合格は勝ち取りやすくなるのです。

面接には事前準備が重要

 私の感覚ではありますが、オンライン面接は対面の面接よりも緊張が少ないと思います。私は対面で個室で2人きりだと緊張してしまうタイプなのですが、空間的な強制力がない分、きっと自分のやりたいことや志を素直に伝えることができるのではないでしょうか。

 オンライン面接にはもちろん、テクニックがあります。リアクションを対面のときよりも大きくとることや、画面に近づきすぎないこと、あまり長く話しすぎないことなどたくさんのテクニックが巷には溢れています。

 確かにどれも重要ですが何よりも相手があなたという商品を買いたいと思わない限り、次のステップには進めません。この前提に立った時に、目の前の相手の望みが叶えられることを自分の姿勢と、自分の話で伝えていくことが大事です。

 テクニックに集中しすぎてそこをないがしろにしてしまっては、元も子もありません。上手く流暢に話したからと言って、合格できるわけではないことを肝に銘じておきましょう。そして最後に必ず、相手の命である時間を割いてくださったことにきちんと感謝を伝えることも忘れてはなりません。

 とはいえ面接を振り返るとあそこでああ答えていれば、と思うことが多いと思います。メールでも手紙でも、面接をしてくださったことのお礼と、補足の文面や資料を贈ってみることも、自分が後悔しないために試してみると良いでしょう。

 面接で重要なのは、事前準備をすること、相手の求めていることを満たすという考え方、面接官も貴重な時間を自分に投資してくれていることを理解し、深く感謝することです。自分、企業、世の中と、向き合わねばならないことが多く、大変な就職活動ですがこの3つを改めて強く意識して、この時代でも選ばれる人材になってください。

文/近藤悦康(株式会社Legaseed代表)
https://www.legaseed.co.jp/

大学院に進学と同時に、人材教育のアチーブメント株式会社に新卒第一号で入社。営業部に配属される中、新しい新卒採用人事の仕組みを作り出し、1年間で2万人以上が応募する人気企業へと発展させた。その後独立し、人材採用と人材育成のコンサルタントを経て、2013年11月、株式会社Legaseedを設立。人材採用コンサルティング、 社員教育・組織活性コンサルティング、学生向けキャリア教育事業などを手掛ける。同社のユニークかつ画期的な人材採用コンサルティングの手法と採用活動が話題となり、テレビや雑誌をはじめ多数のメディアに採用の様子が取り上げられ、今注目の経営者となる。昨年の「楽天みん就」による、2021年卒学生のインターンシップ人気企業ランキングにて、大手企業を抑え10位にランクイン。近著に、『はたらくを、しあわせに。』(クロスメディア・パブリッシング)

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