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なぜ、日本や日本人が「好き」な国が減っているのか?

2020.08.26

日本が「大好き」と答える人が多い国はどこなのだろうか?その一方で、「大嫌い」と答える人が多い国とは?

そんな親日度合い&反日度合いや、日本旅行前の情報収集方法に関するアンケート調査がこのほど、アウンコンサルティング株式会社によって実施された。

なお本調査は、韓国・中国・台湾・香港・タイ・シンガポール・インドネシア・インド・アメリカ・オーストラリア・イギリスの11カ国を対象として行われている。

※前年調査しているフィリピン、ベトナム、マレーシアについては、今回は調査の対象外としている。
※こちらのアンケートのN数は100以上だが、一部100に満たない数値については推計統計にて算出している。

日本への好感度について

■日本が好き?

全体的に親日度は減少傾向にあることがわかった。前回調査と比較すると、韓国の「大嫌い」の割合が3.1%から13.1%に増加、「嫌い」の数値が0%だったタイ・インドネシアは、それぞれタイが2.1%、インドネシアが13.0%と増加しており、減少傾向にあることがわかった。

※各N数100以上

※各N数100以上

■日本人が好き?

前年の調査と比較して大きな変動はないが、「日本が好きですか?」という質問と同様、タイとインドネシアの日本人に対する好感度が減少傾向にあることがわかった。

※各N数100以上

※各N数100以上

■日本の好きなところはどこ?

11カ国中半数以上の6カ国で「自然や景色がきれい」の回答が20%を上回っている。また、日本の歴史や文化についての関心が高いのは欧米圏のイメージが強いが、今回の調査では台湾と中国が「歴史」で20%を上回る結果となった。

※5%以上を緑、10%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ

※各N数100以上

■日本人の好きなところは?

11カ国中9カ国で「礼儀正しい」の回答が20%を上回っている。中でも中国は57.3%と、高い数値であることがわかった。

※5%以上を緑、10%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ

※各N数100以上

■日本旅行で困ったこと・不安なことは?

こちらの質問では「スタッフとの会話が通じない」「交通費が高い」の回答が全体的に多いことがわかった。

また、中国では「電子マネー決済」が10%、インドでは「宗教に合った食事がない」が11%を上回るなど、それぞれの国の文化に合った対応が求められている。

※5%以上を緑、10%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ

※各N数100以上

日本旅行前の情報収集について

■日本の観光地を探すときに参考にしているサイトは?

こちらの質問では、全体的に「観光協会や観光局の公式サイト」の回答が多いことがわかった。一方で韓国では「ブロガー」、タイ・シンガポール・インドでは「Japan Guide」が20%を超えるなど、地域ごとに傾向が異なっている。

また、「その他」の回答が多かったアメリカの自由記述には「YouTube」や「日本に住む友達」などの回答が目立った。

※5%以上を緑、10%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ
※調査国ごとに提示した選択肢が異なるため、選択肢として提示していない項目は青く色づけしている。

※各N数100以上

■日本の航空券を探すとき、どちらのサイトを利用?(利用したいか?)

韓国・シンガポール・イギリスでは「SKY SCANNER」、アメリカでは「Expedia」、インド・インドネシアでは「Japan Airline」、タイでは「Air Asia」の回答率が20%を超えていることがわかった。

なお、「その他」の回答率が20%を超えている国の回答は以下の通り。欧米・欧州圏では共通で「Googleフライト」の回答が複数確認できた。

【自由記入欄】(※回答数の多いものを抜粋)
・香港:HK EXPRESS、キャセイパシフィック航空
・中国:Ctrip、Fliggy、
・アメリカ:Googleフライト
・イギリス:British Airways、Googleフライト
・オーストラリア:カンタス空港、Webjet

※5%以上を緑、10%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ
※調査国ごとに提示した選択肢が異なるため、選択肢として提示していない項目は青く色づけしている。

※各N数100以上

■日本旅行のホテルを探すとき、どちらのサイトを利用?(利用したいか?)

シンガポールで「Agoda」、台湾・中国・タイ・イギリス・オーストラリアで「Booking.com」、インドネシアで「Traveloka」の回答率が最も多いことがわかった。一方で香港・韓国・アメリカは情報収集方法が分散傾向にある。

※5%以上を緑、10%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ
※調査国ごとに提示した選択肢が異なるため、選択肢として提示していない項目は青く色づけしている。

※各N数100以上

■日本旅行中のレストランを探すとき、どちらのサイトを利用?(利用したいか?)

イギリス・オーストラリアで「Trip Advisor」、韓国は「ブロガー」の回答率が多いことがわかった。

「その他」の回答が20%を超えている国の回答は以下の通り。香港・台湾ではそもそもレストラン情報は探さない、予約しないなどの回答が目立つ。また、アメリカはGoogleマップで近くのレストランを検索するという回答が複数あった。

【自由記入欄】(※回答数の多いものを抜粋)
・香港:探さない、予約はしない
・台湾:予約はしない、友人に聞く
・アメリカ:探さない、Googleマップ

※5%以上を緑、10%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ
※調査国ごとに提示した選択肢が異なるため、選択肢として提示していない項目は青く色づけしている。

※各N数100以上

■買ったことのある日本製品はどれ?(複数回答)

中国・インド・インドネシア・アメリカ・イギリス・オーストラリアで「家電」の回答率が20%以上と多く、台湾では「医薬品」、韓国では「文房具」、タイでは「お菓子」、シンガポール・オーストラリアでは「食料品」が20%を超えた。

※5%以上を緑、10%以上を黄色、20%以上を赤く色づけ

※各N数100以上

■これからのインバウンドプロモーションについて

新型コロナウイルスの影響で先行きが不透明な中ではあるが、アフターコロナや東京オリンピックを見据えたプロモーションを継続していくことがカギとなる。

インバウンド動向には各国の出国許可や日本側の入国許可が大きく影響するが、認知系のプロモーションなどは事前に準備して行っていく必要がある。

また、オリンピックに向けたプロモーションはクラウディングアウトを想定し、東京などの首都圏はオリンピック参加国の多い欧米・欧州圏、地方圏はアジア圏をターゲットとしたプロモーションを行っていくとより効果的だと考えられる。

※アウンコンサルティング調べ

<調査概要>
【調査主旨】
【世界11カ国の親日度調査】
日本への好感度、日本旅行前の情報収集について
親日度は減少傾向、情報収集に関しては国ごとのトレンドに注意

【調査要綱】
・対象の国と地域(N数):韓国(109)、中国(111)、台湾(112)、香港(108)、タイ(68)、シンガポール(62)、インドネシア(100)、インド(91)、アメリカ(102)、オーストラリア(102)、イギリス(81)
・調査期間:2020年6月1日~2020年7月13日
対象:対象の国と地域の18歳以上の男女

出典元:アウンコンサルティング株式会社

構成/こじへい

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