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十五夜は必ずしも満月ではない!覚えておきたい満月の周期と観測日

2024.12.16

秋といえば、十五夜で知られる中秋の名月。2025年は10月6日ですが、満月とは限りません。本記事では、月の満ち欠けや満月の周期を知る方法について解説。知識を深めて満月を楽しみましょう。

月の満ち欠けは、潮の満ち引きやバイオリズムなどと深い関係にあるとされています。月の満ち欠けや満月の周期を知る方法、暦との関係について紹介。

月に関する知識を身に付けることで、夜空に輝く神秘的な満月をより楽しみましょう。

満月の周期は何日?

満月のイメージ図

満月は、何日周期で現れるのでしょうか?まずは、満月の周期や月が満ち欠けして見える理由について見ていきます。

月が満ち欠けして見える理由

夜空を見上げると、さまざまな形の月を見ることができるでしょう。このように、毎日少しずつ違って見えることを『月の満ち欠け』と呼びます。

月の満ち欠けが起こるのは、月が地球の周りを公転しているためです。地球と月の位置関係により、太陽に照らされて輝いて見える部分が変化して見えるのです。地球から見て月が見えない『新月』から、『三日月』『上弦の月』『満月』『下弦の月』へと変化していきます。

新月が見えない理由は、月は自ら輝いているわけではなく、太陽光の反射によって輝いて見えるためです。月と太陽が同じ方角にあり、地球から見ると太陽光の反射がない場合、月は地球から見えません。

新月から15日目の月が満月

『始め』という意味を持つ『朔月(さくげつ)』とも呼ばれているのが、新月です。新月から数えて15日目の月が『満月』になります。満月は『望月(もちづき)』や15日目に当たることから『十五夜』とも呼ばれています。

満月は、太陽の光で月全体が照らされるため、最も丸く輝いて見える月です。また、一晩中見えるのも満月の特徴になります。

月齢15前後が目安

月は地球の周りを公転していますが、常に同じ速度で動いているわけではありません。地球に近い位置にあるときは速くなり、遠い位置のときは遅くなります。

従って、新月を1日目として数えていく月齢と月の満ち欠けが必ずしも一致するわけではありません。満月は常に月齢が15日目ではなく、14日~16日と幅があります。

実は、秋の風物詩であり中秋の名月とも呼ばれる『十五夜のお月見』も、満月でないことが珍しくないのです。実際に2024年の十五夜は9月17日でしたが、満月は翌日の18日でした。

上弦の月・下弦の月とは?

『上弦の月』『下弦の月』という言葉を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

新月から3日目に見られる月が、国旗やロゴなどによく使われている『三日月』です。『上弦の月』は、7日目の月は満月を縦半分に割ったような半円形をした月のこと。上弦の月とは逆に左半分が輝いているのが23日目の『下弦の月』です。

29.5日周期で満月が現れる

新月から始まり新月に戻るまでの月の満ち欠けの周期は、およそ『29.5日』です。つまり、満月も29.5日周期で現れるということで、地球と月の位置関係によって29日間もしくは30日間になります。

月の満ち欠けの周期に合わせて呼び名がついていますが、よく知られている新月・三日月・満月などだけではありません。

月が満ちていくサイクルでは、新月・二日月・三日月・上弦の月・十三夜・満月(十五夜)があります。その後は月が欠けていくサイクルになり、その呼び名は十六夜・立待月・居待月・寝待月・下弦の月・二十六夜月・明けの三日月などです。

2024年・2025年の中秋の名月はいつ?

2024年の中秋の名月(十五夜)は9月17日、満月は9月18日でした。2025年は中秋の名月が10月6日、満月が10月7日です。中秋の名月には、日本では特に月見団子やススキを用意して月を愛でる習慣があります。観測予定を立てる際は、天気予報や月齢情報もチェックしておくと、楽しみが倍増するでしょう。

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満月はいつ見える?

満月はどのような状況下で見えるのでしょうか?満月が見られる状況や満月の動きについて紹介します。

月が地球を挟んで太陽の反対側にあるとき

満月は、月と太陽を結ぶ線上に地球が位置するときに見えます。月が地球を挟んで太陽の反対側にある状態です。月全体が太陽に照らされるため、最も丸いだけでなく、最も明るく輝いて見えます。

また、満月のように、月が地球を挟んで太陽の反対側にある状態で、太陽・地球・月が一直線に並ぶと『月食』が起こります。月が地球の影に入っている状態です。月が少しずつ欠けていき全て欠けると、赤みを帯びた『皆既月食』と呼ばれる月が見られます。

満月の夜の月の動き

満月は、太陽が沈む夕方に東の方角から昇ってきて、真夜中ごろに南の空の最も高い位置に輝いて見えます。太陽が再び昇ってくる朝方になると、西の方角へ沈んでいくのが満月の一連の動きです。

月が夜の間に東から南を通って西に移動して見えるのは、月が移動しているわけではありません。地球が西から東に向かって自転しているためです。太陽が東から昇り西に沈んでいくように見えるのと同様の仕組みになります。

満月の周期を知る方法

正確な満月の周期を知るには、『国立天文台』が発表している情報を確認するのがおすすめです。具体的な確認の方法を紹介します。

国立天文台の「暦要項」を確認

最も簡単に正確な満月の周期を知ることができるのが、国立天文台が作成し公開している『暦要項』です。誰でもインターネットで手軽に閲覧できます。

暦要項にアクセスすると、『朔弦望』という項目があります。昨年・今年・来年のデータが閲覧できるため、満月を知りたい年を開きましょう。1年間の満月が見られる日だけでなく、新月・上弦の月・下弦の月の日にちと時刻が閲覧可能です。

満月から満月までの周期が29.5日のため、一度満月の日にちが分かれば、次の満月も予測できます。また、満月は新月から数えて15日前後のため、新月から算出する方法もよいでしょう。

出典:暦要項│国立天文台

暦要項とは

国立天文台では、国際基準の暦に基づいて、太陽・月・惑星に関する情報をまとめた『暦書』を発行しています。暦要項は、暦書に記載されている情報の中から主要な項目を抜粋したものです。

前述の朔弦望の他にも、日食・月食、二十四節気、東京の日の出入、国民の祝日などの情報が公開されています。暦要項は毎年2月に発表されるので、翌年の満月の情報が知りたい人はチェックしてみましょう。

月齢カレンダーでもチェックできる

月齢カレンダーを使えば、満月や新月の時期が簡単にわかります。満月の周期は約29.5日で、地球と月の位置関係が日ごとに変化するためです。

これにより、同じ月でも地域や日時によって見え方が異なることがあります。手帳やスマホアプリにも月齢カレンダー機能があり、ビジネススケジュールに合わせて月の美しい姿を楽しむ計画を立てやすいです。

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