暑い夏に恋しくなるのは、背筋が寒くなるホラー作品。
「でも怖すぎるのはちょっと……」という方にお勧めしたいのが、Huluで8月14日(金)より独占配信がスタートする『Channel ZERO:ドリーム・ドア』。
アメリカの都市伝説系有名サイト“Creepy Pasta(クリーピー・パスタ)”に掲載されたネタをもとにドラマ『ハンニバル』のニック・アントスカが脚本を手掛けた、ホラー・アンソロジー・シリーズだ。
以前ご紹介した『Channel ZERO:ブッチャーズ・ブロック』に続く、シリーズ最終章にあたる。
主人公ジルを演じるのは、デンマーク人俳優・映画監督のマリア・ステン。ジルの夫トムは、『13 の理由』ブランドン・スコット。
あらすじ
幼馴染同士で結婚した、ジルとトム。親から譲り受けた家に引っ越してきたふたりは、さっそく甘い生活を満喫する。
しかしジルとトムは、それぞれお互いに言えない秘密を抱えていた。
そんなある日、新居の地下室に謎のドアを発見する。
中から出てきたのは、不気味な動きをするピエロ男“プレッツェル・ジャック”。ジルが子どもの頃に描いていたイラストそっくりのピエロだった。
ピエロのプレッツェルは、ジルの周りの人々を次々と残虐な方法で襲っていく。そしてついに、“愛する夫”トムにもプレッツェルの魔の手が――。
見どころ
たしかにピエロの登場シーンはめちゃくちゃビックリするし不気味だが、あまり後を引かない怖さ(ただしスプラッターシーンが多めなのでご注意)。
ホラー初心者でも、程よく恐怖を味わいながら楽しめる作品だと思う。
“ホラーとコメディは紙一重”と言われている。ピエロが珍妙なポーズでスタタと走り去るシーンや、壁から顔をチラッとするシーンなどは、人によってはコメディっぽく感じられるかもしれない。
“プレッツェル”という名前も、ちょっと可愛いし、美味しそうだ。見た目も、ちょっと『てんどんまん』に似ていると思ったのは筆者だけだろうか……。
ピエロが面白いと思うか、怖いと思うかは、あなた次第だ。
『Channel ZERO:ドリーム・ドア』
Huluで8月14日(金)より独占配信
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文/吉野潤子