DIME MAGAZINE
Instagramなどでファンの多いスニーカーマニアは、スニーカーを心から愛していることから、お手入れをする術も心得ているに違いない。そこでスニーカーの洗浄方法や黄ばみを採る方法、ソールをつけかえる方法、靴磨きなどのお手入れ方法を2人のスニーカーマニアに聞いた。
【取材協力】
nikemaniaさん
ビンテージナイキの収集家で、スニーカーだけでなくウェアや販促物まで幅広いコレクションを持つ。過去に調べた情報をまとめて文献を作ったりしている。国内外のビンテージナイキマニアが集結するNike OTC（オタク）meetingを主催。会がきっかけとなりナイキクロニクル（2011年）、ナイキクロニクルDX（2016年）等の出版に携わる。
https://www.instagram.com/nikeotc/
宅万勇太さん
ナイキ好き過ぎるおじさん。鹿児島市出身。 憧れだった東京に上京した時の思いをデザインに落とし込んだ”Tokyo Maze”がNikeのデザインコンテストOn Airで見事一位に輝き、リリースされる。プログラマー、国内最大スニーカーメディアSNEAKER WARSの公式YouTubeチャンネルのMCを務めるなど、多彩な活動を行いながら、プライベートでは一児の父として子煩悩な一面も。
https://www.instagram.com/takuugle/
ビンテージスニーカー収集家のお手入れ術
nikemaniaさんはビンテージナイキの収集家。数々のレアなビンテージナイキスニーカーを収集している。そもそもビンテージスニーカーはお手入れとは無縁。
「激レアなビンテージスニーカーはそもそも出さない、履かないようにしているので、たまにチェックするだけでほとんどケアの必要がありません。履く用のスニーカーは、とにかく汚れたら躊躇なく洗う。絶対に綺麗にする自信があるので、汚れることはそんなに気にしません。」
とはいえ、nikemaniaさんは定期的なスペシャルケアは行っているという。
【道具】
・ブルースティック（固形石鹸）＋ブラシ
・油汚れには「マジックリン」
・カビには「キッチンハイター」
「ブラシに石鹸をこすりつけて水に付けて泡立たせ、レザーであろうがナイロンであろうがガンガン洗います。」
「その後、ネットに入れて洗濯機で脱水し、天気が良い日はそのまま干してパキッと乾かします」
「一部カビがあるときには、キッチンハイターでカビを除去します。白いシューレースも劇的にきれいになります」
カビ除去Before
カビ除去after
「ほつれの出てきた部分は躊躇なく切ってしまいます」
ほつれの部分
切った後はスッキリきれいに
スニーカーを長持ちさせるためにはどんなことをしているのか。
「大事なスニーカーはそもそも履かない、箱から出さないこと。湿気を避けることを心掛けています。また洗濯機では洗わないのも重要です。スニーカー同士がぶつかりながら洗われて傷んでしまうためです」
そもそも履かないのが、最大のお手入れ。湿気を避けて大事に保管することが先決のようだ。
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