3、豚肉を炒めたフライパンは洗わずサッとキッチンペーパーで油残りをふき取り、新たにサラダ油を追加して野菜を炒める。こちらにも塩コショウで下味をつける。
★POINT
フライパンについた肉の風味を生かすためと、洗い物をする手間を減らすためにペーパーで拭くだけにしました。肉の残りカスなどは焦げつきになったり、アクも少し残っているのでサッと拭くことは重要です。もし拭くことが手間であればフライパンをサッと水で流しても構いませんよ。
野菜に8割ほど火が入れば豚肉を戻し、ケチャップ、料理酒、顆粒コンソメ粉を加えて仕上げれば完成です! お皿に盛り付けて粉チーズを振ってできあがり!
★POINT
ケチャップだけで炒めると焦げやすいので水分追加の意味合いで料理酒を加えて伸ばします。味が足りなければ塩コショウを追加して味を整えましょう。ウスターソースを加えてもさらに味が深まります。コショウは多めのほうが美味しくなりますよ。
【5:00経過】
いかがでしょうか。まさにナポリタンの具だけ。でもお酒のアテだからこれで十分。もちろんパスタも食べたいという方は湯がいて追加して頂いてけっこうです。ケチャップ味ってなんだか子供っぽく感じますが、大人向けのおつまみにももってこいですよね。タバスコを振ってさらにスパイシーにしちゃってもいいですしね。ぜひ、お試しいただければと思います。それでは今宵も、よいお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~イタリア人はナポリタンをどう評価する!?~
ナポリタンが日本発祥ということは冒頭でお伝えしたが、ではイタリア人がナポリタンを食べるとどういう反応になるのか。それを検証した動画があったので確認すると納得のコメントがあった。味に関しては素直に美味しいという評価。ただ、ナポリタンというわりには使用食材に違和感を感じたのだそうだ。ナポリはトマトの産地ではあるがケチャップはアメリカ発祥なので違和感を感じ、さらにナポリは港町なので海鮮が入っていないことにも違和感があるのだそうだ。ごもっともなコメントである。戦後の日本で生まれた料理なので当時のイタリアのイメージだけで作られた料理だなとあらためて実感した。
文/ムッシュ・フジタ