2020年3月に発売開始となった「Galaxy S20 5G」に続いて、その上位バージョンとなる「Galaxy S20+ 5G」が、auより6月4日から発売を開始、ドコモからは6月18日より発売開始となった。
先行発売されたGalaxy S20 5Gは、Galaxyらしい高性能なチップセットやカメラ機能が話題を呼んだため、上位モデルとなるGalaxy S20+ 5Gの発売を心待ちにしていた人も多いだろう。実機を借りられたので、Galaxy S20 5Gと比較しながらその性能やおすすめポイントを紹介していこう。
約6.7インチの大型有機ELディスプレイ搭載!2色の合わせやすいカラーバリエーション
まずは、Galaxy S20+ 5Gのディスプレイの特徴やカラーバリエーションについて紹介していこう。
約6.7インチのQuad HD+ディスプレイは発色が良く鮮やか
Galaxy S20 5Gが約6.2インチだったのに対し、こちらは約6.7インチの大型ディスプレイを搭載。流行のベゼルレス仕様になっているため、必要以上に本体が大きすぎる印象はなく、画面いっぱいダイナミック有機ELディスプレイならではの鮮やかで大迫力な映像、画像が楽しめる。重量は約186gで、本体のサイズから考えるとかなり軽いといえるだろう。
カラーバリエーションは2色展開!
カラーが「コスミック グレー」と「クラウド ブルー」の2色展開(ドコモからはコスミック グレーのみ)。今回お借りしたのはクラウドブルーで、透き通るような鮮やかな青は、ガラスボディと相まって青空を彷彿とさせる美しさがある。一方のコスミックグレーは、純粋な灰色ではなく、こちらも宇宙のような煌びやかさと妖しさのある印象を受けた。どちらのカラーでも、普段の洋服に合わせやすく、男女問わず愛用できるだろう。
ハイスペックスマホの代名詞であるGalaxy Sシリーズ最新モデルの実力は!?
では、実際にスマホを動かし、その動作性や使用感について紹介していく。
高性能CPUに大容量メモリ/ストレージを搭載
CPUはGalaxy S20 5Gと同じく、最新のSnapdragon 865/2.8GHz+1.7GHz(オクタコア)を採用。メモリとストレージも変わらず、RAM12GB/ROM128GBとなった。高い処理能力はオンラインゲームなど負荷の重いアプリもサクサク動かし、画面がでかくなったためその臨場感は増している。メモリに関しては、最大1TBのmicroSDXCを挿入可能なので、容量の心配はいらないだろう。
発色の良い大型有機ELディスプレイは動画視聴に最適。もちろん動きは滑らかでカク付く心配もない。
背面カメラは4つのレンズを搭載
背面のカメラには、Galaxy S20 5Gと同様に約12MP超広角カメラ、約12MP広角カメラ、約64MP望遠カメラを搭載。加えて、深度測位カメラもついた4眼レンズとなった。
Galaxy S20 5Gを紹介した際にも詳しく触れだが、このカメラ機能がとにかく進化している。昨年モデルより大きなイメージセンサーを搭載したほか、ハイブリッド光学ズームは3倍、超解像度ズームは最大30倍まで近寄れ、もはやどこによっているのか迷ってしまうほどのズーム率となっている。ビデオ撮影は8K画質での撮影を可能とし、8Kビデオの映像から好きなシーンを、後から高解像度な約33MPのスチル写真として保存できる機能も付いている。
【関連記事】8K動画撮影に30倍スペースズーム搭載!Galaxyの最新モデル「Galaxy S20 5G」の実力は?
バッテリー性能も大容量に!
Galaxy S20 5Gが4000mAhのバッテリーを搭載しているのに対し、Galaxy S20+ 5Gは4500mAhに大型化。4000mAhでも十分に1日中使える性能があるが、よりサイズアップしたため、外出先での電池切れの心配は少なくなった。
デスクトップパソコンとしての使用まで可能にするGalaxyスマホ!
Galaxyスマホはテレビやモニターと接続し、デスクトップパソコンとしての利用が可能なのをご存じだろうか。これもやはり、最新のCPUと大容量メモリを搭載したGalaxyならではの使い方だ。出張先のテレビでOfficeソフトを編集できたり、自宅にデスクトップPCがないのにテレワークを命じられてしまった時にも対応できたりと、便利な機能となっている。詳しくは下記URLからその使用法などを確認していただきたい。
【参照】GalaxyのスマホをテレビにつなぐとデスクトップPCになるというのは本当か試してみた
Galaxy S20+ 5Gはこうやって使え!
チップセットやメモリ・ストレージの容量が変わらないため、本端末はGalaxy S20 5Gと同様の処理性能を誇る。Galaxyらしく最新のCPUを搭載しているため、通常の電話やSNSの機能だけでなく、Officeソフトの編集といった負荷の大きい作業も難なくこなせる。
特におすすめしたいのは、オンラインゲームやリズムゲームといったジャンルのゲームへの使用。画面が大きくなったため、これらの迫力は増している。また、同じ理由から動画の視聴などもより没入感溢れるものとなった。次世代の通信規格である5Gにも対応しているので、いつでも大容量の動画をダウンロードし、隙間時間に迫力のある映像で映画やドラマを楽しむ時代は、すぐそこまで来ている。
取材・文/髙見沢 洸