ナスに火が通り始めた頃にツナ缶、カレー粉を加えてサッと炒め、トマト缶、ヨーグルト、生クリーム、バターを順に入れながら都度火を入れる。最後に塩コショウで味を整えればできあがり。ナンと一緒にお皿に盛り付けて完成です!
★POINT
生クリームを加えるまでは材料を入れてひと煮立ちさせることを繰り返しましょう。バターを入れてからは弱火にし、溶ければ火を止めてけっこうです。バターを加えてから火を入れ過ぎるとバターの香りと風味が飛んでしまうので注意です。カレー粉はメーカーによって味が違うので味見をしながら量を調整してみてください。
【5:00経過】
いかがでしょうか。今回は時短の為にツナ缶を使いましたがこれを牛肉や鶏ミンチにすることも可能です。基本のカレー作りとして工程は同じ。素材を炒めてトマト缶、ヨーグルト、生クリーム(もしくは牛乳)を順に火入れすれば美味しいカレーができあがりますよ。本格風に仕上げるポイントはカレー粉だけで味付けするのではなくトマト缶やヨーグルト、生クリームなど味の深みが出る材料を追加する事ですね。分量はテキトーでけっこうですので、いろいろ素材を追加してカレーの奥深さを生み出すよう意識してみましょう。そうすればカレーマスターになれますよ! それでは今宵も、よいお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~カレー粉って結局なんなの!?~
カレー粉といえばたくさんのスパイスが混ざり過ぎていてその実態がよくわからない人も多いだろう。実際、ほんの数種類から出来ているカレー粉もあれば数十種類も含まれているものまで様々である。まずメインとなるスパイスはターメリック。カレー粉の黄色い見た目はこの色だ。そこにコリアンダー、クミン、クローブ、カイエンペッパーなどが必須で入るのだが、これぐらいでもう十分カレー味になる。そこからさらにカルダモン、ナツメグ、ジンジャー、フェンネル、ガーリック、パプリカ粉などと多様なスパイスを加えることで味が複雑化させていくのだ。
文/ムッシュ・フジタ