時差出勤や在宅業務を推し進める企業が増え、職場や自宅のみならず、外出先やカフェで仕事をする機会も増えていくだろう。
「何か、テレワーク向けに良いデバイスは無いものか」
そんな声へ応えるかのように、Lenovo「ThinkPad」から、テレワーク時代を先取りしたノートPC「ThinkPad X1 Carbon Gen 8」が、2020年5月28日に発売された。
だが、テレワークにもぴったりとはいうものの、実際にはどうか? 使用感などをチェックしていきたい。
【参照】https://www.lenovo.com/jp/ja/jpad/notebooks/thinkpad/x-series/X1-Carbon-Gen-8-/p/22TP2X1X1C8
まずはテレワークに使い勝手のよい機能をチェック
それでは早速、「ThinkPad X1 Carbon」のテレワーク向きの機能を確認していきたい。
Wi-Fi回線がない屋外でも安心! LTEのスロット
社外や自宅で仕事をする際、必ずしもWi-Fi環境下にあるとは限らない。「ThinkPad X1 Carbon Gen 8」は、最新規格の「Wi-Fi6」にももちろん対応しているが、携帯電話の回線を通じてネットワークへ接続することも可能だ。
本体の後ろ側側面に、スマホなどでよく見るLTEスロットが搭載されており、こちらにSIMカードを挿入することで、LTE回線でインターネットにつなげられる。社外業務中、急遽ビデオ会議に呼ばれた時でも、LTE回線につながればWi-Fiのアクセスポイントを探し回ったり、スマホのテザリングで慌てる心配が無いのだ。
通話の開始・終了が簡単になるファンクションキー
ビデオ会議やボイスチャットの着信があった際は、新たなに設けられたファクションキーを使って、即座に応答または通話を終了できる。2020年6月現在、こちらのファクションキーに対応しているビデオ通話アプリは、「Microsoft Teams」と「Skype for Business」の2つ。ほかのアプリへの対応は今後の実装に期待しよう。
簡単にON/OFFができるスライド式のカメラカバー「ThinkShutter」
「ビデオ通話アプリを使う時、自分の映像は映したくない」
「常にカメラがむき出しになっていて落ち着かない」
というビジネスパーソンも中にはいるだろう。「ThinkPad X1 Carbon Gen 8」には、カメラ部の右横にスライド式のカメラカバー「ThinkShutter」が設置されており、こちらを左にスライドさせることで、ビデオ機能をオフにできるのだ。簡単にオン/オフが切り替えられる上、アプリごとの設定なども不要な点は魅力の1つだろう。
4つのスピーカーで会議相手の声もクリアに聞こえる
キーボード面に高音域の再生が得意なツイータースピーカーが2つと、本体底面に低音域再生が得意なウーファースピーカーが2つ、計4つのスピーカーが搭載されている。通話の相手の音声を明確に聞き取れるだけでなく、より高い臨場感で動画や音楽を楽しめるはずだ。
相手の表情もよく見える「UHD DOLBY Vision IPS液晶」
ディスプレイは、発色のクオリティが高く、視野角も広いUHD DOLBY Vision IPS液晶だ。様々な角度から見ても、ディスプレイに映像が鮮明に映る。ビデオ通話相手の表情もくっきりと分かるはずだ。
1日中外出先で仕事をしていても安心なバッテリー性能
リチウムイオンバッテリーが搭載されており、稼働時間は最大で約19.8時間となっている(※)。動画の長時間再生などバッテリー消耗の激しい動作をしない限り、1日仕事をする上では充分なスペックだろう。
※構成により変動する。