機械式クロノグラフが再び欲しくなる
小さな文字盤が沢山付いているメカメカしいクロノグラフが欲しくなって、クォーツ式の「TG004」を購入したのだが、これが意外に役立っている。なぜなら他の腕時計は機械式なので、いざという時に針が止まっていることが多い。急いでいるときはとりあえず「TG004」を腕に巻けば正確な時間が分かる。実用性は高いが針の動きが味気ない。
ということで、再びクロノグラフ熱が高まり、注文したのが機械式で自動巻きのI&W「8771G」である。予算はU1万円、送料無料でお馴染みの中華通販サイトAliExpressで探した。自動巻きでU1万円でクロノグラフはかなり無茶な要望だと思う。もし見つけたとしても無理のある設計ですぐに壊れる可能性が高い。しかも、クロノグラフの針は普段、止まったままなのだ。今回は発想を転換させて、文字盤の配列はクロノグラフだが、実はアナログ式カレンダー機能を搭載したモデルを選択した。
価格は金属製バンドで9438円、革バンドなら8670円である。差額768円で金属製バンドになるなら、絶対に金属製バンドがオススメだ。ちなみに日本のAmazon.co.jpにも、革バンドのモデルが1万2800円で販売されていた。到着まで10日~15日かかるので海外発送と思われる。
AliExpressからU1万円で購入可能。在庫があれば13日~20日で配送される
パッケージは紙製でなかなか高級感のあるデザインだ。CARNIVALはブランド名だ
カレンダー機能はなかなか楽しめる
中華モデルのパイロットウオッチと言えば、有名ブランドのデッドコピーが多いが、「8771G」は小さな文字盤が4つもある個性的なデザインだ。6時の位置に24時間計があり、昼は太陽、夜は月と星が表示される。12時にあるのが月表示、3時に日付表示、9時に曜日表示があり、専用ボタンを使って変更できる。これはなかなか合理的な設計である。毎日、左右の針の位置が変化するのも楽しい。また、分針もあるため、本物のクロノグラフよりも文字盤に動きがあるのだ。
金属バンドは割りピン式の調整機能を採用、かなり長めなのでキツイとい心配はないだろう。そしてかなり重量がある。4コマ詰めても総重量145.2gあった。ROLEXシードゥエラーも同じく測定したら158gだったので、ROLEXサブマリーナ系の腕時計をしたいと思っている人は「8771G」で、毎日、その重量に耐えられるかどうかシミュレーションするといいだろう。
アナログ式カレンダー機能搭載。時間合わせのために秒針を止めるハック機能もある
金属バンドはさすがに純正だけあり隙間なく色合いもキッチリ揃っていた