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この手があったか!トイレを使った時に流れる水を検知する見守りIoTサービス「omu」

2020.06.21

■連載/阿部純子のトレンド探検隊

トイレの使用データを通じて“変化がない”ことを検知

 住宅設備機器を製造販売するLIXILグループ「NITTO CERA」と、スタートアップメーカーの「ノバルス」によるオープンイノベーションから生まれたIoTサービス「omu」が、6月16日よりMakuakeを活用したクラウドファンディングを開始した。

「omu」はトイレタンクに製品を置くことで、トイレを使ったときに流れる水を検知して、一人暮らしの親など離れて暮らす家族が“いつも通り”であるか、知ることができるサービス。「omu」は親を「想う」と「コミュニケーション」を掛け合わせて命名された。

「高齢化社会が進む中、各社からさまざまな見守りサービスが出ているが、omuは従来の見守り製品とは考え方を異にする。変化を察知して緊急の駆けつけを行うといったものではなく、変化がないことを検知して、離れて暮らす家族を自然に“想う”ことができるきっかけ作りをコンセプトにしている。

 離れて暮らす家族の場合、とくに変わりがないのに電話やメールを毎日するのは互いに負担になり、連絡する頻度は少なくなりがち。実家に帰るのは年に2〜3回という場合も多く、コミュニケーションを取る機会が少ない。

 トイレはだれもが毎日使うもので、想う(見守る)方も想われる(見守られる)方も、互いに負担をかけずにいつも通りでいることを確認できる。また、生理現象に基づくデータから正確に家族の生活リズムを可視化することができるので、想われる側のリアクションに寄らないというのもサービスの大きな特色といえる」(LIXIL 新規事業推進部 森健史さん)

 本体サイズはφ78×高さ41㎜で重さは約105gと手のひらに収まるサイズ。設備工事も必要なく、トイレタンクに置くだけ。トイレのメーカーは問わないが、タンク付きトイレで手洗い部がある機種が対象。

 ミニマルなデザインで一見するとおしゃれなオブジェのようでもあり、トイレに置いてあっても違和感がないので使いやすい。

「トイレにいつもと違う何かが置いてあると、想われる側も監視されていると感じてしまうこともある。白い色、かわいらしい丸い形で、できるだけ自然にトイレに馴染むデザインを目指した」(LIXIL 新規事業推進部 デザイナー 稲田ゆか理さん)

 想う側(契約者)は専用アプリをインストール、想われる側(機器を設置する家族)はトイレタンクに本体を置いて、スマートフォンを持っている場合は、想う側と同じ専用アプリをインストールすることで、想われる側のスマートフォンを介して情報がクラウド上で管理される。スマートフォンがない場合には、トイレの近くのコンセントに挿す専用の中継器(ゲートウェイ)を使用する。

 アプリではトイレを使うたびに使用記録がデータとして蓄積し可視化されるので、日々の使用状況を知ることができる。基本的に通知は1日に1回で、昨日の使用状況のまとめのレポートがアプリに通知される。

「アラート通知」は、一定時間内に全く使用がない、想定外時間の使用がある、短い時間に何度も使用しているなど、通常時の使用と違った場合にはスマートフォンに通知が来る仕組みで、直接連絡を取って確認するきっかけになる。トーク機能もあり、アプリ上でコミュニケーションが取れる。

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