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アイロンをかけたワイシャツがパリッと仕上がる!洗濯のりの上手な使い方

2020.07.03

シャツのシワを伸ばしてパリッと仕上げられる“洗濯のり”。アイロンを使う際に使用する「アイロンタイプ」と、洗濯時に使う「洗濯タイプ」の2種類の使い方がある。使ったことがない人も多いかもしれないが、実際に使ってみると非常に便利なので、この記事でぜひ使い方をマスターしてほしい。

スプレータイプの洗濯のり「アイロンのり」とは?

アイロンタイプの洗濯のりは、「アイロン用のり剤」や「スプレーのり」、「アイロンのり」などと呼ばれている。乾いた衣類にスプレーするタイプで、袖や襟などワイシャツを部分的にパリッとさせたい時に使用する。

【参考】スチームアイロンからアイロン台まで!自分で洋服の手入れができるようになるための選び方とかけ方

アイロン用洗濯のりの基本的な使い方

アイロン用洗濯のりは、アイロンがけをする前の衣類に吹きかけて使う。吹きかけたあと、すぐにドライアイロンをかければ、クリーニングに出したようにシワがなくなり、パリッと仕上がる。

アイロン用洗濯のりを使ったワイシャツの仕上げ方法

アイロン用洗濯のりを使ったワイシャツのアイロン掛け方法は以下のとおり。

1.ワイシャツをハンガーにかける。

2.アイロン用洗濯のりを約20cm離し、パリッとさせたい部分にスプレーする。

3.通常通りアイロンをかける。

かために仕上げたい場合は、のりを一度に多くつけるのではなく、スプレーとアイロンの作業を繰り返す。スプレー噴射の距離が近すぎると、一部分だけのりの濃度が高くなり、アイロンをかけた時に焦げる恐れがあるので注意しよう。

【参考】失敗しないコツは温度と生地のバランスだった!?きれいに仕上がるアイロンの上手なかけ方

アイロンのりをスプレーする際の注意点

スプレーのりは、床や畳につくとベタベタになる。室内でスプレーする場合は、衣類をハンガーに掛けて手で持ち、床に新聞紙を敷くなどして床を汚さないよう注意したい。ベランダなどの屋外でスプレーすれば、床に洗濯のりが付着する心配がない。

アイロンスプレーを手作りする

アイロン用洗濯のりを買い忘れてしまった場合でも、手作りで急場をしのぐことができる。アイロンのりを手軽に作る方法は以下だ。

後述する「液体タイプ」の洗濯のりを水で薄め、スプレーボトルに詰めればアイロン用洗濯のりの代用になる。ただし、そのままスプレーボトルを放置したり、のりの濃度が濃すぎたりすると固まり、目詰まりをおこすことがある。

なお、液体タイプの洗濯のりを自分で作る方法もある。この記事の最後で紹介するのでそちらを参考にしてほしい。

ワッペンを付けるアイロンのりとは別物なので注意

ちなみに、「アイロンのり」という単語で商品を検索すると、ワッペンなどを熱で衣類に接着させるのりがヒットすることがある。これらの商品と、今回の記事で紹介しているアイロンのりは全くの別物だ。アイロン用洗濯のりではワッペンなどを衣類に圧着できないので注意しよう。

洗濯機に投入! 液体タイプの洗濯のりの使い方

液体タイプの洗濯のりは、洗濯槽に直接投入して使用する。使い方は簡単で、すすぎが終わったあとに一時停止して洗濯のり(分量は製品の表記に従う)を投入し、かき混ぜてから軽く脱水すれば完了だ。注意してほしいのは、「柔軟剤の投入口に入れないこと」と「脱水の前に洗濯槽内をかき混ぜること」、この2点だ。また、のりの使用後は必ず洗濯槽を洗おう。

手洗いの場合は、桶に水を張って洗濯のりを溶かし、衣類を浸して3分ほど押し洗いして、のりを全体に行き渡らせる。その後軽くすすいで衣類を脱水すればOKだ。

液体タイプの洗濯のりとスプレータイプの洗濯のりの使い分けポイント

スプレータイプの洗濯のりはアイロンがけが前提なので、ワイシャツなど数枚だけのり付けしたい時に重宝する。

一方、液体タイプの洗濯のりは、まとめて多くの衣類をのり付けしたいときや、シーツのような大きな布製品にのり付けしたいときにも便利だ。ただし、液体タイプの洗濯のりを使用したあとの洗濯槽・脱水層は、洗濯のりが残らないようにすすぎ洗いを忘れずにおこなおう。

デンプンが主成分の「天然のり」とPVAなどが主成分の「合成のり」、2つの洗濯のりの違いは?

洗濯のりには、植物由来のデンプンを主成分とした「天然のり」と、PVA(ポリビニールアルコール)やPVAc(ポリ酢酸ビニル)、加工デンプンなど化学合成されたものを主成分とする「合成のり」の2種類がある。

天然のりは、かためのパリッとした仕上がりになるのが特徴。ただしデンプンが主成分のため、効果が長続きしない、のりをつけたまま放置すると虫が付いたり腐りやすいなどの弱点もある。また、変色するなど長期保存には向かない。

合成のりは、天然のりよりもしなやかに仕上がるという特徴がある。虫が付きやすいといったことも少なく、扱いやすい。衣類の表面がのりでコーティングされるので、汚れがつきにくくなるというメリットもある。

洗濯のりは100均でも手に入る

洗濯のりは、ダイソーやセリアといった100円均一ショップでも手に入る。洗濯用品売場を探してみてほしい。

デンプンで作る洗濯のりの作り方

天然のりの主成分はデンプンなので、自作も可能。用意するものは、大さじ1杯のデンプン(片栗粉やコーンスターチなど)と、2カップ程度の水だけだ。アロマオイルを数滴垂らして、香りも付けられる。作り方は以下の通り。

[1]鍋にデンプンと水を入れ火にかける。

[2]なべ底からしっかりかき混ぜながら、液が透明になるまで煮る。

香りをつけたい場合は、鍋を火から降ろしたあとにアロマオイルなどを滴下するとよいだろう。

最近はアイロン不要の形態安定シャツが増えてきていることもあり、洗濯のりを使ったことがない人もいるかもしれない。この記事をきっかけに、洗濯のりを一度試してみてほしい。衣類のパリッとした仕上がりに、きっと驚くはずだ。

※データは2020年5月中旬時点での編集部調べ。

※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。

※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/ねこリセット

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