わずか数か月で瞬く間に普及したビデオ通話サービス。今や、使い方をある程度理解していないと、ビジネスシーンでもプライベートシーンでも支障をきたすほど、一般的なコミュニケーションツールと化している。
そんな「ビデオ通話サービス」に関する意識調査がこのほど、株式会社ジャストシステムにより、17歳~69歳の男女1,100名を対象として実施されたので、その結果を紹介していきたい。
約8割が「ビデオ通話サービス」を認知
インターネットを利用し、互いの映像を見ながらリアルタイムに通話できる「ビデオ通話サービス」について、「利用したことがある」人は40.6%、「知っているが、利用したことはない」人は40.2%だった。あわせて「ビデオ通話サービス」を認知している人は、80.8%だった。
年代別に「利用したことがある人」の割合を見てみると、10代(66.3%)、20代(52.6%)、30代(47.0%)、40代(31.1%)、50代(33.5%)、60代(25.7%)という結果に。10代では、7割近くに利用した経験があった。
「ビデオ通話サービス」の利用率1位は「LINE」、2位「Skype」
「ビデオ通話サービス」の利用経験者を対象に、利用したことがある「ビデオ通話サービス」を尋ねる調査が行われたところ、「LINE」(61.5%)が最多に。次いで「Skype」(39.7%)、「Zoom」(28.2%)、「FaceTime」(27.0%)となった。
※複数回答あり。
約6割が、新型コロナウイルスの流行で、「ビデオ通話サービスの利用が増えた」
「ビデオ通話サービス」の利用経験者のうち、新型コロナウイルス流行の影響により、「ビデオ通話サービス」の利用が「増えた」と答えた人は33.1%、「やや増えた」人は26.1%だった。
一方、「減った」人は2.1%、「やや減った」人は0.9%という結果に。
「変化はない」と答えた人は36.6%だった。利用が「増えた」「やや増えた」と回答した人の割合を男女別に見てみると、男性は64.0%に対し、女性は53.7%でだった。利用機会が増加した男性は6割を超えることがわかった。
個人で「ビデオ通話サービス」利用するのは、「会った気分を味わえる」
個人で私用として「ビデオ通話サービス」を利用する際、自分を含めた通話人数は何人か尋ねる調査が行われたところ、「2人」(53.6%)が最も多く、次いで「3~5人未満」(47.7%)、「5~10人未満」「10人以上」(ともに11.7%)となった。
また、「ビデオ通話サービス」を利用する理由として、「対面せずに会った気分を味わえるため」を挙げた人が最も多く(48.7%)。ほかには「暇つぶし」(33.1%)、「別のことをしながらでも、会話ができる」(32.0%)だった。
※複数回答あり。
<調査概要>
調査名:『動画&動画広告 月次定点調査 (2020年4月度)』
調査期間 :2020年4月24日(金)~2020年4月26日(日)
調査対象 :17歳~69歳の男女1,100名
出典元:株式会社ジャストシステム
構成/こじへい