コロナ禍で利用者が急増した、米国発のデリバリーサービスUber Eats。すでに利用したことがある方もそうでない方も、「指名はできるのか」「配達する人がいない時はどうなるの?」など、配達員に関する疑問を抱いたことはないだろうか。また、中には「自分も配達員になってみたい」と考えている人もいるだろう。
そこで本記事では、Uber Eatsの配達員に関する疑問とその回答を紹介する。知っておくとちょっと便利な情報もあるので、それぞれの項目をぜひチェックしてほしい。
Uber Eats 配達員の仕組み 利用者が知っておきたいこと
Uber Eatsは、料理を注文するユーザーと加盟飲食店、料理を配達する配達パートナーの3者の存在があって初めて成り立つ仕組みだ。
ユーザーはアプリから、Uber Eats加盟店中から注文したい料理を選択する。注文を受けた飲食店は料理を作り、それをその時稼働できる配達員がユーザーの元に届ける流れだ。登録している配達員は、Uber Eatsから報酬(給料)を受け取る。
配達員は指名できる?
Uber Eatsを利用した人の中には、「寿司(料理)がぐちゃぐちゃでクレームを入れた」という経験がある方もいるかもしれない。同じようなことが起きないように「配達員を指名したい」と考える人もいるはずだ。しかし、残念ながら配達員の指名はできない。
ただし、配達員への評価システムがあるため、ひどい状況で料理が運ばれた時には良くない評価をして改善されるのを待とう。ちなみに、低評価が続いている配達員はアカウント停止になる。
知らない人がうちに来るのは怖い?
中には、知らない人(お店人以外)が自宅まで配達することに怖さを感じ、利用を躊躇している人もいるようだ。
そのような時には、「自宅以外で受け取る」方法も活用しよう。注文時に「外で受け取る」を選択し、周囲に人がいる場所で受け取ってみてはどうだろうか。
また、玄関前の「置き配」に設定しておけば、配達員と顔を合わせずに受け取りをすることができる。コロナで、直接のやりとりするのが気になる方にもおすすめだ。
配達員がいない時はどうなるの?
雨天や台風の時など、天候が良くない日には「配達員がいない」という状況も考えられる。悪天候時には配達員にボーナスが支給される仕組みになっているようだが、一定時間配達員が見つからない場合には、自動でキャンセルされてしまう。
もちろん、返金されるが「待ちぼうけ」をくらうことがある点は覚えておこう。また、配達員がいない時には、飲食店側も調理済みの料理を運ぶことができない可能性があるため、時間帯や天候には注意したい。
配達員になる前に知っておきたいこと
ここからは、Uber Eatsの配達員として働いてみたいという方のために、事前に知っておきたいポイントを紹介する。配達員のバイトに興味がある方は、ぜひ参考にしてほしい。
配達員に登録するには?
配達員は正式には「配達パートナー」と呼ばれている。18歳以上であれば登録することができ、面接も不要だ。配達員に登録する方法は、以下の記事を参考にしてほしい。
【参考】頼みたい人、働きたい人、運んでほしい店舗、覚えておきたいUber Eatsへの登録方法
もし、「ネットから上手く登録できない」という方は、会場に足を運び直接登録する方法も検討しよう。
配達員専用のアプリがある
配達する側にならないと知る機会はないが、実はUber Eatsには配達員専用のアプリが存在する。そこから仕事を受注し、指定した飲食店・配達先に行き、完了報告をする。配達員になるのであれば、アプリを使いこなせるかどうかも、稼ぐためのポイントになるようだ。
配達員の紹介コード
配達員の登録を行う際には「紹介コード」を入力する欄がある。すでに配達員の仕事をしている人から受け取ったコードを入力すると、紹介者側に報酬が支払われる。そのコードを入力した登録者には特にメリットがないため、無視しても良いだろう。
配達員の年収は?
混雑した道を自転車で走る配達員は、常に危険と隣り合わせ。実際に、危ない目にあった配達員も少なくないようだ。「それだけ危険な思いをしているからには、さぞ年収も高いだろう」と考えてしまうが、実際はそうでもない模様。
というのも、配達員は時給や固定給ではなく1回の配達ごとに報酬が計算される。効率良く数を稼げている人は時給換算で1,500円以上とも言われているが、実質時給500円以下ということも珍しくないようだ。ちなみに、時給1500円で月20日、8時間勤務で年収換算すると年収は288万になる。
文/oki