【2】昼食
老化につながる活性酸素の働きを阻止する、抗酸化力を持つ食材をふんだんに使用した「抗加齢御膳」。この日は「牛ヒレ肉のわさび焼き」「ラタトゥーユ」「田楽」「五穀ご飯」などが登場。
【3】骨密度、体組成、重心動揺、頸動脈エコー、脈波測定など
身体機能と脂肪・筋肉・骨など構成成分、それぞれのバランスと異常をチェックする。一方、「平衡機能検査」は目を開いていると閉じている時の微妙な体のゆれ具合を探知することで平衡機能を検査。「脈拍伝播速度」は両手両足首の血圧を測定することで、動脈硬化のリスクを調べることができる。
●骨密度測定検査
●肺機能検査
●平衡機能検査
●脈拍伝播速度
【4】終了オリエンテーション、面談日の予約
さらに詳細な検査結果が出るのは4週間後! その結果は後日、公式サイト「@DIME」で報告予定だ。
果たして結果は……
今回は特別に当日判明する検査結果のみで面談を実施。関さんは骨密度や肺機能、体組成、ロコモチェックともに大きな問題はなく、実年齢相当の診断だった。ただし中性脂肪はやや深刻で、食生活と運動習慣の改善は必須だそう。
受診した結果は?
〈SEKI’S VOICE〉どの検査もこれまでの人間ドックでやったことがないものばかり。特に「平衡機能検査」では、わずか3分間目をつぶって立っているだけでフラフラした自分に驚きました。もともと運動不足とメタボは自覚していましたが、当日の結果では実年齢相当だと言われて、とりあえず一安心。でも後日の詳しい検査結果が心配です。
若いカラダへ押し戻す究極の予防医療!
抗加齢ドックは年齢を重ねるごとに発生する疾患や不都合を軽減し、医学的なサポートにより若いカラダへ押し戻すことを目指す予防医学です。当病院でスタートしたのは2006年で、最高齢で94歳の方も受診しています。老化の兆候が出るのはだいたい40代からですが、自覚するのは難しいもの。その準備と予防にぜひ活用してほしいですね。
東海大学医学部付属東京病院
病院長 西﨑泰弘先生
取材・文/高山 恵