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適度なユーモアが織り込まれた、おもしろい自己紹介はその場の空気をなごませ、自分に興味を惹きつけます。
話題のフックにもなり、相手が思わず話し掛けたくなるような情報を伝えるようにしましょう。おすすめの話題と、相手に好感を持たせる上手な自己紹介のコツを紹介します。
おもしろい自己紹介をする効果とは?
自己紹介は第一印象を決定付けるため、おろそかにはできません。しっかりと準備されたユーモアのある自己紹介は、場の空気をほぐしてくれ、その後に続く会話も弾みます。
魅力的な自己紹介は聞き手の記憶に残り、相手に興味と好感を抱かせ、円滑な人間関係を築くきっかけとしても効果的でしょう。ぜひ、会社や学校で実践してみてください。
場がなごむ
ユーモアのある自己紹介は、場をなごませて会話しやすい雰囲気にしてくれます。
誰しも初対面の人とは緊張してしまい、話もしにくいものですが、自己紹介により社交的で親しみのある人柄を印象付けられれば、コミュニケーションもしやすいでしょう。
自分の名前をユニークに紹介したり、過去の笑える失敗エピソードを話したりすれば効果的です。
印象に残り、話したいと思ってもらえる
人は、おもしろいと感じたことが印象に残りやすいものです。内容はもちろんのこと「おもしろい自己紹介をした人」として記憶してもらえるものです。
人前でユーモアのある話ができる人は、機知に富み、個性と独創性がある人です。相手からセンスがあると評価され、もっと話してみたいと思われるでしょう。
相手の興味を引くおすすめの自己紹介内容
おもしろい自己紹介をするには、相手の興味を引く内容を選ぶことが大切です。相手が聞いてみたいことや、自分がどう思われたいかに合わせて、ふさわしい話をしましょう。
自己紹介のときに取り入れることで、相手が自分に興味を持ちやすくなるポイントを紹介します。いろいろなシチュエーションで使えるので、参考にして自分オリジナルの自己紹介を作りましょう。
外見とギャップのあるネタを披露する
人は意外性を感じたことを強く記憶するものです。外見と中身にギャップのある自己紹介はインパクトがあり、相手に自分を印象付けることができます。ギャップの内容は、相手に好印象を与えるものにしましょう。
男性であれば「線が細く見えて実は力持ち」、女性であれば「外見はしっかり者だが実は抜けているところがある」などが例に挙げられます。たくましさや可愛らしさをよりインパクトを持って伝えられるでしょう。
話し掛けたくなる情報を伝える
聞き手が話し手にもっとしゃべって欲しい、と思うような自己紹介は非常に優れていると言えるでしょう。自己紹介をするときには、相手に会話のフックになるような情報を織り交ぜることを意識すると効果的です。
ビジネスシーンであれば、自分の職務能力や実績を掘り下げられるような話題、プライベートであれば出身地・学生時代など自分のバックグラウンドに触れるような内容といった具合です。
ビジネスシーンやプライベート、恋愛、趣味のコミュニティなど、シチュエーションによって相手が興味を持つ話題は異なります。場に応じてお決まりの自己紹介ネタをいくつか持っておきましょう。
変わった趣味の話題を取り上げる
一風変わった趣味の話題を持ち出すことで自己紹介のインパクトがより強まります。ありきたりなものでないほど、相手は話題に食い付き、より深掘りして聞いてみたいと思うのです。
あまり競技人口が多くないと思われるスポーツや、一般的に大変そう・難しそうと思われている分野は、それだけで話が膨らみます。例えばトライアスロンやロッククライミングなどは、競技そのものの話をするだけで好奇心が刺激され、喜ばれることも多いです。
趣味そのものはありきたりでも、変り者だと思われるくらいのレベルや熱量があれば十分話題になります。例えば、カメラが趣味で写真撮影のためだけに何十回と海外旅行に行っている話や、天体観測が好き過ぎて星座の知識が図鑑並み、なども良いかも知れません。
おもしろい自己紹介のコツ
自己紹介の内容そのものはユニークでも、話し方や会話中の受け答えが悪ければ台無しです。おもしろい自己紹介は、相手が聞いていて心地良く感じるかどうかで決まります。より良い自己紹介にできるように、相手に伝えるときのポイントを押さえておきましょう。
長く話し過ぎない
自己紹介をするときには、1分程度がちょうどよい長さだといわれています。相手が飽きずに最後まで耳を傾けてくれるように、長く話し過ぎないように心掛けましょう。話したいことを簡潔にまとめられるかどうかも評価されるポイントです。
その場で話を1分にまとめる自信がない人は、一度、文章に書き起こして読み上げ、時間を測ってみましょう。大体の時間感覚がつかめるはずです。
下品な内容は避ける
相手と打ち解けたいからといって、下品な内容で笑いをとる行動はひんしゅくを買います。低俗な話題でしか注目を集められないのだとネガティブな評価を受けることになりがちです。
人を傷付ける話題はもちろん、過度な自慢話や自虐に走る内容もおすすめできません。せっかく基本の自己紹介がうまくいっても、印象が悪くなってしまうでしょう。
下品な話題が親しい仲間内でウケたとしても、他のシチュエーションでは不適切な話題である可能性を忘れてはいけません。
表情や話し方にも気を付ける
自己紹介のときには、話す内容だけでなく表情や伝え方にも気を配りましょう。相手の目をまっすぐ見て笑顔を浮かべることも、自信たっぷりにはきはきとしゃべることも好印象を与えるのには重要です。
緊張して自然な笑顔にならなくても、口角を少し上げるだけでも印象が大きく変わります。早口になりがちな人は、口を大きく動かすことを意識し、特にアピールしたいことはゆっくり話すようにしましょう。
構成/編集部