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歴代モデルと徹底比較!新しい「iPad Pro」のスペックはどこまで進化した?

2020.04.20

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2020年3月、アップルはiPad Proの最新モデル、12.9インチのiPad Pro(第4世代)と11インチのiPad Pro(第2世代)を発売した。ハードウェアはもちろん進化しているが、iPadOS 13.4がトラックパッドに対応するなど、iPad Proはハード、ソフトの両面でどんどんパソコンに近づきつつある。では、具体的にiPad Proはどのような進化でパソコンに肉薄しているのかを一度整理しておこう。

最新のiPad Proと過去モデル、どんなスペックで比較する?

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スペック(仕様)にもいろいろあるが、まずは処理能力や画像の解像度、サイズ、重さ、価格などで比較していこう。なお、iPad ProのすべてのモデルにはWi-FiモデルとWi-Fi+Cellularモデルが用意されているが、今回はWi-Fiモデルで比較していく。

このモデルを基準に比較! 第4世代となった12.9インチのiPad Pro

新しいiPad Proの最上位機種は12.9インチ。この12.9インチのモデルだけはiPad Proが誕生した時から用意されていて、いわばiPad Proを象徴するモデルといえるだろう。

12.9インチのモデルと、もう一つ販売されている11インチのモデル。2つのモデルは、画面の大きさのほかに違いは少ないが、処理能力や画像の解像度を整理してみよう。

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・64ビットアーキテクチャ搭載A12Z Bionicチップ(8コア)
・広角12MP、超広角10MPカメラ搭載のデュアルカメラ
・4Kビデオ撮影
・12.9インチのiPad Pro 解像度 2732×2048pix(・11インチは解像度 2388×1668 pix)
・Liquid Retina ディスプレイ

【参考記事】ついに登場したアップルの新型「iPad Pro」は超広角カメラ、高品質マイク、LiDARスキャナを搭載した最強モデルだ!

処理能力などを10.5インチのiPad Proと比較すると?

10.5インチのiPad Proは、2017年6月に登場したモデルだ。同様に比較するとその性能は以下の通り。

・64ビットアーキテクチャ搭載A10X Fusion(6コア)
・広角12MPカメラ搭載
・4Kビデオ撮影
・解像度 2224×1668pix
・Retina ディスプレイ

最新モデルとの大きな違いはCPUが6コアである点、また、画面の大きさだけではなく、Liquid Retina ディスプレイとRetina ディスプレイの違いもある。両者には鮮明度において明らかな差があり、この差は12.9インチモデルでも同じ。

【参考記事】大画面でもベゼルはスリム!10.5インチの新型『iPad Pro』を使ってわかった○と×

さらにもう1世代違う9.7インチのiPad Proと比較すると?

2016年3月にリリースされた9.7インチのiPad Proは、ディスプレイこそ同じRetina ディスプレイであるものの、CPUは2コアとなっている。A9Xと最新のA12Z Bionic(8コア)を比較すると、処理するデータによって若干の違いはあるが能力は数倍違うといわれている。

・64ビットアーキテクチャ搭載A9X(2コア)
・広角12MPカメラ搭載
・4Kビデオ撮影
・9.7インチのiPad Pro 解像度  2048×1536pix
・Retina ディスプレイ

【参考記事】【石野純也レビュー】9.7インチ『iPad Pro』使ってわかった○と×

iPad Proの各モデルをサイズや重さでも比較してみよう!

性能は世代が進めば当然進化していくものだが、大きさや重さはどうなのだろう? この観点からも各モデルを比較してみよう。

12.9インチのiPad Pro、11インチのiPad Proのサイズと重さ

・12.9インチのiPad Pro 高さ280.6mm×幅214.9mm  重量641g
・11インチのiPad Pro  高さ247.6mm×幅178.5mm  重量471g

このデータを基準に、10.5インチモデル、9.7インチモデルと比較する。共にWi-Fiモデルのデータだ。

10.5インチのiPad Proのサイズと重さ

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・ 高さ250.6mm×幅174.1mm  重量469g

サイズや重さは最新の11インチとほとんど変わらないが、一番違うのは指紋認証のTouch IDが装備されているので、ホームボタンがあることだ。

9.7インチのiPad Proのサイズと重さは?

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・高さ240mm×幅169.5mm  重量437g

10.5インチのモデルに比べて、高さで約1cm、幅で約5mm小さいのが9.7インチのiPad Proだ。画面も小さいのだが、ベゼル(画面の外枠)の幅の広さが目立つ。

iPad Proのコスパはどう?

世代を重ねるにつれて性能が上がっていることは確認したが、価格はどうだろう。ストレージの容量のラインナップは各世代で差があるのだが、おのおの256GB、Wi-Fiモデルでコスパを比較してみよう。

12.9インチのiPad Pro、11インチのiPad Proの価格

12.9インチのiPad Proと11インチのiPad Proの価格は以下のとおり。

・12.9インチのiPad Pro(256GB) 11万5800円(税別)
・11インチのiPad Pro(256GB)  9万5800円(税別)

10.5インチのiPad Proの価格

10.5インチのiPad Proの価格は以下のとおり。

・10.5インチのiPad Pro(256GB) 9万7800円(税別)

9.7インチのiPad Proの価格

9.7インチのiPad Proの価格は以下のとおり。

・9.7インチのiPad Pro(256GB) 10万2800円(税別)

画面がLiquid Retina ディスプレイに変わり、ボディも完全にリニューアル、性能も向上していると考えれば、最新の11インチのiPad Proのコスパがいかに高いかがわかる。このコスパの高さこそが最新のiPad Proの特徴だ。

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ノートパソコンとタブレットの違いはいろいろあるが、モバイルとして考えたときに問題となるのは、重さとバッテリーの持続時間、それに性能ではないだろうか。重さとバッテリーの持続時間は、既にノートパソコンに負けないものとなった。世代を重ねるにつれ、性能を飛躍的に向上させているiPad Proに今後も注目していこう。

※データは2020年4月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/ねこリセット

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