他の業界と比較しても、「ホワイト度」の高いイメージのある銀行業界。キャリコネが発表した『銀行業界のホワイト度が高い企業ランキング』を見ると、1位は多様な働き方を支援するため副業・兼業制度を認めた「新生銀行」という結果に。
銀行業界のホワイト度が高い企業ランキング
それでは、新生銀行のホワイト度が高い理由とは何か?
「銀行業界のホワイト度が高い企業ランキング」の1位は『新生銀行』
まずは同社で働く人の口コミを見てみよう。
「邦銀ではあるが、ピラミッド的な組織でなく、(部署にもよるようだが)全体的に非常に自由なカルチャーで仕事はやりやすい。部署の業務領域の範囲内に収まるのであれば、何をやるのか、どのようにやるのか、というのは個人の裁量に任される。だだし、物事にはきっちり筋を通す必要がある、というか逆に言えば、それさえ通せればよい」(営業/30代前半男性/年収750万円/2015年度)
前身の日本長期信用銀行の経営破綻後、2000年に「新生銀行」として再出発。サービス対応と金融商品の充実度をはかる「銀行リテール力調査(2015)」(日本経済新聞社/日経リサーチ)では首位を獲得した。
最長3年間の休業期間を付与するライフサポート休職制度や、育児・介護時の期間限定パートタイマー制度、事由不問・回数制限なしのセルフ時差勤務、週2日以内の在宅勤務制度など、柔軟な働き方を可能にする制度を充実させている。2018年からは副業や兼業を容認する制度を導入するなど革新的な取り組みも。また、女性管理職比率は、2018年9月時点で31.3%と業界最高レベルをキープしている。
納得度の高い評価・報酬制度を整備しているほか、「フリンジ・ベネフィット」(通常の給与以外の経済的利益)も提供。2019年3月時点の平均年間給与は約768万円となっている。
<調査概要> 「銀行業界の”ホワイト度が高い企業”ランキング」
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載がある銀行業を営む企業のうち、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業
調査内容:企業別にキャリコネユーザーによる「ホワイト度」評価の平均値を算出(5点満点)
対象期間:2016年4月1日~2018年3月31日
回答者:キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員
構成/ino