小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

独自釣法で大当たり!今季最後のアマダイ釣りで48cm、49cmの大物をゲット

2020.04.05

 僕の最大アマダイは、4年前に同船で釣った49.5cm。アマダイの大きさは50cmがひとつの目安で、僕の夢サイズだ。ちなみに正林さんは既に5匹以上、50cmクラスを釣っている。羨ましい限りだ

 “大きいの、来ないかなぁ”と念じているとその時、明らかにサイズ感が違う、強烈なアタリが来た。グングン、竿がしなる。アマダイ釣りは大物なら電動にせず、手で巻くのがセオリーだ。10mほど巻き上げこれは電動で十分、デカアマに非ずと判断しスイッチ・オン。さて水深50mでも水深25mでも、まだまだ引きが強い。アマダイは浮き袋が膨らむので、次第に引きが弱くなるのにこの力強さは!? 鬼カサゴだと確信した。鬼カサゴは海面から水深200mまで戻れる魚で、最後まで強く引く。しかし正体は、デカアマだった。船長がメジャーで測って48cm。あと2cm、惜しい! だが釣果としては十分だ。斎藤釣法、城ヶ島沖のデカアマにも通用する。ところで正林さんは、今のところ釣果なし。

48cm。

 その後も外道が当たり続けるが、11時半、またしても大きなアタリがくる。まずは手で巻くが、これも電動でいいと思いスイッチ・オン。しかしなかなか引きがよく、手巻きで引きを楽しもうとスイッチ・オフ。いやさほど大きくないなと、再びスイッチ・オン。やはりいい引きだと竿先を見ていると、引かなくなってしまった。バラシだ。仕掛けを確かめると、針のチモト(結び目)がほどけている。

 中途半端な対応を猛省だ。鬼と思った魚が、デカアマだった。さほど大きくないと思った魚が本命で50cm以上、なんてこともなくはないのだ。

外道の歯にこすれてハリスが弱っていたと推定される。

 以後も極小鬼カサゴ(リリース)をはじめ外道は釣れ続け、斎藤釣法はいよいよアマダイ釣りの真髄という思いが強くなる。そして12時40分、本日のハイライトが訪れた。強烈な引きにグンと合わせると、その重みはハンパじゃない。これはでかい。手巻きで慎重に対応するが、ときおり竿がグイグイ引き込まれ巻けなくなる。48cmより、はるかに手応えがある。僕の横でタモを構える船長も、「これは相当でかいですよ」。ついに50cm以上だと喜びを噛みしめながら、慎重に慎重に巻き上げる。やがて海中に大きなアマダイが見えてきて、タモに収まる。“やったー、50cm超え!!”。48cmより相当重く、55cm級では?

48cmより、遙かに手応えがあった。

 船長がメジャ-で測ると、なんとなんとの49cm……。丸々と太っていて、縦より横が大きいデカアマだった。だが失望は、全くなし。48cmに49cm、デカアマ2匹など滅多にないし、数も5匹(“鼻タレ”はノーカウント)と船中トップ。それより何より、やはり斎藤釣法はアマダイ釣りの真髄と確信できた。11月から始まる来シーズン、夢の50cmに出会うことは間違いなしだ。こうして今期最後のアマダイ釣りは、大満足での納竿となった。あ、忘れてた。正林さん、本日も釣果0なり。

向かって左が49cmで右が48cm。とても1cm差には見えない。

外道と小ぶりアマダイは干物に。

PS 釣り方記事ではないので詳述しないが、斎藤釣法とは、餌が底から数センチを漂う状態をできるだけ長くする釣り方だ。底は多少とはいえ高低があるので、一時的に底から数センチに餌があっても、そのままでは長くは続かない。また竿を上下に揺らす釣法もあるが、底から数センチにある時間が短くなるので、釣れる確率は低くなると考える。

文/斎藤好一(元DIME編集長)

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。