【2:00経過】
3、鍋に酒、みりん、醤油を入れて火にかけ、生姜、しいたけ、牛蒡、牛バラ肉、和風だしの素を加えて一煮立ちさせ、アクが出れば丁寧にすくう。
★POINT
アクは必ず綺麗にすくいましょう。今回のアクは牛肉から出るアクです。このアクが舌触りを悪くしたり臭みもの素となるので放置しないようにすることが重要です。
最後にハチミツを加えて味の調整をすれば完成です!
【5:00経過】
いかがでしょうか。これはお酒のアテにもご飯のお供にもどちらでもこいの一品ですね。あらためてポイントは旨味の追加の重要性です。特に外国産牛肉は煮込むと味が流れ出てしまうのでそこの補填が大事。今回は既製品の和風だしの素を使いましたがカツオ節から濃い目の出汁をとったりしてもいいですよね。和風味のど真ん中ですので、ビールはもちろん日本酒、焼酎がすすみそうです! それでは今宵も、良いお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~しぐれ(時雨)煮って何!?~
時雨とは初冬の頃にパラパラと降る通り雨のような雨のこと。醤油で優しく煮炊きしている様子がその様に見えたことから名付けられたのだとか。また、しぐれ煮の発祥は三重県桑名市。ここで獲れるハマグリを甘く煮て炊き、徳川家に献上されたことからこの味付けが全国に広まり、その後牛肉やあさりでもしぐれ煮が作られるようになったのだとか。しぐれ煮は佃煮の一種だが、生姜が加わることでしぐれ煮と特定されて呼ばれるという定義もあるとのこと。
文/ムッシュ・フジタ