ドラえもんが誕生したのは1970年。当時『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』の6誌で、それぞれ1月号より連載がスタート。そして単行本は1974年から1996年までに全45巻が刊行されたが、その累計販売数は8821万5000部を突破(Data1)。この数の単行本を並べると、東京と大阪を新幹線で往復できる距離(約500km×2)になる。ちなみに全45巻の中で最も売れているのは第1巻で、累計販売数は433万1000部(Data2)。発売以来、約5か月に1度増刷がかかり、2020年1月現在、250刷まで伸び続けている。
また昨年11月発売の第0巻も話題に。こちらでは第1巻に収録していない6誌の読者年齢に合わせて描き分けられた第1話を、掲載時ほぼそのままで収録。売り上げは発売から2か月で現在57万5000部を記録(Data3)し、この発売を機に45巻全てに重版がかかった。
そしてドラえもんといえば、映画も大人気。各作品の観客動員数を調べてみると、一番多かったのは2018年公開の『のび太の宝島』だった(Data4)。時代が変わっても子供たちに愛されているドラえもん。やはりすごい存在なのだ。
Data1|1億部超は確実!コミックス販売数、驚異の数字
■ 『ドラえもん』(全45巻)の累計発行部数
『ドラえもん』がすごいのは1974年の発売開始から46年、コミックスの装丁がほぼ変わることなく、今も読み続けられている点。これは業界でも異例だとか。
Data2|全45巻の中で最も売れているのは1巻
何と第1巻はこれまで250刷もしている。ちなみに記念すべき第1話は『小学四年生』に連載された「未来の国からはるばると」。
積み上げると富士山280座分!
コミックの厚みを1冊12mmで累計発行部数を計算すると105万8580mに。それに比べたら、富士山は小さい。
Data3|話題の「第0巻」は発売からたった2か月で8刷!
第0巻には締め切りまでに作者がアイデアを思いつかなかったために、ドラえもんがいない〝伝説の予告ページ〟も収録!