「ありがとう」とよく言われる人は従業員エンゲージメントも高い
今、「従業員エンゲージメント」という概念が注目を集めていることをご存知だろうか。
さまざまな調査で、従業員エンゲージメントとビジネスパフォーマンスには相関があることが示唆されており、海外の調査では、エンゲージメントスコアが上位25%の企業と下位25%の企業では、生産性や離職率といった数値に大きく差があることが明らかにされている。
今回Uniposは、そのような従業員エンゲージメントと職場で感謝を言われる頻度との関係を探った。その結果、従業員エンゲージメント「高」の人は、感謝を言われる頻度が高いと回答した人が82.4%と、「低」の人より32.3ポイント高いことがわかった。
感謝されることは、7割弱の一般職にとってモチベーションに繋がるが、役職者は一般職に比べ感謝を伝える頻度が低いのが現状だ。特に、バックオフィスなど、成果の見えにくい部署や職種の方に、感謝を伝えている人は4割程度に留まっている。
働き方改革で従業員間のコミュニケーションが希薄化している今、感謝を伝える社内コミュニケーションを増やすことは、従業員エンゲージメント向上や生産性向上に有効と言えるのではないだろうか。
調査概要
調査名:2019年版 感謝と仕事に関する調査
期間:2019年11月8日(金)~2019年11月12日(火)
方法:インターネット調査
対象:全国の20~50代のビジネスパーソン 計2,096名(男性1,230名、女性866名)
20~30代/一般職 1,672名、40代以上/役職者 424名
構成/ino