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「こどもの日」にちまきやかしわ餅を食べる理由と子供が喜ぶお祝い料理レシピ

2020.04.23

5 月5日は『こどもの日』です。そんなこどもの日に欠かせない食べ物といえば『ちまき』と『かしわ餅』があります。今回は地域によって異なる行事食についてお伝えします。また、子どもが喜ぶお祝い料理レシピを紹介するので、ぜひ読んでみてください。

そもそもこどもの日ってなに?

春の大型連休、ゴールデンウィークの祝日の一つが『こどもの日』です。こどもの日といえば、鯉のぼりやちまき、かしわ餅などをイメージするのではないでしょうか。

しかし、なぜ5月5日がこどもの日になったのか、ご存じでしょうか?今一度、『こどもの日』について知りましょう。

子どもの健やかな成長を願う祝日

こどもの日は、『こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する』と定められている国民の祝日です。

この日は、力強い子どもになることを願って鯉のぼりをあげたり、さまざまな災いから子どもを守ってほしいという願いを込めて鎧や兜、五月人形を飾ったりします。また、病気や悪いものを追い払ってくれるしょうぶ湯に入る習慣もあります。

端午の節句が始まり

こどもの日は、もともと『五節句』の一つである『端午の節句』にあたる祝日です。紀元前3世紀に中国の楚から始まったとされています。

『端午』の端(たん)は、『はじめ』という意味で、牛(ご)は旧暦でいうところの5月にあたります。つまり『端午』は、『5月はじめ』のことを指すわけです。また、午(ご)の音の響きが数字の五と重なることから、特別にめでたい日とされ、奈良時代の宮中行事として行われていたものが、しだいに武家や庶民にも広がっていきました。

こどもの日に欠かせない食べ物

行事食を大切にしている家庭も多いでしょう。こどもの日に欠かせない食べ物といえば『ちまき』と『かしわ餅』があります。それぞれに由来があるので、それらを知って子どもの健やかな成長を願いましょう。

ちまき 厄除けや健康祈願

『ちまき』は、笹にもち米を包んで蒸した食べ物です。本来は、中国で邪気を払う植物だといわれている茅(ちがや)の葉に巻いたことから『茅巻き(ちまき)』と呼ばれるようになりました。

奈良時代に、端午の節句が中国から日本に伝わったときに、お供え物としてのちまきも定着したといわれています。日本各地に広まっていくうちに、簡略化されて、茅の葉が笹や真菰(まこも)に変化していきました。それでもなお、ちまきが厄除けや健康を祈願するものに変わりはありません。

かしわ餅 子孫繁栄を意味する

かしわ餅の柏(かしわ)の葉は、新芽が出るまで葉が落ちないという特徴から、子孫繁栄を意味するようになりました。昔から神事にも用いられています。

かしわ餅を食べる風習は、関東地方を中心に定着しました。しかし、関西地方では柏が育ちにくく、従来の上方文化が栄えていたので、引き続きちまきが食べられることが多かったようです。

地域によって異なる行事食

地域によって異なる行事食があることを知っていますか。違う地域から引っ越してきて、異なる文化に驚くことがあるかもしれません。

北海道や東北の『べこ餅』や山形や島根の『笹巻き』、鹿児島など南九州の『あくまき』を初めて知った人も多いでしょう。どのようなものなのか紹介します。

北海道、東北 べこ餅

『べこ餅』は、北海道や東北を中心に愛されている郷土菓子です。主に米粉と砂糖で作られている素朴な味わいのお餅で、あんこが入っているものや葉の形をしているもの、丸い形のものなど、豊富なバリエーションがあります。北海道や東北では、こどもの日の食べ物として、ちまきやかしわ餅よりも親しまれているのだそうです。

なぜ、『べこ餅』と呼ぶのかというと、黒糖を使っている茶色部分がべっ甲色をしているため、『べっ甲』が変化して『べこ餅』となった説や、茶色と白色の色合いが牛に似ていて東北弁の牛という意味の『べこ』からきている説など、諸説あります。

山形や島根 笹巻き

山形の『笹巻き』は、もち米を笹の葉で巻き茹でてつくる食べ物です。旅立ちに無病息災を祈って作ったり食べたりされています。

もち米に何も入れずに煮込んだ白色のものや、木灰をこした灰汁(あく)で煮込んだ黄色のものがあり、糖蜜や青きな粉をまぶしていただきます。

島根の『笹巻き』は笹の葉の太い芯に白い餅を巻き付け、笹の葉5枚で包んだボリューム感のあるものです。地区や家によって笹の巻き方や形が違うので、オリジナリティのある食べ物だといえるでしょう。

鹿児島など南九州 あくまき

南九州で食べられている『あくまき』は、灰汁で炊いたもち米を竹の皮で包み、灰汁水で数時間煮込んだものです。殺菌効果がある灰汁を使っているので、日持ちが良いとされています。戦国時代から『兵糧(ひょうろう)』としても重宝されていました。

冷えるとすぐに硬くなるお餅に比べて、冷めても柔らかいあくまきは、常温で食べるのが一般的です。冷蔵庫に入れて、冷えて硬くなっても、軽く温めると柔らかさが復活して、もちもち食感が戻ってきます。

子どもも喜ぶお祝い料理のレシピ

子どもも喜ぶお祝い料理のレシピを紹介しましょう。見た目が色鮮やかでかわいい料理に夢中になります。子どもも大人も大喜びです。

簡単なのに華やか 鯉のぼり型押し寿司

思わず写真を撮りたくなるほどキュートな『鯉のぼり型押し寿司』の作り方はこちらです。

  1. すし飯をつくる
  2. 牛乳パックでこいのぼりの型を作る
  3. 型にすし飯を入れる
  4. スモークサーモンを敷き詰める
  5. ゆで卵と黒オリーブを輪切りにし、卵の白身にオリーブをのせて目玉を作る
  6. キュウリとラディッシュは薄切りにして、ウロコにする
  7. バランスを見ながら飾り付けつつ、最後にとびっこをトッピングする
  8. アスパラガスを鯉のぼりの柱に見立てて盛り付ける

型を少し工夫するだけで、華やかな鯉のぼりができ上がります。牛乳パックで簡単にできるので、ぜひ作ってみませんか。

ぷりぷり食感 兜のエビ春巻き

子どもが大喜びの『兜のエビ春巻き』も作ってみたくなるはずです。

  1. エビ・はんぺん・玉ねぎ・しいたけをフードプロセッサーにかけ、たけのこをみじん切りにする
  2. (1)をボウルに入れてゴマ油を加えてよく混ぜ合わせる
  3. 仕上げにマヨネーズ・塩・コショウで味を調える
  4. 春巻きの皮を折り紙のようにして兜の形に折っていく
  5. (3)を兜の中に入れる
  6. (5)を揚げる

お好みのソースをかけて食べましょう。チリソースやポン酢とおろし生姜、マヨネーズなどがおすすめです。兜に折るのが面倒かもしれませんが、数個で良いので作ってあげると大変喜ばれるでしょう。

手軽にもう1品 アスパラの和風茶碗蒸し

鮮やかな『アスパラの和風茶碗蒸し』も人気のレシピです。

  1. アスパラの根元のかたい部分の皮をピーラーでむき、3~4cmの長さに切る
  2. えびの背ワタを取る
  3. ボウルに、丸鶏がらスープ・水・塩・こしょうを入れて混ぜる
  4. 別のボウルに卵を割りほぐして(3)で溶きのばして万能こし器でこす
  5. たっぷりの熱湯に塩少々を入れ、(1)のアスパラ、(2)のエビを入れてひとゆでして、ザルに上げる
  6. (5)アスパラの根元の部分少量を5mm幅の輪切りにする
  7. 器に(5)のエビ、(5)(6)のアスパラを入れて、(4)の卵液を等分に注ぐ
  8. 鍋底にふきんを敷き、(7)の器を入れて熱湯をフライパンの八分目まで注ぎ、フタを少しずらしてのせ、中火にかける
  9. 煮立ってきたら3分ほど蒸し、弱火にして20分ほど蒸す

竹串を刺して透き通る汁が出るまで蒸すようにします。エビの赤色とアスパラガスの緑色がコントラストになって、彩りが良く、見た目もかわいい一品です。汁物の代わりに茶碗蒸しを用意しても良いでしょう。できたて熱々がおいしいです。

構成/編集部

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