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乗ってわかったホンダの新型「フィット」の○と×

2020.03.01

パワーユニットは、ズバリ、メインのi-MMDを大幅に小型化した(インサイトの同システムに対して)、1.5Lエンジン+2モーターハイブリッドシステムのe:HEV(イーエイチイーブイ)、および1.3Lのガソリンエンジンを揃えるが、ここでは、そんな新型フィットの、を搭載した、最上級グレードである本革シートも標準装備されるe:HEV のLUXEに試乗した。

走り出しはもちろんモーター走行だから、とにかく静かで滑らかかつ伸びやかに加速する。多くのシーンで基本はモーター走行、エンジンは発電を担うのがe:HEVで、クルージング状態ではほぼモーター走行。例えエンジンが始動しても、エンジンノイズの透過音がきわめて小さく、それを気づかせないのもさすがである。パワーフィール的には、ホンダのエコモードスイッチと言えるECONをオフにしても穏やかなものだが、無論、市街地、高速道路で加速力不足を感じさせることなどない。

試乗中、おおっ、と思わせたのは、アクセルオフ、下り坂でのトランスミッションの制御。ダラダラと望まない加速を抑えた減速、あるいは速度保持の制御を賢く行ってくれるため、扱いやすいパワーステアリングの操舵感とともに、実に走りやすいのだ。

そして先代オーナーなら大感動するはずなのが、乗り心地。フィット3も最終型はかなり乗り心地が洗練されてきたものの、やはり、持ち前のしっかり感演出のための?硬さはぬぐい切れてはいなかった。が、新型は、15/16インチのタイヤサイズを問わず、路面を問わず、フラットで、新型のコンセプト通りの心地よい、マイルドな乗り心地に徹している。シートの分厚いクッション感を持つかけ心地の良さとの相乗効果で、コンパクトカーらしからぬ、もっとずっと上級、大型のクルマに乗っているかのような快適感をもたらしてくれるのだ。

実燃費は、一般道中心でエアコンON、ECON OFFの状態で20km/L以上を記録。経済性も文句なしの先進のコンパクトカーに進化していることは間違いない。購入時には、くれぐれも、つながる安心のホンダコネクトをフル装備することを推奨する。毎日の生活、ドライブがより安心に満ちたものになるからだ。

なお、1.3Lガソリンモデル、およびCROSSTARの試乗記は、別途、お届けしたい。

ホンダ・フィット
https://www.honda.co.jp/Fit/

文/青山尚暉

モータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自動車専門誌の編集を経て、現在、モータージャーナリスト、愛犬との快適安心なカーライフを提案するドッグライフプロデューサーのふたつの肩書を持つ。小学館PETomorrowでも「わんこと行くクルマ旅」を連載中。最新刊に「愛犬と乗るクルマ」がある。

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