2019年度ビール類全体の累計販売数量は約3億8458万ケース。その中でも新ジャンルは、2年連続で売上を伸ばし、全体構成比の4割を占めたとみている。
昨年は本格的なビールの味に近づけた新商品が次々に登場。多様性を極めつつある中、 2019年度サントリーの『金麦』ブランドは、 サントリービール史上過去最高売上※を達成。 『金麦』ブランドの累計販売数量は、対前年111%となる3847万ケースとなった。
※サントリービール歴代ブランド12カ月累計出荷数量に対する2018年9月~2019年8月の『金麦』ブランド累計出荷数量に基づく(350ml換算)
2020年に発売から14年目を迎える『金麦』は、このたびさらなる進化を遂げた。『金麦』『金麦〈糖質75%オフ〉』『金麦〈ゴールド・ラガー〉』の3種すべてに、贅沢麦芽を新たに使用し、麦のうまみをさらに進化させたという。
さらに、1年を通しておいしい『金麦』を味わえるよう、季節ごとに味わいをととのえる『四季の金麦』を順次展開する。はたして『金麦』はどう生まれ変わったのか?
季節ごとに味わいをととのえる『四季の金麦』
左から)石崎寛明(IT担当)、堀田成敏(エンタメ担当)、原口りう子(酒類担当)、オビツケン(美容・健康担当)
―――――ということで、皆さんにはあらかじめ『春の金麦』3種をお渡しして、相性抜群のつまみをリクエストいただいたわけですが、まずは新しくなった『金麦』の率直な感想を聞かせてください。
堀田:僕は純粋に新しいアプローチだなと思いました。四季に合わせて中味を変えるって、ものすごい企業努力ですよ。
原口:そうそう。これまで『金麦』は季節限定デザイン缶を発売していましたけど、それとはまったくの別物。だってパッケージだけでなく、中味が違うんだから。簡単にいえば、春夏秋冬それぞれの季節に一番おいしいものを届けるということでしょ?
堀田:それに「贅沢麦芽」もすごくないですか? 従来の旨味麦芽に国産麦芽を一部使用したものですけど、その国産麦芽だって、『金麦』にふさわしい麦芽を実現するために、金麦醸造家が自分たちの手で国産麦芽を製麦したというじゃないですか。
オビツ:澄み切った天然水で麦汁を仕込んだり、香り高いホップを厳選したり、『金麦』は発売当初から、食事と一緒に楽しめるように中味を徹底して磨き上げてきた。今回のリニューアルは『金麦』ならではの強みを生かしたものだけど、ここまでこだわれるのは確かにすごいですよね。
堀田:僕らの親の世代は、ビールを飲みながら食事をすることが少なかった気がします。
原口:それを食事に合わせて楽しめるようにしたのが『金麦』の新しさだと思う。だから、今回のおつまみ選びはペアリング感覚。新ジャンルで旬の食材との相性を確かめる時代がくるとは思ってもみなかったな。
石崎:液色が濃いものはこってりした料理、薄いものはさっぱりとした料理とか、クラフト系をはじめとするビールでは、料理との相性で飲み分ける〝ペアリング〟の考え方は定着しつつありますけど、新ジャンルでペアリングを楽しめるというのは新鮮ですよね。しかも、『金麦』『金麦〈糖質75%オフ〉』『金麦〈ゴールド・ラガー〉』の3種全部の中味が季節ごとに変わる。
オビツ:『四季の金麦』の登場で、食事と一緒に合わせる楽しみが広がりそうですよね?
石崎:それは確実に増えると思いますよ。働き方改革などで、在宅の時間をいかに豊かにするかという方法がトレンドになっていくと思いますし、何と言っても日本には四季がある。春はふきのとうやしらす、夏はナスや初鰹など、四季で味わいをととのえるということは、そういった旬の味覚や料理を引き立てるような中味設計になっていることは想像できますよね。
本格派とのどごし派のどちらも満足すること請け合い!
―――――『金麦』『金麦〈糖質75%オフ〉』は麦のうまみと澄んだ後味をかろやかに、『金麦〈ゴールド・ラガー〉』は力強い麦のうまみと飲みごたえを春らしく仕立てたそうですが、実際に飲んだ印象はいかがですか?
原口:『金麦』らしさが残っていて安心しました。最近はビールに近い本格派の商品が特に売れたじゃないですか? 今回のリニューアルで3種全部がコクを追求する味わいになったらイヤだなって思っていたんです。
堀田:わかります。1杯目にものすごくおいしく感じるビールも好きだけど、味わいが後を引き過ぎるものって2杯目は気持ちが進まない。その点、『金麦』3種はどれもしっかりとうまみは感じるのに、後味はすっきりしているんですよ。だから、飲みやすい。
石崎:確かに。『金麦』らしさから大きくブレていないし、僕はむしろ長い時間飲んでも飲み疲れしないような、かろやかな味わいにどれも進化したように感じましたね。
原口:しらすや菜の花、それから新たまねぎや春キャベツとか。春の食材は苦みや甘みの強いものが多いけど、どちらも邪魔しない味わいになっていますよね。バランスが絶妙なんですよ。
堀田:そういう繊細さも『金麦』のブレない魅力ですよね。
オビツ:キャラクター分けも明確ですしね。麦のうまみを感じつつ後味はすっきりなものが飲みたい人にもおすすめできる『金麦』があって、力強い飲みごたえを実現したアルコール度数高めの『金麦〈ゴールド・ラガー〉』、糖質オフなのがうれしい『金麦〈糖質75%オフ〉』がある。お花見みたいに大勢でわいわい楽しむイベントにもちょうどいいと思う。
石崎:これって『夏の金麦』はどうなるんだろう?
―――――ちなみに『夏の金麦』は5月中旬からの展開を予定しているそうですよ。
原口:ちょっと待ち切れないですね。早く味わってみたい!
じっくり味わいたい派の石崎が選んだのは・・・
春の味覚といえばやっぱりコレ! 菜の花のほのかな苦みと『春の金麦』のやさしい甘みがベストマッチ。さっぱりしたビールテイストは天ぷらにもよく合う。特に『金麦』は、後味がすっきりしているから、口の中をリセットするにも最高なんです。
喉ごし重視派のオビツが選んだのは・・・
これからが旬のそら豆。そら豆には食感の異なる2種類がありますが、個人的におすすめなのは、ジャガイモのような食感が特徴のホクホク系。独特のニオイが苦手という人は、仕上げにパルメザンチーズを使うのもおすすめ。『春の金麦』は塩味の強い料理との相性もいいので、手が止まらなくなること間違いなしです!
糖質オフ派の原口が選んだのは・・・
鶏肉は糖質が少ないだけでなくタンパク質が多く、上質なオリーブオイルは健康にイイ。低温調理なので、鶏肉の食感も驚くほどしっとり。糖質が気になる人も安心して食べられて、作りおきも可能という最強の逸品です。ローズマリーの爽やかな香りも『春の金麦〈糖質75%オフ〉』にめっちゃ合います!
本格コク派の堀田が選んだのは・・・
カーニタス(豚の肩ロース煮込み)やアボカドシュリンプに、フレッシュなサルサソース(たっぷりのトマトとオニオン!)を添えて、思いっ切り頬ばる。メキシコ料理ならではのホットな味わいとライムの風味が、飲みごたえのある『春の金麦〈ゴールド・ラガー〉』と相性抜群です!
商品情報
麦のうまみにこだわった〝幸せな家庭の食卓に最もふさわしい新ジャンル〟をコンセプトとしている『金麦』ブランド。2020年は、さらに日々の食事と一緒に楽しむことができるように、つくり手である金麦醸造家のこだわりによって、季節ごとに味わいをととのえる〝四季の金麦〟を展開する。
〝春の金麦〟は、麦のうまみと澄んだ後味を春らしくかろやかに仕立てた『金麦』『同〈糖質75%オフ〉』、力強い麦のうまみと飲みごたえを春らしく仕立てた『同〈ゴールド・ラガー〉』の3種。
『金麦』の詳しい情報はこちら suntory.jp/KINMUGI/
問い合わせ先/サントリーお客様センター 0120-139-310
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【編集長インタビュー】なぜ『金麦』は四季の味づくりに挑んだのか?
※発送は5月上旬を予定しております。
※ご応募は20歳以上からとさせていただきます。
ストップ!20歳未満飲酒・飲酒運転
協力/サントリービール
取材・文/渡辺和博 撮影/中村圭介 コーディネート/飯倉孝枝