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猫住職に、猫絵師による、猫アート!?猫愛が深すぎる京都の「猫猫寺」

2020.02.29

日本仏教の一大聖地・比叡山。その山のふもと、京都中心街から結構離れているにもかかわらず、各国の観光客が訪れる店がある。

屋号は猫猫寺。「にゃんにゃんじ」と読む。正式には「招喜猫宗 総本山 猫猫寺」と、いかにもお寺っぽさを漂わせているが、ここは「猫をご本尊とした世界初の本格的寺院型テーマパーク」だという。

なおさらわからないので、訪れてみたら、なんだかすごかった。以下はそのルポとなる。

古民家を改装してできた猫猫寺

猫猫寺は、地下鉄烏丸線の終点・国際会館駅前からバスに乗り、神子ヶ渕(みこがふち)というバス停で降りて数分のところにある。その店構えは、峠の茶屋といった風情。築100年を超えるという由緒ある古民家だ。

猫猫寺の外観

入り口に来ると、下の写真のようなポスターが貼られている。「そうだ 猫に祈ろう」というキャッチコピーが印象に残る。ポスター中央にある猫像が「ご本尊」であるらしい。うーむ、あやしいぞ、ここは。

猫猫寺の入り口に貼られているポスター

引き戸を開けるとレジがあり、女性スタッフににこやかに出迎えられた。そばには、3種類の御朱印が書置きされている。300円の通常版とは別に、500円の特別版があり、それには猫の小さなイラストが。モデルは、猫猫寺に通いで来る「猫住職」とのこと。猫住職は何匹かいて、日によって1匹がよその家からやってくるという。

本尊「大日猫来(だいにちにゃらい)」と墨書された御朱印

猫の住職が訪問者をお出迎え

筆者が訪れた日に在寺していた猫住職は「若(わか)」。尻尾を振りながら、しばらく室内を歩き回っていたが、畳の間で横になると瞑想に入り、間もなく涅槃の境地へと没入された。

厳しい瞑想の行に余念のない若住職

ほかに住み込みの見習い住職もいた。生後7か月で、まだ外部の人間に警戒心を抱いており、修行は道半ばであるようだ。

あどけさなの残る茶トラの見習い住職

着ぐるみの住職もいる

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