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覚えておきたい花粉の種類と飛散時期、花粉症の症状

2024.02.23

春は花粉症にとっては、つらい季節でもある。しかし、一口に花粉症と言っても、その症状は春のスギ花粉・ヒノキ花粉によるものだけではないのをご存知だろうか。実は、日本では1年中何からしらの花粉が飛散しており、それぞれにアレルギー反応ができる人もいる。

本記事では、花粉症の症状を紹介した上で、時期ごとに注意したい花粉の種類について解説したい。花粉のピーク時期を把握した上で、それぞれに合った対策をしよう。

花粉症の症状は?

私たちの体は異物(アレルゲン、抗原)が侵入すると、体外に出そうと働く仕組みがある。これを「免疫システム」と呼び、花粉症におけるくしゃみや鼻水などの症状は、この免疫システムの一つだ。花粉症が重症化するとだるさを引き起こすなど、風邪と良く似た症状が出ることもあるため、早めに医療機関を受診することをおすすめしたい。

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くしゃみ・鼻みず・鼻詰まり

くしゃみ・鼻水・鼻詰まりの症状は、鼻の粘膜にある細胞から作られる「ヒスタミン」によって引き起こされる。人によって強く症状ができる部分は異なるが大きく、くしゃみ・鼻みず・鼻詰まりのすべてがある人、くしゃみ・鼻水がひどい人・鼻詰まりがひどい人に分かれるようだ。

のどのかゆみ・せき

のどの”かゆみ”も花粉症の症状の一つ。花粉症によるのどのかゆみには、こまめにうがいをするのが良いとされる。外出時はマスクを着用するのが基本だ。また、花粉により気管の過敏性が高まることで、乾いた咳の症状がでる人もいる。喘息がある人は、症状が出やすくなる時期でもあるため、一層の注意が必要だ。

目のかゆみ

花粉が目の粘膜に付着することで、目のかゆみ(アレルギー性結膜炎)を引き起こすことがある。かゆみだけでなく、異物感や充血、目やにの増加などの症状が出るケースもあるようだ。外出時には、花粉症専用のメガネを着用して、飲み薬・目薬を併用しよう。

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口腔アレルギー症候群(食物アレルギー)

野菜や果物に含まれるアレルゲンと、花粉のアレルゲンとは構造がよく似ていることから、花粉で食物アレルギーのような症状が出ることもある。ただし、食物アレルギーの場合とは異なり、症状は口・喉が中心で、全身に及ぶことはないようだ。

アトピー性皮膚炎を合併することも

スギ花粉による花粉症の方の中には、アトピー性皮膚炎を合併しているケースも多いという。また、アトピー性皮膚炎の方は、花粉症の症状がある方が4割ほどおり、この2つの関係性が深いことがうかがえる。

花粉には種類がある それぞれの飛散時期は?

花粉が飛散するのは、春だけではない。多くの人はスギ、もしくはヒノキのアレルギーにより花粉症の症状が現れるが、その他の季節にも注意が必要だ。また、北海道・東北・関東・中部東海・関西・九州では、それぞれ飛散する花粉の種類やピークの時期が異なる。まずは、それぞれの季節に全国的に飛散する花粉の種類をチェックしておこう。

冬から春の花粉の種類

・スギ花粉

花粉症の原因として日本でもっとも多いのが、スギ花粉。2月から4月にかけて、北海道・沖縄を除いた地域で飛散する。その飛散量も多く、主に鼻、のど、目、皮膚に症状が現れる。

・ヒノキ花粉

スギ花粉よりも少し遅れてやって来るのが、ヒノキ花粉。3月から5月頃に飛散し、スギ花粉同様、広範囲に飛散する。スギ花粉・ヒノキ花粉、どちらにもアレルギーがある場合には、重症化しやすいと言われている。

・シラカンバ花粉

北海道で花粉症の主な原因として挙げられるのが、シラカンバ花粉。飛散時期は4月から6月頃と、スギ・ヒノキよりも時期が遅いのが特徴だ。シラカンバ花粉症の患者は、年々増加傾向にあり、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水に加え、口内がかゆくなる「口腔アレルギー」を引き起こすこともあるという。

・イネ花粉

春の花粉の中でもっとも飛散の時期が遅いのが、イネ花粉。5月から6月頃に、飛散量のピークを迎える。飛散距離は100mほどと他の花粉に比べると短いが、稲刈り時期などに花粉が舞うこともあるため、秋にも注意が必要だ。イネ花粉アレルギーの方は、小麦の食物アレルギーも発症するケースもある。

夏の花粉の種類

あまりイメージはないが、夏にも花粉症の症状がでる人もいる。「ハルガヤ」「カモガヤ」といったイネ科の植物、「ブタクサ」「ヨモギ」などのキク科の植物の花粉が飛散する時期であり、秋に症状が出やすい方は、夏にも注意が必要だ。

秋の花粉の種類

・ブタクサ花粉

スギ・ヒノキに続いて日本に多いと言われるのが、ブタクサの花粉症。8月から10月頃に飛散するブタクサ花粉は、飛散距離は短いものの、目や鼻の症状に加え、喘息の原因となることもあるため、風が強い時には特に注意が必要だ。

・ヨモギ花粉

8月から10月頃に飛散するヨモギ花粉は、繁殖力の強さが特徴。空き地や河川敷に群生するため、ヨモギ花粉アレルギーの方はこの時期にはできるだけそれらの場所に近付かないのが得策だ。

・カナムグラ花粉

雌雄異株であるカナムグラ花粉の雄株は、8~10月頃に飛散する。飛散量は少なく飛散距離も短いが、目や鼻の症状に加え、口腔アレルギーを引き起こすこともあるようだ。

これだけじゃない!ハンノキ花粉とは

季節ごとの花粉の種類を紹介してきたが、併せて「ハンノキ花粉」にも注意したい。1月から6月頃と1年の半分ほどの時期で飛散すると言われるハンノキ花粉は、食物アレルギーや喉の症状を引き起こしやすい。

スギ花粉症の5人に1人ほどがこのハンノキ花粉症でもあるとも言われているため、花粉の飛散時期が過ぎても喉に違和感を感じていたら、病院を訪れることをおすすめする。

文/oki

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