キャリコネの発表した「不動産業界の”ホワイト度が高い企業”ランキング」で圧倒的な「ホワイト度評価」を得て『三菱地所』が1位に選ばれた。
今回は「三菱地所」のホワイト度が高い理由を明らかにしていきたい。
2018年の本社移転時に働き方改革を加速させた「三菱地所」
まずは実際に働く人の口コミをチェックしてみよう。
「残業代はきちんと支払われるうえ、ボーナスも多くもらえる。仕事の規模に比例して、一人一人の裁量が非常に大きくなるため、部署によって休日出勤が多いところもあるが、全体的にワークライフバランスは取れているように感じる」(財務・会計関連職/20代前半男性/年収450万円/2015年度)
三菱地所は、1937年設立の大手総合不動産会社。丸の内、みなとみらいエリアのまちづくりや、「ザ・パークハウス」シリーズのマンション分譲などで知られている。「丸の内再構築の地域協働型プロデュース」の取り組みは、「第2回 日本サービス大賞」(2018年/サービス産業生産性協議会主催)の最優秀賞である内閣総理大臣賞を受賞した。
同社では、2018年の本社移転に伴い、革新的な働き方改革を実施している。たとえば、社員の意識・行動改革を進める目的で、部署単位でゾーンを決め、そのなかで社員が自由に座席を選択できる「グループアドレス」を導入。
また、「朝食の無償提供制度」を取り入れて、朝型勤務の促進や社員の健康をサポート。その他、ITインフラの整備や「テレワーク制度」、「インターバル勤務制度」、「パワーナップ(仮眠)制度」の導入なども行っている。
1時間単位で有休を取得できる「時間単位有給休暇制度」もあり、柔軟な働き方に対応できるようになっている。こうした取り組みもあって、2018年の有給休暇取得日数は、前年比で約10%増加した。
不動産業界の”ホワイト度が高い企業”ランキング
調査対象:『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「戸建て住宅」「不動産」「マンション」に記載の企業のうち、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業
調査内容:企業別にキャリコネユーザーによる「ホワイト度」評価の平均値を算出(5点満点)
構成/ino