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炊飯器には様々な機能がついている。実は、「おかゆ」が作れるのをご存じだろうか。
今回は、炊飯器で離乳食用や一人分など色々なパターンのおかゆを作る方法を確認していこう。
炊飯器を使ったおかゆの作り方
まず、炊飯器でおかゆを作る際の基本の材料と作り方、時間はどれくらいかかるのかを見ていこう。
炊飯器で作る基本のおかゆ(全粥)レシピ。一人分の分量や調理時間は?
炊飯器で一人分のおかゆを作る際の手順は以下の通り。
- お米を研ぐ(米:20g、水:175 cc、塩:少々)
- 炊飯器の蓋をして「おかゆコース(おかゆモード)」を選択し炊飯する
たったこれだけの手順で、メーカーによっても異なるが大体30〜40分程度で、塩味のシンプルなおかゆが出来上がる。
炊飯器を使った、具入りのおいしいおかゆの作り方
それでは、もう少し手のこんだ「中華粥」や「卵のおかゆ」の作り方もご紹介しよう。
材料さえ手元にあれば、割と簡単に作れるはずだ。
炊飯器で作る鶏肉を使った中華粥のレシピと作り方
具だくさんの中華粥は、おかゆといっても一食分のボリュームがある。味付けもしっかりしており、満足度が高い。
炊飯器で作る中華粥の材料(一人分)
- 米:50g
- 水:350 cc
- 酒;大さじ1/2
- 鶏ガラスープのもと:1/2
- 塩:少々
- 長葱の青い部分:20g
- 生姜:15 g
- 鶏モモ肉:適量
炊飯器を使った中華粥の手順
- 鶏モモ肉の余分な油を落とし、塩少々を揉み込む
- 水を沸騰させたところに、鶏モモ肉を5分ほどくぐらせ、ザルにあけて水で洗って臭みを取る
- 長葱を一口大にカットし、生姜は大きめにスライスする
- 炊飯器にスープのもと、塩、酒を入れて鶏モモ肉を投入する
- 炊飯器の蓋を閉めて「おかゆコース(おかゆモード)」のスイッチを入れて炊く
- 炊きあがったら、鶏肉を取り出し、食べやすい大きさに切って盛りつける
炊飯器を使った卵とツナのおかゆレシピ
家にある材料で簡単に作れるおかゆレシピとしては、卵とツナを使ったおかゆもおすすめだ。
炊飯器で作る卵とツナのおかゆの材料(一人分)
- 米:50g
- 水:150 cc
- 溶き卵:1個
- ツナ缶:1個
- 鶏ガラスープのもと(もしくはウェイパー):大さじ1/2
- 塩:少々
炊飯器を使った卵とツナのおかゆの手順
- 米を研いで炊飯器に入れ、内釜の「おかゆ」ラインまで水を入れる
- 卵と塩以外の材料を入れて炊飯スイッチを押す
- 炊きあがったら、溶き卵を回し入れ、炊飯器の蓋をして2分くらい蒸らす
- 最後に塩を入れて全体をかきまぜる
炊飯器で離乳食のおかゆ(10倍粥、つぶしがゆ、5分粥)を作るには
炊飯器を使ったおかゆの作り方は、特に子どもの離乳食作りで活躍するため、覚えておくと便利だ。
離乳食のおかゆは、炊飯器の「おかゆモード(おかゆコース)」で数食分をまとめて作る方法と、大人用のご飯を炊く際に、一緒に(少量だけ)作る方法がある。
炊飯器の「おかゆモード(おかゆコース)」で離乳食のおかゆをまとめて作る
炊飯器の「おかゆモード(おかゆコース)」で作れば、数日分のおかゆをまとめて作れる。
炊飯器で作る離乳食の材料
- 離乳初期……米:75g、水:500 ml(できあがり量:約500g=1回26-30g×16食分)
- 離乳中期……米:75g、水:400 ml(できあがり量:約420g=1回70g×6食分)
- 離乳後期……米:75g、水:400→300 ml(できあがり量:約420~400g=1回100g×4食分)
離乳食のおかゆは、子どもの月齢によって水分量(固さ)が異なる。離乳食の段階(初期、中期、後期)に合った水分量を心がけよう。
ちなみに、離乳初期のおかゆは「10倍粥(つぶしがゆ)」と呼ばれ、もっとも水分量が多い。「10倍粥」とは米の10倍量の水を使用することからきているが、炊飯器で作る場合は、水分量が米の量の10倍にはならないため注意しよう。
離乳食のおかゆを炊飯器で大人用のご飯と一緒に作る
大人用のご飯を炊く際に少量だけ離乳食用のおかゆを作る方法もある。
炊飯器で大人用のご飯と一緒に離乳食を作る手順
- 湯飲み茶碗を用意して、米小さじ2・水100 ccを入れ、大人用の米を研ぐ
- 大人用の米と水が入ったかまの中央に、離乳食用の米と水を入れた容器をセットし、炊飯器の蓋を閉めて炊飯スイッチを入れる
(※炊きあがったあとは容器が熱くなっている場合があるので注意)
炊きあがったものは、スプーンなどで好みのやわらかさにすり潰せる。やわらかさが欲しい場合はお湯を足そう。
炊飯器に入れる容器は、耐熱性のある湯呑み茶碗などがおすすめだ。