【参照】Apple
今回は、iPhoneを使うために必要なソフトウェア「iOS」のバージョンの確認方法や、アップデートの方法をおさらいしていこう。
インストールされているiOSはどれ? バージョンの確認の仕方
はじめに、現在使用しているデバイスのiOSのバージョンを確認していこう。
iPhoneでのiOSバージョンの確認方法
「設定」アプリを開き、「一般」→「情報」と進むと、「システムバージョン」の項目で確認できる。
iPadOSもバージョン確認方法はiOSと同じ
iPhoneと同様の操作方法だ。まず「設定」アプリを開き、「一般」→「情報」と進む。「システムバージョン」の項目から確認できる。
iOSは最新版へバージョンアップすべき?
毎年9月頃にメジャーアップデートされるiOS。それ以外にも、機能の追加や不具合の修正などのためにソフトウェア・アップデート=マイナーアップデートが提供される。頻繁に利用するアプリが、最新iOSにまだ対応していないなど、特別な理由がない限り、これらのアップデートは積極的に行おう。
iPhoneのiOSをバージョンアップするタイミングは?
iPhoneの「設定」アプリのアイコンに、通知のバッジがつくことがある(下図左)。この状態であれば、適用可能なソフトウェア・アップデートが存在する。「設定」アプリを開き、「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進むと、詳細がわかるはずだ。「今すぐインストール」をタップすれば、インストール開始(下図右)。「自動アップデート」をオンにしておけば、バッジは表示されないが、最新版が提供されると自動的にアップデートしてくれるので、こまめなチェックが苦手な人にはおすすめだ。
iPadOSもバージョンアップできるかを判断する方法は同じ
iPadOSでも仕組みはまったく同じだ。「設定」アプリのバッジで判断でき、詳細の確認、ソフトウェア・アップデートのインストールもiOSと同様だ。
ストレージの空き容量が少ないとiOSをアップデートできない!
iOSをアップデートする時はストレージの空き容量に注意しよう。ソフトウェア・アップデートのサイズにもよるが、数GB程度必要になることもある。
iOSは簡単にバージョンダウングレードできない点も注意しよう
簡単にアップデートできるiOSだが、いったんアップデートしてしまうと、簡単には元のバージョンには戻せない。日常的に利用しているアプリが最新のiOSに対応していない場合などは、アプリが最新iOSに対応するまでア待つ。という選択肢もある。
iOSの最新版は? 旧バージョンとの違いは? 細かい情報をチェックしよう
ここからは、iOS12を振り返りつつ新しいiOSにどのような機能が搭載されたのか詳しく見ていこう。
まずは旧バージョンをチェック! iOS 12はどんなOSだった?
iOS 12は、iPhone XS/XS Max/XRの発売に合わせて2018年秋にリリースされた。
「写真」アプリには、ライブラリから写真を見つけたり共有したりしやすくなる新機能が搭載され、ミー文字が搭載されたのもiOS 12だ。スクリーンタイム機能や、Siriショートカットも使えるようになり、パフォーマンスの改善もされている。
【参考】比べてわかった、iOS11から12への進化と注目機能
AirPlay 2対応テレビをサポートしたiOS 12.3
iOS 12.3では、iPhoneやiPadからAirPlay 2対応スマートテレビにビデオや写真、音楽などを直接共有できるようになった。ほかにも各種バグ修正と機能改善が行われている。新元号「令和」がサポートされたのもこのバージョンだ。
「メッセージ」アプリのバグが修正されたiOS 12.3.1
「メッセージ」アプリで発生していた、不明な差出人からのメッセージがチャットリストに表示されるといった問題が修正された。
iPhoneの移行機能が搭載されたiOS 12.4
iOS 12.4では、古いiPhoneから新しいiPhoneにワイヤレスでデータを直接転送してiPhoneを移行できるようになった。Appleのスマートスピーカー、HomePodが日本語をサポートしたのもこのバージョンだ。
大きな不具合がなかったiOS 12.4
マイナーアップデートも「4」まで進むと、OSとしてはかなり安定してくる。iOS 12.4では大きな不具合はなかったようだ。さらに細かいバージョンのアップデート内容を見ていこう。
セキュリティと安定性向上のiOS 12.4.1
iOS 12.4.1では、重要なセキュリティの問題が解消され、安定性が向上した。
iOS 12.4.2は改善とセキュリティアップデート
iOS 12.4.2では、機能の改善に加えて、重要なセキュリティの問題が解消された。
最新バージョンは?iOS 13の新機能をチェック!
現在の最新バージョンはiOS13。旧来のiOSと比較して何がどうアップデートされたのか、その内容を見ていこう。
iOS 13にはどんな機能が? 不具合は多いの?
iOS 13では、ダークモードの採用など、便利な機能が多数盛り込まれた。しかし、僅かながら不具合も報告されているようだ。もし、iOS13にアップデートして、不具合が発生した場合は、iPhone本体を再起動させてみよう。
カメラの不具合が解消したiOS 13.1.2
「カメラが作動しない」、「フラッシュライトが起動しない」などの不具合が報告されていたようだが、iOS 13.1.2で解消された。そのほかにもいくつかの不具合が解消されている。
着信時の問題が解消したiOS 13.1.3
着信してもデバイスの「音が鳴らない」、「振動しない」といった問題も解消された。それ以外にも、iCloudバックアップから復元する時の不具合にも対処している。
iOS 13.2.2でバックグラウンドのアプリに関する不具合が解消
バックグラウンド実行中のアプリが、予期せず終了する不具合があったが、iOS 13.2.2で解消された。通話後にモバイル通信サービスが、一時的に利用できなくなる問題なども解決している。
やっぱり最新が一番! iOSでもっともシェア率の高いバージョンは_
Appleは不定期に、iOSアプリを開発している人に向けた情報として、ユーザーがどのバージョンのiOSを使っているのかをグラフで公開している。
【参考】Apple:サポート
これによると、最新バージョンiOS13を使っているiPhoneユーザーは、全体の50%を占めていることがわかる。
iOS 13にはいつアップデートすれば良いの?
iOS 12以前のバージョンを使っている人は、通信環境とデバイスのストレージなど、ある程度条件が整っていれば、いつでもiOS13へアップデートできるはずだ。ただし、メジャーアップデートには30分以上時間がかかることもあるため、極力スマホを利用しない業務中や睡眠中にアップデートを行おう。
※データは2020年1月中旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット