iPhoneの動作に欠かせないiOSだが、古い機種のiPhoneでも最新のiOSにアップデートできるのだろうか? そこで今回は最新iOSの対応機種などを中心に、アップデートの方法などを紹介していく。
最新バージョンのiOSにアップデートするべき?
iOSは、なるべく最新のバージョンにアップデートしておいたほうが良い。不具合やセキュリティに関する問題など、旧iOSでは対応できない可能性があるからだ。ただし、最新のiOSにアップデートするにあたり、注意点もある。
iOSを最新版にアップデートする時の注意点
iOSのアップデートにはメジャーアップデートと、不具合やセキュリティの修正が行われるマイナーアップデートの2種類ある。マイナーアップデートは、すぐにでも適用したほうが良い。一方、メジャーアップデートをすると、アプリが一時的に使えなくなる可能性がある。
古いiPhoneでも最新のiOSは使える?
アップデートされたiOSは、古い機種でもインストールできる。詳しい対応機種は後述する。
最新版のiOSにアップデートすれば機能が増える場合も!
例えば、iOS 12→iOS 13のメジャーアップデートでは、いくつかの機能が増えた。例を上げると、ダークモードの追加だ。白い背景が中心のデザインからブラックを基調とした画面デザインに変化し、最適な壁紙へ自動で切り替わる機能が特徴だ。
最新バージョンのiOSで不具合はある?
メジャーアップデート版がリリースされた直後は、不具合が発生してしまうケースもある。しかし、マイナーアップデートを重ねるたびに不具合は解消していき、徐々に安定していくはずだ。
新しいバージョンのiOSなら最新ゲームも楽しめる
ゲームの中には、iOSのバージョンを限定するものもある。特に、最新技術を利用したゲームの場合、最新のiOSが必須となる場合もある。
【参考】iPhone X、iPhone XSのユーザーがスマホゲームを楽しむためのおすすめツールとアプリはコレ!
iOS 13はどんなOS? 新機能は?
iOS 13では、先述したダークモードのほか、「写真」アプリにおけるブラウズ方法や編集方法が新しくなったり、「Appleでサインイン」に対応したりと、様々な新機能が搭載された。また、システム全体の処理速度と応答性も向上しているようだ。
古いけど大丈夫!? iOS 13の対応機種は?
iOS 13の対応機種だが、iPhoneならSEを含む6s以降の機種でインストールできる。iPod touch(第7世代)もOKだ。
最新iPadOS 13の対応機種は?
iPad向けには専用のiPadOS 13がリリースされた。そんなiPadOS 13は、iPad Air 2以降に対応。古い機種のiPadでも最新OSを利用できる。
カメラの不具合が解消したiOS 13.1.2
iOS 13では、「カメラが作動しない」、「フラッシュライトが起動しない」などの不具合があったが、iOS 13.1.2で解消した。そのほかにもいくつかの不具合を解消している。
着信時の問題が解消したiOS 13.1.3
着信しても「デバイスの音が鳴らない」・「振動しない」などのケースがあったが、iOS 13.1.3でこの問題が解消した。それ以外にも、iCloudバックアップから復元する時の問題にも対処されたようだ。
最新のiOS 13.3はいつでもダウンロードできる
iOSの現在の最新版は13.3。このiOS 13.3は、インターネットに接続できる環境が整っていれば、いつでもダウンロードできる。
iOS 13は不具合が多い? 最新版でようやく安定した?
様々な機能が搭載されたiOS 13。多少、不具合も報告されていたようだが、アップデートを重ねるごとに安定してきている。今後も軽微な不具合の修正は行われるはずだ。
さっそくトライしてみよう! iPhoneのアップデートのやり方
ここからは、最新iOSにアップデートしていない人に向けて、アップデートのやり方を紹介していこう。
iPhoneのアップデートはiTunesがなくてもできる
古いiOSでは、アップデートをするためにパソコンとiTunesが必要であったが、今はiPhone単体でアップデートができる。まずは、「設定」アプリをタップする(下図左)。「一般」→「ソフトウェア・アップデート」と進むと、詳細がわかる。「今すぐインストール」をタップすれば、インストールが開始される(下図右)。「自動アップデート」をオンにしておくと、条件が整い次第自動的にアップデートされるはずだ。
iPhoneのアップデート時注意点
先述したように、メジャーアップデートのような大きなアップデートで注意してほしいのは、日常的に使っているアプリの対応状況だ。OS対応状況をしっかり確認してから、アップデート作業に入ろう。
iPhoneに不具合があるならマイナーアップデートは積極的に
メジャーアップデートしたばかりの時期は、頻繁にマイナーアップデートが配信される。不具合はどんどん修正される可能性があるので、できるだけ早くアップデートを適用しよう。
iPhoneのストレージが容量不足だとアップデートできない
すぐにアップデートしたくても、iPhoneのストレージが容量不足だと、アップデートできない。ソフトウェア・アップデートのサイズにもよるが、数GB必要になることもある。
容量不足でiPhoneをアップデートできない時はiTunesを使う手もある
iPhone単体でアップデートしようとすると、ソフトウェア・アップデートをダウンロードして、作業する領域も必要になる。そのため、ストレージの空き容量がある程度必要となるが、iTunesを使うとパソコンのストレージを利用できため、アップデートできるはずだ。
iPhoneをアップデートする時は時間に余裕を持とう
iPhoneをアップデートしている間は、すべてのiPhoneの機能が停止する。大事な連絡を待っているような時などは、アップデートは控えておこう。夜間の寝ている間など、空き時間などを活用してアップデートすると良いだろう。メジャーアップデートにかかる時間は、だいたい数十分から1時間以上の時間を要するケースもあるようだ。
【参照】iPhoneのOSアップデートに時間がかかる時の対処法
iPhoneのアップデートに時間がかかるのは通信回線の問題?
iPhoneのOSアップデートが遅い時は、ソフトウェア・アップデートをダウンロードするために時間がかかっているケースがある。また、端末本体内の不要なデータ(キャッシュデータなど)を削除することで、アップデートが早くなる可能性もあるようだ。
※データは2020年1月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品・サービスのご利用はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット