さらにマルチディスプレイ化をしてしまいましょう!
さて、「superbe SU-TV4304K」を接続している時に、うっかり気がついてしまったのですが、筆者が先日入手したデスクトップPC、「HP ENVY 750-180jp」には、NVIDIA GeForce GTX 960 が搭載されており、このタイプでは、DisplayPortが3基、HDMI端子が1基も付いており、4画面同時出力対応です。ようするにこのビデオカード、まだ3つもディスプレイを追加できるのです!
「ビデオカードの端子に空きがあれば、それを埋めるのが漢というものである」
……という、先人の尊い箴言(しんげん。教訓)を受けて、筆者も、ビデオカード空き端子すべてに、ディスプレイを追加して、マルチディスプレイ化することにしました。
そもそも、クリエィティブでプリミティブなイマドキのビジネスパーソンは、仕事中にこっそりデイトレーディングを行ったり、YouTubeの動画の編集や配信を行って広告料を稼ぎたいことが良くあります。
パソコンでデイトレを行う場合、たくさんの株式銘柄をリアルタイムで一覧で閲覧して、細かく売買の判断を行う必要があるため、4Kディスプレイの画面だけでは、サイズが足りません。そのため、表示領域のさらなる拡大のために、パソコンに複数のディスプレイを接続して使用する、マルチディスプレイが不可欠なのです。
また、動画の編集は、ハイスペックなパソコンが必要であるのは、言うまでもありませんので言ってしまいますが、動画の編集や配信を行う場合、素材を選びながら、ブラウザの画面を開いてネットサーフィンで遊び、さらに動画編集ソフトで作業を行わなければならないシチュエーションが大半です。したがって、4Kディスプレイの広い画面だけではとても画面サイズが足りません。そのため、やっぱり、マルチディスプレイが必須なのです。
という訳で、まずはオークションサイトでマルチディスプレイできそうなディスプレイを探してみますと、DELLの21.5モニター「E2213Hb」が、4台まとめて6000円で出品されていましたので、すかさず落札。これらのディスプレイを同時に設置可能な、ディスプレイアームもさらに入手して、アームに固定してみました。
「E2213Hb」は「VESA」対応ですので、規格通りの「100×100mm」の穴が背面に空いてあります。「VESA」とは、「Video Electronics Standards Association」の略で、パソコンやワークステーション等のビデオ周辺機器に関する業界標準化団体であり、ここの規格に適合したディスプレイは、規格に適合したディスプレイ用のアームやスタンドに固定が可能だという優れものです。
パソコン用のアームやスタンドは、「75×7 mm」もしくは「100×100mm」(ほか、「200×100mm」、およびさらに大きい規格もありますがここでは割愛します)の規格のいずれか、もしくは両方に対応している物かどうかなのか、よく確認の上、購入しましょう。
最近は、「75×75mm」および「100×100mm」の両方に対応しているモデルが大半です。ちなみに今回は、以下のスタンド式ディスプレイアームを購入しました。
モニターアーム 4画面 スタンド式 PC 液晶ディスプレイ 13-27インチ対応 多関節 軸回転 耐荷重7kg(1台) VESA規格
「E2213Hb」を、4台並べてみた状態がコチラ。「E2213Hb」の解像度は、HD(1920×1080)ですので、4台合わせた解像度とサイズは、43インチモニターと、大体一緒なのですが、やはり額縁部分が気になりますよね。とはいえ、1画面ずつの設定が可能で、画面を縦にも設置できるのが、メリットと言えば花王のメリットかもしれません。
ちなみに、「E2213Hb」を4台同時にビデオカードに接続しますと、同時表示可能な映像出力ポートがすべて埋まってしまい、「superbe SU-TV4304K」を繋ぐポートが足りなくなってしまうのに気がついてしまいました。アホやん。そこで以前の記事で購入した、コチラの機器の出番です。カネに困って売らないで良かった!
コチラの商品は、USB3.0(USB Type-A 3.1 Gen 1)コネクターを持っているパソコンから、HDMI2.0入力を持つテレビやモニター、プロジェクタに、最大2台を同時接続可能な分配ハブです。
なんと解像度は、2ポートとも、3840×2160@60Hzまでサポートしています! しかもこのハブの中には、皆さんお世話になっている、「DisplayLink」社のビデオチップが内蔵されていますので、USB端子さえあれば、2台もの外付けディスプレイをお手軽カンタンに接続できちゃうという優れものなのです。
まずはこれに、「superbe SU-TV4304K」を繋ぐとして……。もう1つの端子はどうしようかな……。そういえば、液晶タブレットでデジタル作画する環境が無くなってしまいました。
……そして、メインPCディスプレイ兼用として、「Surface Studio」の環境に近い画面サイズの、WACOMの液晶タブレットを追加購入して接続することに致しました。
「Surface Studio」は、タッチ機能がとても使いやすかったので、WACOMの液晶タブレットも、タッチ機能がある「Cintiq 27 Touch」を迷わずポチリました。
ちなみに、新品価格は34万3440円(税込み)で、とても新品では買えませんトホホなので、迷わず中古を選択。それでも現時点での相場は約10万円。思わずブヒッ! と声がこぼれました。まんがの需要がないというのに、まさに無謀です。
Cintiq 27QHD touchの仕様は以下の通りです。
型番:DTH-2700/K0
液晶パネル:表示サイズ/解像度 27型(596.7×335.6mm)/WQHD
最大表示解像度:2560×1440ドット
液晶方式:AHVA(IPS方式)
画素ピッチ:0.233×0.233mm
コンストラスト比:970:1
視野角 水平178°/垂直178°
入力信号:DisplayPort規格1.2準拠×1、HDMI×1(HDCP対応)
入力端子:DisplayPort、HDMI(HDCP対応)
Cintiq 27QHD touchは、本体だけでは、寝せた状態でしか使うことができませんので、実質上、専用スタンド「Cintiq Ergo Stand(価格税抜き4万8000)」が必須となります。
これがもう、新品では売っていません。そこで、適正価格の中古を検索開始。その結果、何とか3万円の中古を入手。無茶苦茶デカい箱で送られてきました。比較対象としてタイガーバームと並べてみましたが、とにかくデけぇ! 思わず、ブヒブヒッとため息と笑みがこぼれました。
早速「Cintiq Ergo Stand」に、「Cintiq 27QHD touch」を設置してみました。しかし、添付の説明書を見ても、全く設置方法がわからないのには焦りました。ネットで、組み立て動画を公開している人がいたので、今回は事なきを得ましたが……。
それにしても液晶タブレットのスタンドが3万円とは……高いなぁ。ブヒブヒブヒヒ~ッ!! と嗚咽(おえつ)が漏れました。
最後に、「E2213Hb」の4台のうち1台の調子が悪いので、以前の本誌の記事でも紹介した、小型液晶ディスプレイに入れ替えました。
「HP ENVY 750-180jp」にはUSB-C端子が付いていないのですが、もし対応をしているPCであれば、USB-Cケーブル1本で映像+給電までスムーザーに行えるのではないかと思います。まぁデスクトップPC環境ではほぼ意味ありませんが……いや、配線が減るのは間違いありませんので、意味なくはないのかな?
仕様は以下の通りです。
ブランド:Eleduino
商品重量:662 g
梱包サイズ:24.4×17×4.6cm
メーカー型番:089A
カラー 8.9インチ1920×1200 モニター
画面サイズ:8.90 インチ
ディスプレイ最大解像度:1920×1200
今回、背の高いVESA自立スタンドが見当たりませんでしたので、とりあえずタブレットPC用のスタンドを流用。サイズ的にはピッタリ合いますが、アームで挟み込んでいるだけですので、自重でずり落ちないかが心配なところ。見た目は悪いですが、粘着シートか養生テープか何かで補強しておいた方が良いかもしれません。
さて、残りの「E2213Hb」を、ガス圧式のディスプレイアームに置き換えて……。
1homefurnit PCモニタアーム デュアル ガス圧式モニター台 液晶ディスプレイアーム 13-27インチ対応 耐荷重2-6.5kg 3.0USBポート付 1年保証
でけた! 何とか4K大型ディスプレイを中心に、「マルチディスプレイ」環境が構築完了しました! やったね、たえちゃん!
……何だか、マルチディスプレイを達成した瞬間に、熱がさめたような気がするのは気のせいでしょうか……。消費電力もバカにならないでしょうし、どうしよう、コレ……。
ちなみに、ついに今月はクレジットカードの上限枠に達してしまいました。誰か助けて!
高解像度ディスプレイを選ぶなら安価で大画面がイチバン!43インチ4Kの「superbe SU-TV4304K」で快適マルチPC環境を構築しよう!
今回の作戦も、大・成・功~!
↑↑ なんだかスゴイことになっております…。
※資料・画像引用 筆者自身の撮影によるもの、もしくはメーカー・販売店サイト、又はwikipediaなど。
※本記事は、執筆時点でネットに公開された資料や取材による情報に基づく商品やサービスの異訳調の紹介風なテキト~でいい加減な内容のエッセイとなりますが、筆者および編集部はその内容や継続性等を保障するものではございません。(特に海外メーカーの場合、公開された仕様と実際の仕様が異なる場合があります)
※本記事に登場する、登場人物のキャラクターや言動は炎上しそうな箇所はおおむねフィクションです。
文/FURU
デジタル系ガジェットに散財する、サラリーマン兼漫画描き兼ライター。電脳ねたがテーマの漫画を得意とする→https://www.furuyan.com
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ついにひと月あたりの印税が、100円台を割りました! 才能無さ過ぎ! 爆死!