■連載/阿部純子のトレンド探検隊
2015年に閉館した「東急プラザ渋谷」が新生オープン
2019年12月に開業した渋谷駅西口エリアの「渋谷フクラス」は、商業施設の「東急プラザ渋谷」、一般路線バスや空港リムジンバスが乗り入れるバスターミナル、観光支援施設「shibuya-san(シブヤサン)」、産業進出支援施設「Business-Airport Shibuya FUKURAS」、地元商店街への配送業者が利用可能な地域荷捌き施設「ESSA」、オフィスフロアで構成された複合施設。
2~8階、17~18階には、2015年に閉館した「東急プラザ渋谷」が新生オープン。「大人をたのしめる渋谷へ」をコンセプトに、先に紹介した「Pepper PARLOR」を含め、食や健康、美、趣味、ライフプランといった大人が関心の高いテーマの69店舗で構成されている。
〇「SHIBU NIWA」(17階)/「CÉ LA VI」(17、18階)
17階には渋谷のスクランブル交差点や、渋谷再開発により周辺に林立する高層建築物が見られるルーフトップガーデン「SHIBU NIWA(シブニワ)」が登場。テーブル席やハンモック、テント席などを備え、居心地の良いアウトドアの空間になっており、夜景が楽しめる絶好のスポットだ。
17階、18階には、シンガポールにある「Marina Bay Sands(マリーナベイ・サンズ)」のルーフトップをはじめ、香港、フランス・サントロペ、台北、クアラルンプール、上海、ドバイなどで展開するレストラン「CÉ LA VI」が日本初上陸。17階はカフェ&バー業態の「BAO by CÉ LA VI」とラウンジ「CÉ LA VI CLUB LOUNGE」、18階はファインダイニング「CÉ LA VI RESTAURANT & SKY BAR」と、昼も夜も景色と共に楽しめる食空間が広がる。
17階のカフェはCÉ LA VIで初となるアジアンバーガー「バオ」や、スイーツ、ドリンクがカジュアルに楽しめて、ラウンジは音とライトで演出するエンターテインメントを楽しめる。東京限定のシグネチャードリンク「アットザットタイム」、フルーティーな「ベリーベリー」などカクテルも豊富。
18階はモダンアジアン料理のダイニングでランチ、ディナーを提供。セットランチメニュー(4コース)は2900円(税別以下同)と4800円、セットディナーメニューは5コース1万円、7コース1万5000円など。
〇ビームス ジャパン 渋谷(2階)
洋服や小物だけでなく、ポップカルチャーから職人技による手工芸品、日本各地の銘品と、日本の魅力を世界に発信する「ビームス ジャパン」。新宿に続く新拠点としてオープンしたのが渋谷店で、木と梁を用いた店内には、アーティスト・カッズ ミイダ氏による風神雷神の天井画も。
ビームス ジャパン 渋谷限定商品は「MIZUNO×HIGHSNOBIETY×BEAMS 別注スニーカー」(2万3100円 税込以下同)と、ハチ公をビームス ジャパンのロゴに組み合わせた限定Tシャツ(半袖・6380円/長袖8580円)。
渋谷の象徴“スクランブル交差点”をビームス ジャパン風にアレンジした「交通安全グッズ」も注目。「あずきバー」とコラボレーションした「井村屋 ゴールドあずきバー」(220円)は、当たりが出るとビームス ジャパンオリジナルの「あずきミラーチャーム」をプレゼントする。
50作目となるシリーズ最新作「男はつらいよ お帰り 寅さん」の公開を記念した50周年プロジェクトの一環として、現在第二弾の「男はつらいよ ビームス篇」を展開中。どてら型のダウンジャケット(4万6200円)や、「ループウィラー」特注のお守り入れ(4950円)、雪駄をイメージしたスニーカー(2万2000円)など、ユニークな寅さんコラボ商品が並ぶ。
〇GMOデジタル・ハチ公square(2階)
無料の待ち合わせスポット。デジタルアートが楽しめる休憩スペースでは、無料のWi-Fi、シートに置くだけでスマートフォン充電ができる設備も整い、雨の日や寒い日でも快適に待ち合わせができる。大型モニターでは渋谷のシンボル「ハチ公」で遊べる「デジタル・ハチ公」が。ハチ公と旅する世界の都市と衣装を選んで出発、最後は渋谷スクランブル交差点に戻ってくる様子が楽しめる。