慈善事業を支援することもできる
書き損じ・未使用はがきを使って、募金をすることもできます。はがきを送るだけで、募金になるので非常に簡単です。どんな団体に募金できるのか、募金方法などを確認していきましょう。
書き損じ年賀状が募金になる仕組み
未使用のはがきは、募金することができます。まずは使用していないはがきを募金を募る協会に送りましょう。その際、手数料は発送者負担になります。協会が郵便局で新しい切手に交換し、切手買取業者で換金することで募金になるのです。なお、私製はがきは郵便局で交換できないため募金の対象にはなりません。
はがき募金を行っている協会は複数あるため、募金したいと思う協会に送りましょう。特に有名な協会を見ていきます。
世界中のこどもたちの支援に ユニセフ
ユニセフに募金ができる「書き損じ・使い残しはがきチャリティ」は、パートナー企業である株式会社インプレスによって行われています。株式会社インプレスを通してユニセフに募金でき、世界中のこどもへの支援に役立てられるのです。
昨年は、1万7,093枚のはがきと切手によって、合計79万6,661円もの募金がなされました。恵まれないこどもたちや、飢餓による重病で苦しむこどもたちを支援することができます。
はがきの種類と枚数を記載し、所定の住所に送付しましょう。送付先の住所は以下の通りです。
- 住所:東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
株式会社インプレス 「インプレス年賀状編集部/チャリティ」係 - 受付期間: 2019年12月2日(月)〜2020年1月27日(月)※当日消印有効
優秀な盲導犬を育成する 日本盲導犬協会
盲導犬を育成している日本盲導犬協会でも、はがき募金が可能です。日本盲導犬協会の場合、未使用はがきを交換して通信費に充てられます。目の見えない方やその家族を支えてくれるワンちゃんのために、使用していないはがきで支援することができるのです。
最寄りの訓練センターに、はがきを送りましょう。送付先は以下の通りです。
- 公益財団法人 日本盲導犬協会 神奈川訓練センター
〒223-0056 神奈川県横浜市港北区新吉田町6001-9 - 公益財団法人 日本盲導犬協会 日本盲導犬総合センター
〒418-0102 静岡県富士宮市人穴381 - 公益財団法人 日本盲導犬協会 仙台訓練センター
〒982-0263 宮城県仙台市青葉区茂庭字松倉12-2 - 公益財団法人 日本盲導犬協会 島根あさひ訓練センター
〒697-0426 島根県浜田市旭町丸原155-15
子どもたちの未来のために あしなが育英会
親をなくしたり、働けない親をもつこどもたちを支援するあしなが育友会でも、はがき募金ができます。未使用はがきの代金より、交換手数料5円を引いた金額が募金額です。あしなが育英会では、未使用はがきだけではなく未使用切手やプリペイドカードなども交換できます。
これまで募金やチャリティーなどをしたことがない方でも、簡単かつ気軽に支援することができるのでおすすめです。
- 一般財団法人あしなが育英会
〒102–0093 東京都千代田区平河町2丁目7−5 砂防会館4F
どうしても修正したい場合
年賀はがきは、書き間違えたら新しいものに書き直しましょう。しかし、「年賀はがきを書き直した行けれど、時間がない」「枚数が足りない」という理由でどうしても修正したいという人もいるでしょう。
基本的に宛名の名前欄のミスはマナー違反にあたりますが、それ以外の部分であれば修正しても送ることも可能です。ただし、会社の取引先や目上の人の場合は、わざわざでも書き直す方が良いでしょう。
年賀はがきの書き損じをどうしても修正したい場合の対処法を見ていきます。
はがき用ペン修正液を使う
間違えた文字を修正したい場合には、はがき用ペン修正液を使用しましょう。通常の修正液や正ペンはおすすめできません。なぜなら、はがきの色味と違い修正したことが分かりやすくなるからです。
はがき用ペン修正液であれば、はがきの色味にマッチした色であるため文字の上に重ねても分かりにくくなっています。テカリも抑えられているので、遠目では気づかれにくいです。
修正液を使用する際には、しっかりと振って少量ずつつけましょう。力強く出すと、量が出すぎてしまうので気を付けなければいけません。
シールを貼る
間違えた部分にシールを貼ることで、誤字を隠すことができます。ただし、はがきや文章のど真ん中にいきなりシールをはると不自然なのでバランスを見て行いましょう。その際、お正月っぽいデザインのシールであればオリジナリティも出すことができます。
最近では和柄のマスキングテープも人気です。年賀はがきをデコレーションしたい人は、文房具屋さんでシールをチェックしましょう。
文/編集部