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1000円でできる!キャンプ場でよく見る「かがり火系焚き火台」の作り方

2019.12.28

焚き火台を吊す

小型の持ち手付き丸缶の下部に、空気孔を空ける。これが簡易焚き火台。三脚にチェーンを巻き付け、吊す。

木製の三脚で、キャンプサイトの周りには落ち葉が残っているので、あまり大きな炎にするのは不安。そうなると円筒形焚き火台では炎が見えづらく、もっと浅くて広い焚き火台にするか、缶の上部にも穴を空けるかメッシュ状にしないとかがり火の役割を果たしてくれない。まだまだ改良が必要だが、ひとまずこれでキャンプを楽しんでみた。

通常の焚き火台よりも炎が高めの位置になるので、ハンモックやハイコットに寝転んだとき、炎が同じ目線になり自然に焚き火の炎が視界に入る。これだけで焚き火好きの満足度は高い。

また、風の強い日は使わないにしても、薪を追加するなどちょっとした刺激で焚き火台がゆらゆら揺れる。これが不思議な空気感を生み出し、心地いいスペースとなる。

かがり火では調理ができず、暖を取るには少々背が高く、足下や腰周りなどにはぬくもりが届かない。ともすれば薪の無駄遣いとなりかねないが、焚き火の終わり間近、あと少しで燃え尽きる薪を集めて寝転びながらぼんやり炎を眺めるには、この小さなかがり火がちょうどいい。

取材・文/大森弘恵

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