抱負の具体例
抱負は詳細かつ明確なほうが実行しやすく、最終的な成功を得やすくなります。「なんとなくイメージはあるものの、どう具体化してよいか分からない」という人は、いくつかの具体例からヒントを探してみてはいかがでしょうか。
実現可能な抱負を立てるための、具体例を三つ紹介します。
転職のため半年後までに資格を取得する
仕事関係の抱負なら『転職のため半年後までに資格取得する』という抱負はいかがでしょうか。
転職を目標とする場合、資格を持っていることは大きなメリットです。資格があったから採用されたというケースも多く、資格取得を抱負に盛り込むのは有益でしょう。
ただし、有益な資格は、どんな仕事に転職するかで異なります。
転職先がエンジニア系なら、『基本情報技術者』『情報処理安全確保支援士』などおすすめです。一方、事務・経理系なら『日商簿記』『マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)』などあると重宝するでしょう。
目指す転職先で役立つ資格を見つけ、抱負に盛り込みましょう。
朝6時に起きてジョギングする習慣を身に付ける
健康に関する抱負を立てるなら、『朝6時に起きてジョギングの習慣を身に付ける』というのもよいでしょう。ジョギングすることにより身体的な健康はもちろん、ストレス発散効果で心の健康も期待できます。
継続的なジョギングの習慣を抱負にすることは、ごく身近なところから始めたい人にぴったりです。『朝6時』と明確に決め、『○分』『○km』など追加すると、より具体的になります。
レシート管理を日課にして貯金を2倍に増やす
日常の抱負なら『レシート管理を日課にして、貯金を2倍に増やす』なども有益です。現在の貯金の2倍、と具体的な指標を定めることでモチベーションを保ちやすく、達成までに要する時間や必要な努力が見えやすくなります。
レシート管理というのは、最もシンプルな家計管理術の一つです。方法としては、レシートを家計簿やExcelの家計簿表に入力する・レシート管理アプリを使用してみるなどがあります。
ただし、どの方法を選択しても毎日、あるいは期間を決めて整理していかないと、レシートは増え続けます。『レシート管理を日課にする』と抱負に盛り込むなら、どんな手段を選択するか・いつ、どこで行うかまできちんと決めて取り組むのがベターです。
ビジネスで効果的な抱負の話し方
的を射た抱負を述べられれば、ビジネスマンとして好印象を与えられます。抱負を尋ねられたときは自己アピールのチャンスと考え、自信を持って前向きな姿で臨みましょう。
ビジネスでよい印象を持たれる抱負の述べ方を紹介します。
自分らしさのある前向きな言葉を使う
好印象を持たれる抱負にするなら、自分らしく前向きな言葉を使うことが有益です。
抱負というと新しいことばかりを述べがちですが、社会人なら前年の課題や問題を上げ、さらなる飛躍を誓うとよいでしょう。たとえば、営業のビジネスマンなら、次のような抱負はいかがでしょうか。
「昨年は営業成績も悪くはなかったが、新規開拓に満足できなかった。今年度は積極的に外回りを行い、新規開拓にも注力したい」
このような内容なら、前年の反省を踏まえたポジティブな抱負となります。適切に自己分析できているので、聞く人にも好印象です。
1分程度にまとめて笑顔で伝えよう
どんなに強い意気込みや伝えたい抱負があったとしても、だらだらとしたスピーチは嫌がられます。ビジネスシーンで『できる人』という印象を与えるには、言いたいことをコンパクトにまとめる能力も重要です。
抱負はシンプルに1分程度にまとめ、笑顔でハキハキと伝えてみましょう。
加えて、スピーチでは態度や表情も聞く人に大きな影響を与えます。抱負の内容とともに身だしなみや口調、声の大きさにも気を配ることも大切です。
文/編集部