【AJの読み】毎日の献立に簡単に取り入れられる酢酸菌+乳酸菌レシピ
酢酸菌と合わせて取ると相乗効果のある乳酸菌。石原先生のおすすめは、胃酸や胆汁酸に強く腸まで届きやすい、キムチや納豆といった植物性乳酸菌とのこと。動物性乳酸菌のヨーグルトでも腸まで届くタイプの製品もあるので、うまく酢酸菌と組み合わせて摂取したい。
「酢酸菌ライフ」では管理栄養士の望月理恵子先生が監修した、酢酸菌と乳酸菌を組み合わせた、毎日の献立に簡単に取り入れられるレシピも紹介している。花粉症対策や、アルコールに対する効果も期待できるので、つい飲み過ぎてしまう年末年始にも活用したいレシピだ。
〇豚肉と野菜たっぷりレンジ蒸し
レンチンで簡単にできる、免疫アップと粘膜保護のメニュー。お酢はレンジ前後の2段階で使用。蒸す前にお酢をかけることで風味を付け、さらにお肉を柔らかくすることができる。
豚ばらの脂を酸味のあるタレがやわらげ、野菜との相性も良く、夕食のおかずにおすすめ。
材料(2人分):もやし100g(1袋)、豚バラ120g、キャベツ2枚、人参1/2本、ほうれん草4株、塩こしょう少々、にごり酢10cc
タレ:にごり酢30cc、梅干し(梅肉)1〜2個(20gほど)、しょうゆ大さじ1
1.豚バラは5〜6cmに切り、塩こしょう、にごり酢10ccを全体にかける。
2.キャベツはざく切り、人参は5cmほどの千切り、ほうれん草は5cmほどに切る。
3.皿にもやし、2の野菜、豚バラの順にのせ、ラップをふんわりとかけて野菜に火が通るまでレンジにかける。(おおよそ600W 5分)。
4.タレの材料を混ぜ、3にかけてできあがり。
〇ダブル発酵 酢トック ザーサイ
花粉症予防に、酢酸菌を含むお酢、発酵食品のザーサイがダブルで摂れるメニュー。さらにシソを使うことでアレルギーの抑制も期待できる。冷蔵庫で1週間ほど保存可能なので、作りおきにも便利。ザーサイはメンマで代用可。豆板醤がない時は、味噌大さじ1、しょうゆ小さじ1/2、唐辛子小さじ1で。好みでミョウガ1本(15g)を加えても◎。ザーザイの塩味とシソの風味を強く感じるので、お酢の酸味がマスキングされて酸っぱいものが苦手な人にも食べやすい。ごはんが進み、おつまみにも合いそう。
材料( 5食分・1食 20g想定):ザーサイ100g、シソ 5枚
タレ:ごま油大さじ1/2、しょうゆ小さじ1/2、豆板醤小さじ1/2(辛いのが苦手な場合は少なめに)、砂糖少々、にごり酢20cc
1.ザーサイはキッチンペーパーで水気を軽く拭き取る。
2.シソは粗みじん切りにする。
3.タレの材料を混ぜ、1、2と混ぜる。
〇ながいものトロトロ汁
花粉症予防に、酢酸菌を含む酢、さらに鼻やのどの粘膜の保護・強化になる長芋をダブルで摂れる、花粉症対策メニュー。酢をかけることで、長芋のポリフェノールの酸化による変色も防ぐ。長芋の食感を楽しみたい場合は粗く、トロトロ感を楽しむ場合は、細かくすりおろす。とろみのある汁物で身体が温まりお腹も満たされる個人的にイチオシのメニュー。
材料(2人分):長芋100g+40g、青のり少々、にごり酢10cc
スープ:だし汁2カップ、にごり酢30cc、しょうゆ小さじ2
1.長芋40gを千切りにし、にごり酢10ccをかけておく。
2.スープの材料を鍋に入れ、沸騰させてから3分煮る。そこにすりおろした長芋100gを入れ、さらに3分煮る。
3.火からおろし、器に入れたあと、1と青のりを加えてできあがり。
〇ベリーヨーグルト酢ムージー
酢酸菌と乳酸菌の組み合わせで、より高い免疫活性効果が期待できる。トッピングに抗酸化作用の高いベリーを加えることで免疫機能の働きをサポート。またお酢には苦味を取り除く働きもあるので、冷凍ミックスベリーをあらかじめ酢につけておくとポリフェノールの苦味が緩和。バナナの甘みとフルーティーなベリーの組み合わせで、酸味もあまり感じず飲みやすい。酸味が苦手な人ははちみつを足して。
材料(2人分・1人180ml):バナナ1本、冷凍ミックスベリー120g、にごり酢30cc、牛乳1/2カップ(100CC)、ヨーグルト100g、はちみつ小さじ1程度(好みで)
1.冷凍ミックスベリーをにごり酢に10分ほどつけておく。
2.ミキサーに1と残りの材料をすべて入れ、なめらかになるまで攪拌したらできあがり。
文/阿部 純子