「ケンカするほど仲が良い」は本当だった
有賀さんによれば、仲良しの夫婦ほど“あること”が多いという。
「結婚式の準備中は多くの方がケンカしたり、約8割の方がマリッジブルーになったりします。ピッタリ価値観が合った人と結婚しなきゃいけないと思いがちですが、私はそんな夫婦に出会ったことがないんです。仲良しの夫婦ほど、意見交換ができて、ぶつかり合ったり、ケンカしたりします。結婚式の準備期間中も、みなさんケンカすることが多いですが、結果、絆が深まり、一歩深い夫婦になれたという方も多いです」
これからの長い人生を夫婦で生きるに当たり、夫婦というものを改めて考えさせられる。新しい視点で夫婦関係を見直してみるのもいいかもしれない。
【取材協力】
(株)テイクアンドギヴ・ニーズウェディングアドバイザー
有賀 明美さん
1977年生まれ。フェリス女学院大学卒業後、ハウスウェディングのパイオニアである株式会社テイクアンドギヴ・ニーズに入社。型にはまった結婚式が一般的だった中、「結婚式にサプライズ」という新しい概念をつくりだした「オリジナルウェディング」の先駆者で業界のカリスマ的存在。2000年から現在まで1000組以上の国内外のウェディングを監修・担当。数多くの芸能人、アーティスト、スポーツ選手から指名を受け、結婚式を手掛けてきた。
http://akemi-ariga.com/
取材・文/石原亜香利