ちまたで人気のコードレス掃除機。片手でスイスイ掃除ができ、コンパクトで収納スペースを取らないのが魅力だ。人気なだけあって各メーカーがこぞって販売しているが、一体どれを選ぶのが正解なのだろうか? 今回は「できるだけ安く」「機能」に重点をおいたコードレス掃除機の選び方やおすすめの商品も紹介しよう。
掃除機はコードレス時代に突入!? おすすめの選び方
コードレス掃除機を買う時には、ゴミをパックに集めてパックごと捨てられる「紙パック式」と、吸引したゴミをダストカップに集めて溜まったらゴミだけを捨てる「サイクロン式」といった「集じん方法」の違いから、「充電時間」や「連続運転時間」などが、選びの基準となるだろう。
さらに以下の選定基準も重要だ。ぜひ加えてほしい。
・重さ
・コスパ
・吸引力(吸込仕事率)
なぜこの3つが重要になってくるかを詳しく紹介していこう。
コードレス掃除機おすすめの選び方① 軽いもの
本体を床に置いて使うキャニスター型と違い、本体を支えながら持って掃除するコードレス掃除機は、重いものだと作業しているうちに腕が疲れてしまう。車の中で使うような小さなコードレス掃除機と違い、部屋の掃除をメインに作られているものは、重量が1kg以上3kg以下の商品が多い。自分がどれくらいの重量を持っていられるかは、実際に使ってみないとわからない。購入前に家電量販店などで気になる製品を実際に使ってから購入するのがおすすめだ。
軽さを重視するなら、1kg~2kg以内をチェックしてほしい。
コードレス掃除機おすすめの選び方② コスパ
商品を買う際の予算は、変更しにくい条件といえる。まずは、予算範囲内の製品に絞りこみ、そのうえでサイクロン式、紙パック式、軽さ、吸引力、駆動時間などほしい機能を厳選すると、予算オーバーという事態を避けやすい。
コードレス掃除機おすすめの選び方③ 吸引力
吸引力(吸込仕事率)とは、ゴミを吸い取る強さをワット数で表したものだ。ただし、ゴミを吸引する時は、掃除機の先に取り付けるヘッドの種類も大切になってくる。吸引力の高さだけで判断せず、吸い取る場所に合わせたヘッドの種類があるかなども、チェックしよう。
コードレス掃除機おすすめの選び方番外編 1人暮らしの場合
1人暮らしでコードレス掃除機を使うのなら、静音性のあるモデルもおすすめだ。例えば寝室とリビングが一体化しているワンルームの集合住宅では、ちょっとした音が隣部屋の住民に届きやすい。気兼ねなく掃除したいなら、静音性が高いものを選ぶといい。
【参考】掃除機のおすすめ12選!紙パック、サイクロン、コードレス、一人暮らし向け、タイプ別にセレクト
コードレス掃除機の中で安い&静かな製品は?
本体が1.2kgと軽い、紙パック式のコードレス掃除機だ。ヘッドにサイクロン気流を発生させ、ゴミの吸い取りをサポートする。静音性はうたっていないが、音も比較的静かだと、メーカーのモニターチェックで高評価を得ている。
Amazon販売価格は9900円とお手頃だ。メインの掃除機を持っている人が2階の部屋などにサブ機として使うケースも多い。
安いし性能も十分! コードレス掃除機の人気製品を紹介
ここでは、「安さ」と「性能」を兼ねそなえた人気コードレス掃除機を紹介しよう。2019年発売のモデル、1万円以内で買える機種、口コミで人気のメーカー製品などを紹介していくので、購入を検討中の人は参考にしてみてほしい。
軽くて吸引力バツグン! 2019年発売モデルでおすすめのコードレス掃除機
Panasonicが2019年10月に発売したコードレススティック掃除機。1.6kgと軽量ながら、100Wの吸引力がある。メーカー公式サイトでは4万9280円(税込)だが、楽天市場や店頭販売では3万7000円台からのプライス表示が見られる。
Amazonで高評価多数! 1万円以内で買えるおすすめの安いコードレス掃除機
2019年11月末時点でのAmazon販売価格は8399円。サイクロン式のコードレス掃除機だ。人が少し大きめの声で会話している程度の75dB以下に抑えられた静音設計で、フィルター交換が不要なステンレスフィルターを採用している。
口コミで人気! アイリスオーヤマのコードレス掃除機
コードレス掃除機の中でも、アイリスオーヤマの製品は口コミでかなりの評価が高い
2019年11月末時点のAmazon販売価格は1万8500円。紙パック式のこちらの製品は、吸引力80W、重さ1.9kgとバランスのいい仕上がり。ホコリ感知センサーにより、余分なパワーを使うことなく掃除できるので、電池を長持ちさせられる。また、モップで掃除したい時にありがたい「静電モップ」もついている。モップのほこりはスタンドで吸引できるので非常に便利だ。
コードレス掃除機の人気製品! 日立のコードレス掃除機
軽くて持ち運びもラク。階段などの段差部分もサッと掃除ができる。ゴミ捨ても、ダストケースを外すことなくボタンを押すだけで完了。ダストケースは分解して丸洗いできるので、清潔を保てる。
コードレス掃除機は日立工機も販売している
HiKOKI(旧日立工機)が販売しているダストケース集じん方式(ゴミをダストケースに溜めるタイプ)のコードレス掃除機。LEDライトが吸い込み口を照らすため、ゴミが見やすく掃除がしやすい。Amazon販売価格は7454円。
2018年モデルでおすすめのコードレス掃除機はダイソン
コードレス掃除機人気を牽引する「ダイソン」の2018年発売モデル。吸引モードを3段階から選べる。モーターを使わないヘッドであれば、最長60分運転できるのが魅力だ。
コードレス掃除機の人気者! コスパで言えばおすすめはマキタ
日本の総合電動工具メーカーであるマキタ。低価格で使いやすいコードレス掃除機を販売している。デザイン、性能ともにシンプルさを重視する人向けのメーカーだ。
ゴミに触れたくない人も使いやすい! コードレス掃除機のマキタ製品は紙パック式
マキタのコードレス掃除機は紙パック式。標準小売価格は3万6000円(税別)だ。ボタンを押すとフロントカバーが開くので、ゴミがたまった紙パックを簡単に捨てられる。ゴミを取り除くときにほこりが舞いにくいのも、紙パック式のメリットだ。
コードレス掃除機のマキタを使う時は予備バッテリーを準備するのもあり
マキタのコードレス掃除機は、バッテリーパックシステムを採用している。本体から取り外したバッテリーを充電器にセットする方式だ。強で約20分、標準で約40分連続使用できるが、駆動時間に不安がある人は、予備バッテリーを準備しておこう。
人気メーカーパナソニックのコードレス掃除機にはどんなラインアップがある?
冷蔵庫や洗濯機など白物家電に定評のあるパナソニックからは、「スティック掃除機」としてコードレス掃除機が販売されている。「POWER CORDLESS」シリーズを主軸としたラインアップ展開を行う。
コードレス掃除機のパナソニック製品は紙パック式? サイクロン式?
現在パナソニックで生産されるコードレス掃除機は、サイクロン式と紙パックレス式の双方。事項で紹介する「iT」や「POWER CORDLESS」はサイクロン式を採用している。
パナソニックのコードレス掃除機のなかで吸引力No.1!「POWER CORDLESS(パワーコードレス)」
新開発されたハイパワーモーターにより、最大吸引力205Wを実現。大容量バッテリーも搭載しており、強モードの運転時間は約6分だが長時間使えるロングモードならなら約60分の連続運転も可能だ。Amazon販売価格5万7200円。
少し前のモデルでも性能はいまだ現役! コードレス掃除機パナソニックのiT
「iT」は「i」の形と「T」の形の掃除機という意味で名付けられたコードレス掃除機だ。現在は生産終了しているが、Amazonなどでは現在も販売されている。壁際のゴミまでしっかり吸引できるよう、「ガバとり構造(パナソニック独自の構造。壁に当たるとノズル前面のシャッターが開く)」になっている。Amazon販売価格3万9800円。
【参考】うちに合うのは紙パック式?サイクロン式?それともコードレス?パナソニックの掃除機を徹底検証
今回は、コードレス掃除機の選び方やおすすめ機種を紹介してきた。小まめに掃除できる手軽さは、コードレス掃除機ならではの魅力だ。吸引力も昔より上がっているので、コードありの掃除機を持っている人も、サブでコードレス掃除機をぜひ使ってみてほしい。
※データは2019年11月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット