この商品が好きな人にはこんな一品もオススメ!
世間で知名度の高いカップ焼そばといえば日清食品「U.F.O.」、まるか食品「ペヤングソースやきそば」、明星食品「一平ちゃん夜店の焼そば」が有名で、これらが御三家として紹介されることもあるが、実は東洋水産のカップ焼そばがすごく強力なことはあまり知られていない。
東洋水産の焼そばには北海道の「やきそば弁当」のほかに、東北と信越地方を地盤とする「焼そばBAGOOOON(バゴォーン)」それ以外の地域向けの「昔ながらのソース焼そば」さらにはディスカウントや百均が主戦場の「ごつ盛り」「がつ盛」があり、ほかに「俺の塩」もある。これらを合計すると東洋水産がカップ焼そばのトップ企業だったりするのだ。
その中から「焼そばBAGOOOON」を紹介しておこう。
◆東洋水産「マルちゃん焼そばBAGOOOON(バゴォーン)」
東北地方で人気の地域限定商品。
パッケージには「ザク切りキャベツ入り!」「ホッとうれしいわかめスープ付」と書かれている。
楕円形断面のやや細ちぢれ麺は、サックリとした軽やかな噛みごたえ。そこにウスターと中濃を合わせた液体ソースをかけてからめる。甘みのあるまろやかな旨みのソースだ。そこに紅生姜入りのあおさをかけて仕上げる。かやくはキャベツとチキンダイス入り。
さらにこのシリーズならではの、わかめスープがつく。北海道や東北など寒い地域ではスープの存在が必須らしい。スープにはごま・ねぎ入り。このスープは「やきそば弁当」の中華スープとは違い、新たに用意した湯で作る。
文/大山即席齋
1959年に生まれ。日清チキンラーメン登場の半年ほど後輩の同級生。80年の下宿生活開始でインスタント麺との付き合いが開始。35年以上毎日インスタント麺を食す日本屈指のインスタントラーメン研究家。95年テレビ東京の「TVチャンピオン 第1回インスタント麺通選手権」に優勝。今までに食べたインスタントラーメンは1万食を超える。