クレジットカードの1枚使いは「トラブルがあったときに使えない」
複数枚持っているなかから、1枚だけをメインに使っていくというのであれば問題はありませんが、クレジットカードを1枚しか所有していなかった場合は、3つのデメリットがあります。
<クレジットカード1枚所有のデメリット>
1.所有の国際ブランドが使えないお店だった時に替えがきかない
2.クレジットカードが折れてしまったり、磁気に問題が出て使えなかったときに替えがきかない
3.限度額以上のものが買えない、使えない
こちらもひとつずつチェックしていきましょう。
1.所有の国際ブランドが使えないお店だった時に替えがきかない
例えばアメリカン・エキスプレスのクレジットカードをメインで使っていて、海外旅行先で使えないお店に入ってしまった場合は、現金で対応するほかありません。
国内ではVISA、mastercard、JCB、アメックス、discover、ダイナースと使えるお店は多いですが、ネットでは限定しているところもあります。
1枚だけを所有して使うときは、シェア率の高いVISAかmastercardを持つと良いでしょう。
2.クレジットカードが折れてしまったり、磁気に問題が出て使えなかったときに替えがきかない
クレジットカードは決済を行うアイテムです。
そのため、破損トラブルがないとは言い切れません。クレジットカード会社のシステム障害で使えないことや自分の管理の悪さで磁気をダメにしてしまうこともあります。
その場合は替えがないので、現金対応するしかありません。
3.限度額以上のものが買えない、使えない
クレジットカードは利用限度額が決まっています。
例えば利用限度額が50万円だったとして、出張が重なり翌月の支払いまでに30万円を使っていたとしましょう。支払いまでの間に大型家電が壊れて急遽買わないといけない、スーツを新調したいと20万円以上の支払いをクレジットカードでしようと考えていても利用限度額が超えてしまうため使えません。
この場合は、クレジットカード会社に連絡して増枠(増額)の相談をしてみる、もしくは出張経費が支払われてから購入する、スーツは現金対応にするのが良いでしょう。
高ステータスカードを持ちたいけれど、今の自分で発行されるのかと思い、アップグレードを狙っての一般カードを1枚使いする男性を周囲で見かけます。
申込み後の審査合否のリスクを考えると、招待をもらって確実に発行するのも良い方法ですし、利用限度額も上がっていくので使いやすくなるでしょう。
文/クレジットカード研究Lab(https://card-lab.com/profile/)
編集責任者 志田愛仁
雑誌編集者を経て、フリーライターとして紙媒体とWEBの両方で活動。その後バリューファースト専属のライター兼編集者となる。現在はインタビュアーも兼任。累計取材件数は1,200件以上。(2019年3月現在)