近年加速している“人口流出”を食い止める方法はあるのだろうか。ストレスオフ・アライアンスは、2016年から続く毎年14万人への調査をベースに、地域ごとの生活スタイル、健康問題、移住意向などとストレスの相関を分析。地域ごとのストレスオフな手立てを見出し、地域に対する満足度を向上し、加速する人口流出対策を模索した。
今回は『ストレスオフ白書2019-2020〈地域版〉』の内容を抜粋して紹介しよう。「移住意向者のストレスレベル」、「都道府県別 移住意向の低い県」が判明したので要チェックだ。
全国14万人調査47都道府県のストレスを分析
移住意向者のストレスレベル
移住意向者全体16.7%の中で、ストレスチェック点数を県外流出意向の割合から低ストレス者(48点以下)、普通(49-67点)、高ストレス者(68点以上)で分析。

移住意向がある方のストレスレベルを見ると、高ストレス者の割合が44.4%と低ストレス者の割合の17.6%に比べて2.52倍になっており、高ストレス者ほど移住を検討している傾向にある。
移住意向・地域満足度とストレスレベル
自分の居住地域の推奨レベルを、居住満足度0~10点の11段階で調査。移住意向あり割合中、満足(8~10点)、普通(5~7点)、不満足(0~4点)で分析。

全体では「満足」が16.6%、「不満足」が44.3%と2.67倍の差となる。居住地域の満足度はストレスレベルでは割合の変化は見られないが、「普通」もしくは「不満足」では高ストレス者割合が高く、特に「不満足」は5.12倍の差・「満足」以外の約80%以上で、移住意向とストレスレベルの相関性が見られる。
都道府県別 移住意向の低い県

移住意向の低い都道府県ランキングで見ると、第1位が「島根県」、47位が「東京都」という結果になった。
移住意向なし第1位島根県分析①(男女)

島根県は、全国と比較すると男性の移住意向率が顕著に低い傾向がみられる。
移住意向なし第1位島根県分析②(地域満足度)
島根県は、全国平均と比較すると「不満足」が1.20倍で評価は高くない。しかし「全体」~「満足」まで全て全国より高ストレス者が少なく、低ストレス傾向にある。

特に「普通」と評価しているゾーンで高ストレス者が0.79倍と少ないため、移住意向率が最も低いと考えられる。
移住意向なし第1位島根県分析③(ライフバランス・スコア)
「ココロの体力測定2018」調査90項目のストレス要因から、ストレス意識の数値を抽出し、独自の集計ロジックを用いて、大4項目、中28項目のライフバランスを算出した。

「倍率」は全国平均を1とした場合の差を表している(1>全国平均よりストレスが高い)島根県のライフバランス・ストレススコアを全国と比較すると、「デジタル環境」のストレスが最も低く、次いで「生きがい」「家庭環境・協力」「職場環境・制度」「働き方・休み方」「仕事の人間関係」「地域格差」などが低い傾向にある。特に「ワークライフバランス」「セルフライフバランス」「ソーシャルライフバランス」のストレスが低く、「ローカルライフバランス」はややストレス傾向にある。
調査概要
調査名 :ココロの体力測定2019
方 法 :インターネット調査
調査期間:2019年3月6日~3月18日
サンプル数:14万人(男女各7万人)
※都道府県ランキングに必要な数、各県1000サンプル以上を確保し、その後人口比率(都道府県、年代、有職割合)でウエイト修正
設問数 :15問
構成/ino
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